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韓国、「イチゴまで日本技術盗用」底流で始まった韓国バッシング | 勝又壽良の経済時評
韓国、「イチゴまで日本技術盗用」底流で始まった韓国バッシング | 勝又壽良の経済時評

韓国、「イチゴまで日本技術盗用」底流で始まった韓国バッシング

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新種開発と胸を張るが
サムスンが日本で拒絶

いやはや、日本人に対する韓国人のコンプレックスが、ここまで酷いとは想像もしていなかった。韓国の反日現象の根底には、拭いがたい劣等感が存在している。あらゆる点で日本に対抗したい。これが韓国人の切ないまでの対日意識である。それが実現できない。そのフラストレーションが、理由なき日本批判となっている。どうしても諦めがつかないのだ。この事実を、日本人はしっかりと認識しておくべきであろう。

「イチゴで日本に勝った」は、韓国紙『朝鮮日報』(1月31日付け)記事である。あたかも、韓国産イチゴがゼロから出発して日本産を圧倒したのか。そう勘違いさせる記事である。日本の新種イチゴの苗が韓国に持ち出されて、九州のイチゴ農家が大変な損失を被った。そういう過去の記事を思い出したのだ。韓国のイチゴ新種開発は、日本の新種同士を勝手に掛け合わせたに過ぎない。おおもとのイチゴ栽培技術は、日本製であるのだ。

これぞ、まさしく「知財権侵害事件」でないのか。そう思って改めて調べると、韓国の日本技術「盗みだし事件」は山ほどあった。日本の技術なかりせば、韓国経済は成り立たないのが現実である。それを忘れて、日本批判をしている。中国と全く同じ振る舞いである。中韓は「同じ穴の狢(むじな)」と言うべきであろう。

新種開発と胸を張るが
『朝鮮日報』(1月31日付け)は、次のように報じた。

①「韓国人が食べる韓国産の果物で一番人気があるのは何だろうか。売上高を基準にするなら、正解はイチゴだ。リンゴ・ミカン・スイカなどを思い浮かべる人も多いが、実はそうではない。2012年のイチゴの売上高は1兆1888億ウォン(約1120億円)。2位以下はスイカ・リンゴ・トマト・ミカンと続く。イチゴは消費額で見れば卵や唐辛子に匹敵する重要な食品だ。イチゴは少し前まで、日本の品種ばかりだった。知的財産権に基づき品種開発者に栽培料を支払わなければならなくなるピンチにも直面した。しかし、数多くの試行錯誤を経て品種開発や試験栽培、そして市場開拓に成功し、日本の品種は実質的に消えた。果物・野菜類のうち、イチゴは種子自給率1位だ。品種交代が進んだだけではない。味・形・大きさなど品質も優れており、今年からは海外販売にも本格的に乗り出す」。

中国の古い諺に、「井戸を掘った人への恩義を忘れない」と言った主旨のものがある。これから言えば、韓国のイチゴ農家は日本人の営々として開発してきた新品種に対して、微塵の感謝もそれに言及もしない記事であることが分かる。韓国には「一緒に井戸を掘り、一人で飲む」というものがあるという。さしずめ、日本の新品種開発での努力成果をこっそりと盗み出し、韓国独自の新品種開発を宣伝しているのだ。もともと、韓国ではイチゴを栽培して経験がないから、イチゴを食する習慣もなかったのであろう。「数多くの試行錯誤を経て品種開発や試験栽培、そして市場開拓に成功し、日本の品種は実質的に消えた」と胸を張った記事だが、日本の新品種を掛け合わせただけである。詳細は、次のパラグラフのコメントで取り上げるが、余りにも日本を無視した記事と言うべきだ。

②「韓国イチゴ生産者代表格のキム・テイルさんは、次のように語っている。10年前までは『レッドパール』や『章姫(アキヒメ)』といった日本の品種が99%でした。今は『雪香(ソルヒャン)』・『苺香(メヒャン)』などの韓国産が80%です。日本産は今、韓国産の出荷時期(11月~4月)以外にかろうじて出ているくらいである。『雪香』と『苺香』はキム・テイルさんの論山試験場で作られた品種だ」。

10年前までの韓国のイチゴ市場では、日本産の「レッドパール」や「章姫(アキヒメ)」が独占していた。ところが現在では、韓国産の「雪香(ソルヒャン)」や「苺香(メヒャン)」が日本産を駆逐し、韓国イチゴ市場を独占している、というのだ。一見すると、韓国イチゴ生産者の独創的な研究による成果と思われるが、事実は全く違うのである。以下の通り、日本産新種を単純に掛け合わせたに過ぎないのだ。それが、「韓国産新種」と称している「厚かましさ」に呆れる。

