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【しばらくは安泰】今後10日間は強い寒気の南下なし | ペンギンおやじのお天気ブログ
【しばらくは安泰】今後10日間は強い寒気の南下なし | ペンギンおやじのお天気ブログ

【しばらくは安泰】今後10日間は強い寒気の南下なし

 冬型気圧配置が続く中でJPCZ(日本海寒気団収束帯)に発生した低気圧が昼頃に北陸に上陸後、不明瞭化しながら本州を通過し、夜には関東南岸で再び低気圧として顕在化します。低気圧近傍の北陸を中心に、近畿、東海、関東甲信では対流雲の発達や落雷、局地的な降雪の強まり、大雪、着雪、雪崩にご注意ください。関東甲信では山沿いや内陸部を中心に、夕方から明日未明にかけて降雪が予想されているところがあります。


地上天気図




 中部山岳ではこの低気圧の影響で今夜までを中心に、かなりの降雪量が予想されています。明日夕方までの積算降雪は、北アルプス北部(白馬岳付近):1m以上、北アルプス南部(奥穂高岳付近):60cm、中央アルプス:20~30cm。降雪量が多いので新雪雪崩や雪庇などにご注意ください。また、今日の夕方までは稜線は20m/sの西からの強風が予想されています。慎重な行動をお願いします。


MSM積算降雪図




 さて、本日の気象庁の週間予報資料と各国の予想図によりますと、日本の南海上でサブハイ(亜熱帯高気圧)が強く寒気の南下をブロックするため、今後10日先までは一時的に冬型になることはあっても持続する強い寒気は南下しないようです。以下に気象庁の1/11の週間予報資料 とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、地上平均気温、降水量・日照時間、850hPa気温推移と併せてご覧ください。


気象庁HP 週間天気予報

※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。



1/12(月)

 日本付近をトラフ(上空の気圧の谷)が通過、冬型気圧配置が強まります。地上天気図では等圧線が縦縞の「山雪型」に変化。西日本から北日本の日本海側では雪が降るところが多いです。太平洋側では概ね晴れますが、雪雲が流れて来るところもある見込みです。沖縄・奄美は高気圧に覆われて晴れますが、南に行くほど湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。


1/13(火)

 大陸から移動性高気圧が進んでくるため、西から冬型気圧配置が緩んできます。日本海側では寒気が残る影響で雲が広がりやすく雪が残るところがありますが、次第に回復する見込み。太平洋側では概ね晴れる予想になっています。沖縄・奄美はトラフ接近の影響で雲が広がりやすいです。以降、沖縄・奄美は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りベースの天気の予想になっています。


1/14(水)

 日本付近を移動性高気圧が通過、沖縄・奄美を除いて全国的に晴れるところが多いです。


1/15(木)

 日本付近をトラフが通過します。その影響で、北・東日本の日本海側では雲が広がりやすく雪や雨が降るところがあります。西・東日本の太平洋側でも、高気圧縁辺の湿った空気の影響で、沿岸部を中心に雲が広がりやすい見込みです。


1/16(金)・1/17(土)

 日本付近を次のトラフが接近、対応する低気圧が1/16に日本海西部または西日本南部に発生する見込みです。1/16後半から1/17に別の低気圧が関東南岸に発生、発達しながら北東進、日本付近は一時的に冬型気圧配置になります。1/16は全国的に雲が広がりやすく、雨が降り出すところがあります。1/17は低気圧の影響で東北から西日本で雨が残るところがあります。日本海側では寒気の影響で、雪や雨が降りやすいお天気の予想になっています。


1/18(日)

 東シナ海の高気圧が日本付近に張り出してきて、冬型気圧配置は緩んできます。寒気の影響が残る日本海側では雲が広がりやすく、雪や雨が降るところがあります。太平洋側では概ね晴れる見込みです。


※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。



【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)
上段:1/13-1/15、下段:1/16-1/18

ハッチング部は前24hに5mm以上の降水量が予想されている領域


地上天気図



【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)
上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差
ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い


850hPa気温推移





 気象庁の週間予報資料によると、1/16前後5日の北半球500hPa天気図は高度5880m以上を目安とするサブハイ(亜熱帯高気圧)が強いです。このため、日本付近(図の右下中央)は北からの寒気が南下しにくいようです。


500hPa天気図





 欧州中期予報センターECMWFの1/20の予想図でも、南海上でサブハイが強いです。果たしてこの後でどうなるのか注目です。


ECMWF500hPa高度850hPa気温