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【2024年3月】格安SIM&オンライン専用プラン人気10回線 通信速度ランキング - 価格.comマガジン

【2024年3月】格安SIM&オンライン専用プラン人気10回線 通信速度ランキング

大手携帯キャリアのメインブランドと比べて毎月のスマホ料金が安い、オンラインプランやMVNOの格安SIM。料金が安いのはうれしいが、通信速度も気になるところ。実際はどうなのかを探るべく実施している人気回線の通信速度調査。2024年3月8日・12日に行った今回は、スピードテストの上り・下り平均速度が前回からわずかにスピードアップしたいっぽうで、Playストアからのアプリダウンロード平均速度はスピードダウンする結果となった。

1.【はじめに】通信速度の調査方法

スマートフォンの通信速度は時間帯や場所によって変化する。たとえば、休憩時間にあたる平日昼の12時台や、プライベートでの通信が増える夕方から深夜、都市部のターミナル駅周辺のように人口が極端に集中する場所においては、通信が混雑して回線速度が低下しやすい。ただ、その度合いは通信会社ごとに異なっており、重要な比較要素のひとつと言える。

本調査では、人口密度の高い地域に東京都千代田区の東京駅周辺、対照となる低い地域に長野県佐久市の佐久平駅周辺を選定。通信が集中する12時台と18時台、そして比較的通信が少ない14時台において、合計10回線の通信速度を調査している。

今回の調査日は東京駅周辺が2024年3月8日(金)、佐久平駅周辺が3月12日(火)。測定にはモトローラの「moto g50 5G」を用いた。

調査方法は以下のように「Googleのインターネット速度テスト」と「Playストアからのアプリダウンロード」の2通りを実施した。

【調査方法1】
端末のブラウザー(Chrome)でGoogleが提供しているインターネット速度テストを使用し、各地点・各時間帯で3回測定した上り/下り通信速度の平均値を算出した。

【調査方法2】
実際の体感速度に近い状況として、アプリのダウンロード時における通信速度を測定。「通信速度モニター」(Lufesu Inc.)による通信速度を表示した状態でPlayストアからアプリをダウンロードし、その間の速度推移を「moto g50 5G」の動画スクリーンショット機能で記録。測定終了後に動画を確認し、ダウンロード中の下り平均速度を算出した。限られた時間内で測定を行うために、開始から1分が経過した時点でもアプリのダウンロードが終わらない場合はインストールを中断し、その時点までの平均速度を求めている。

調査対象の回線は以下のとおりだ。本調査はこれまで大手キャリアのサブブランドおよびMVNOの格安SIMを対象に実施してきたが、2023年4月から対象回線を刷新し、大手キャリアのオンラインプランと楽天モバイル、サブブランド、MVNOから合計10回線を選択した。すべて5Gネットワークを利用できる状態で調査を行っている。

●調査した10種類の回線
(1)ahamo
(2)povo2.0
(3)LINEMO
(4)楽天モバイル
(5)ワイモバイル
(6)UQ mobile
(7)IIJmio(みおふぉん)モバイルサービス(タイプD)
(8)mineo(Aプラン)
(9)イオンモバイル
(10)BIGLOBEモバイル(タイプD)

2.速度が遅くなりやすい昼休み、12時台の測定結果は?

調査結果を詳しく見ていこう。まずは休憩中のユーザーが利用することで混雑しやすい12時台の結果からだ。

12時台の測定結果の平均値(東京駅周辺:2024年3月8日、佐久平駅周辺:2024年3月12日実施。単位はMbps、以下同様)

12時台の測定結果の平均値(東京駅周辺:2024年3月8日、佐久平駅周辺:2024年3月12日実施。単位はMbps、以下同様)

12時台の地点別の測定結果(左:東京駅周辺、右;佐久平駅周辺)

12時台の地点別の測定結果(左:東京駅周辺、右;佐久平駅周辺)

スピードテストの全体の平均は下りが66.43Mbps(前回は74.26Mbps)、上りが17.03Mbps(同16.45Mbps)だ。回線別に見てみると、下り通信速度はワイモバイルが182.73Mbpsで最も速く、povoが174.88Mbps、UQ mobileが157.65Mbpsと続いた。上り通信速度はpovoが41.70Mbpsで最も速かった。

アプリのダウンロード速度は全体の平均が23.99Mbps(同30.05Mbps)だ。回線別に見てみるとワイモバイルが58.11Mbpsで最も速く、LINEMOが46.11Mbps、povoが45.64Mbpsと続いた。

●スピードテスト下り平均速度のトップ3(12時台)
1位 ワイモバイル:182.73Mbps
2位 povo:174.88Mbps
3位 UQ mobile:157.65Mbps

●アプリのダウンロード速度のトップ3(12時台)
1位 ワイモバイル:58.11Mbps
2位 LINEMO:46.11Mbps
3位 povo:45.64Mbps

3.比較的速度が期待できる14時台の測定結果は?

