アイ,ロボット(I, ROBOT)/俺、ウィル・スミス!
2010.07.28 Wednesday 11:59アイ,ロボットI, ROBOT/2004年/アメリカ/アレックス・プロヤス
2035年、ロボットは人々の生活にかかせないものとなっていた。はみだし刑事、ウィル・俺・スミスは、やたらとロボットを憎みハイテクな生活とは無縁の暮らしを送っていた。ある日、俺スミスの知り合いである博士が、ロボット会社であるUSR社で自殺する。冒頭からいきなり俺のシャワーシーン。うっは。ヒロインのシャワーシーンにはもやがかかってるけど、俺スミスのシャワーシーンはくっきりあざやかだぜ! やっぱウィル・スミスはこうじゃなくっちゃね! そして「俺は孤独、俺のことは誰もわかってくれない…」っていうのも最高です。やっぱウィル・スミスはこうじゃなくっちゃね!
ロボットは『不気味の谷』ぎりぎりのデザインが素晴らしいと思います。トランスルーセント仕様は公開時期すでに若干時代遅れだったので、トレーラーなどで見たときには「ん…? いまさら…」と思ったものですが、今見ると実にいいですね。話が進むにつれてサニーに感情移入していけるのも、デザインがいいからだと思います。
俺スミスは「片腕マシン俺」ですが、アクションシーンのためのガジェットであると同時に「世界中でこんな俺は俺ひとり…」っていう俺特別感な理由になってて、俺スミスのキャラ付けには不可欠な要因です。俺、俺スミス!
わたしがウィル・スミスだーい好きになったのが遅かった(恥ずかしながら「ハンコック」以来)ので、はじめは「ウィル・スミスの映画なんか見ないよ」って思っていたのだけれど、今見るといいですね! こうやって、興味のなかったものに対して興味がわいてきたり、好きじゃなかったものが好きになったりするの、とっても楽しいことですよね。