次は休憩時間が明けてスマートフォンの利用も落ち着き、速度も回復してくる14時台の結果を見てみよう。

14時台の測定結果の平均(東京駅周辺:2024年3月8日、佐久平駅周辺:2024年3月12日実施)

14時台の測定結果の平均(東京駅周辺:2024年3月8日、佐久平駅周辺:2024年3月12日実施)

14時台の地点別の測定結果(左:東京駅周辺、右;佐久平駅周辺)

14時台の地点別の測定結果(左:東京駅周辺、右;佐久平駅周辺)

スピードテストの全体の平均は、下りが81.09Mbps(前回は81.99Mbps)、上りが16.39Mbps(同17.88Mbps)だ。回線別に見てみると、下り通信速度はワイモバイルが159.01Mbpsで最も速く、LINEMOが155.73Mbps、povoが110.68Mbpsと続いた。上り通信速度はLINEMOが32.50Mbpsで最も速かった。

アプリのダウンロード速度は全体の平均が31.29Mbps(同35.91Mbps)だ。回線別に見てみるとワイモバイルが48.69Mbpsで最も速く、mineo(Aプラン)が48.55Mbps、UQ mobileが44.06Mbpsと続いた。

●スピードテスト下り平均速度のトップ3(14時台)
1位 ワイモバイル:159.01Mbps
2位 LINEMO:155.73Mbps
3位 povo:110.68Mbps

●アプリのダウンロード速度のトップ3(14時台)
1位 ワイモバイル:48.69Mbps
2位 mineo(Aプラン):48.55Mbps
3位 UQ mobile:44.06Mbps

4.帰宅時間帯の18時台の測定結果は?

最後は、会社や学校が終わり再び通信が混雑し始める18時台の結果だ。

18時台の測定結果の平均(東京駅周辺:2024年3月8日、佐久平駅周辺:2024年3月12日実施)

18時台の測定結果の平均(東京駅周辺:2024年3月8日、佐久平駅周辺:2024年3月12日実施)

18時台の地点別の測定結果(左:東京駅周辺、右;佐久平駅周辺)

18時台の地点別の測定結果(左:東京駅周辺、右;佐久平駅周辺)

スピードテストの全体の平均は、下りが85.11Mbps(前回は75.05Mbps)、上りが17.27Mbps(同16.10Mbps)だ。回線別に見てみると、下り通信速度はワイモバイルが213.93Mbpsで最も速く、UQ mobileが189.08Mbps、povoが184.62Mbpsと続いた。上り通信速度はmineo(Aプラン)が34.73Mbpsで最も速かった。

アプリのダウンロード速度は全体の平均が33.86Mbps(同28.28Mbps)だ。回線別に見てみるとワイモバイルが64.98Mbpsで最も速く、povoが52.97Mbps、mineo(Aプラン)が52.37Mbpsと続いた。

●スピードテスト下り平均速度のトップ3(18時台)
1位 ワイモバイル:213.93Mbps
2位 UQ mobile:189.08Mbps
3位 povo:184.62Mbps

●アプリのダウンロード速度のトップ3(18時台)
1位 ワイモバイル:64.98Mbps
2位 povo:52.97Mbps
3位 mineo(Aプラン):52.37Mbps

5.すべての時間帯における総合結果は?

それでは、すべての時間帯における平均速度をもとにランキングを求めてみよう。参考として前回(2024年2月)と前々回(2024年1月)の調査結果も併記する。まずはスピードテストの下り通信速度からだ。

スピードテストの下り通信速度ランキング

スピードテストの下り通信速度ランキング

今回の1位はワイモバイルで185.22Mbps(前回は109.76Mbps)、2位はpovoで156.73Mbps(同188.62Mbps)、3位はUQ mobileで148.86Mbps(同221.96Mbps)だ。10回線全体の平均速度は77.54Mbps(同77.10Mbps)だった。

次は、スピードテストの上り通信速度の結果だ。

スピードテストの上り通信速度ランキング

スピードテストの上り通信速度ランキング

今回の1位はLINEMOで31.59Mbps(前回は28.83Mbps)、2位はmineo(Aプラン)で27.87Mbps(同30.64Mbps)、3位はワイモバイルで26.04Mbps(同27.65Mbps)だ。10回線全体の平均速度は16.90Mbps(同16.81Mbps)だった。

最後はPlayストアからのアプリダウンロード速度の結果だ。

アプリダウンロード時の下り通信速度ランキング

アプリダウンロード時の下り通信速度ランキング

今回の1位はワイモバイルで57.26Mbps(前回は48.16Mbps)、2位はUQ mobileで46.83Mbps(同51.02Mbps)、3位はpovoで44.42Mbps(同52.78Mbps)だ10回線全体の平均速度は29.71Mbps(同31.41Mbps)だった。

6.【さいごに】今回の結果まとめ

今回2024年3月の調査では、スピードテストの下り平均速度と上り平均速度がどちらも前回からわずかにスピードアップした。そのいっぽうで、実際の利用環境の一例としているPlayストアからのアプリダウンロード平均速度は5%ほどスピードダウンしている。

回線別に見てみると、ワイモバイルやイオンモバイルのようにスピードテストの下り速度とアプリダウンロード速度がどちらもスピードアップした回線もあれば、楽天モバイルやUQ mobileのようにすべての項目がスピードダウンした回線もあり、今回は通信会社ごとにスピード増減の傾向に大きな違いが見られた。

10回線全体の平均速度推移(2023年4月~2024年3月)

10回線全体の平均速度推移(2023年4月~2024年3月)

次回の調査実施は2024年4月上旬~中旬を予定している。新年度を迎えた各回線の通信速度がどのように変化するのか引き続き注目したい。

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