(1)韓国産の「雪香(ソルヒャン)」は、日本品種の「章姫」×「レッドパール」を掛け合わせただけである。
(2)韓国産の「苺香(メヒャン)」は、日本産の「栃の峰(トチノミネ)」×「章姫(アキヒメ)」を掛け合わせたにすぎない。
(3)韓国産の「錦香(クムヒャン)」は、日本産の「章姫(アキヒメ)」×「とちおとめ」の掛け合わせである。
いずれも、韓国では本来育てられていない筈の日本産品種同士の交配に過ぎないのだ。

韓国『聯合ニュース』(2009年10月20日付け)は、「韓国で開発したイチゴ新品種の国内栽培比が日本品種を追い越した」と報道した。「雪香(ソルヒャン)など国内品種の栽培率が高まったのは、日本品種に比べておいしいうえに収穫量が多く、病害虫に強くて栽培技術も安定化されたため」と主張している。日本の知財権を完全に無視した話しである。経費をかけずに利益だけは頂く。中韓は揃って元手いらずの商売に熱心なのだ。

日本のイチゴ技術が存在しなかったら、韓国が掛け合わせをするという「芸当」も考えつかなかったはずである。「『雪香』と『苺香』はキム・テイルさんの論山試験場で作られた新種だ」とは、韓国の知財権に対する無知と傲慢さを物語っている。韓国が日本技術を不法に持ち出して悪用した例は、このイチゴのほかに「ごまん」とあるのだ。

韓国の自動車や家電はすべて日本技術が出発点である。自動車は三菱自動車、家電はオール日本家電メーカーからの技術漏洩である。自動車も家電も、日本メーカーが新製品を出すと、日本国内にある韓国メーカーの「研究所」ですぐに分解するのがパターンである。こうして陰に陽に日本技術に依存して発展してきたのが韓国経済である。そうした認識が韓国ではきわめて希薄である。感情のおもむくままに日本を批判している。これは、一種の日本への甘えでもあるのだ。困れば日本が何とかしてくれるはず。そういった他力本願的な部分が実に多いのである。

日韓は対馬を挟んで隣り合う両国である。それにも関わらず、韓国からの日本批判報道は、完全に度を越した「敵国」に対するものである。日本が存在しなければ、あらゆる面で韓国は存立不可能である。韓国の数少ない「知日派」は、朴大統領の「反日宣言」で動きが取れない状態になっている。これを背景にして、日ごとに悪化する対日ムードのなかで、日本経済界からは「韓国バッシング」が静かに始まっている。その現実を韓国は知らなくてはならない。昨年の韓国への日本による直接投資額は26億9000万ドル、前年対比40.8%も減った。 韓国の日本への甘えに「覚醒」が必要な時期である。

サムスンが日本で拒絶
韓国紙『中央日報』(1月27日付け)は、コラムで「韓国の知日派がもっと出てこなければならない」(筆者は、イ・チョルホ首席論説委員)を掲載した。

③「昨年末、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が密かにに日本に渡った。昨年春にシャープの株式3%を取得したのに続き、追加資本投資のための極秘出張だった。この交渉は冷たく物別れに終わった。サムスン電子関係者の話だ。『昨年夏から旭日旗議論と韓国サッカー応援団のプラカード(『歴史を忘れた民族に未来はない』)問題で流れがおかしくなった。突然、日本の財界が技術流出を問題視し始めた。年末の2度目の交渉時の雰囲気は、まともな話もできないほど殺伐としていた。日本の政界・財界を意識したためなのか、シャープは最初から接触自体を避けた。韓日経済戦争―または、経済報復―が水面下で実際に進められており、ひやっとする感じを受けた」。

今や世界にときめくサムスン副会長が昨年末、シャープへの追加投資案件で訪日した。ところが、日本側の態度が一変して冷たく、シャープは面会さえ避けたというのだ。これが、日に日に強まる韓国の日本批判への日本の「解答」なのだ。日本をいくら批判しても「実害」はない。そういった韓国の甘えへのしっぺ返しが始まっているのであろう。

④「日本は与しやすい隣国ではない。南北関係をもつれさせる秘密兵器も持っている。日朝国交正常化カードだ。双方の秘密接触は、依然として現在進行形だ。今度はモンゴルが中間で架け橋となっている。モンゴルは相撲の横綱を10年余り占めるほど日本と情緒的に近い。北朝鮮とはモンゴル大統領が金正恩(キム・ジョンウン)体制発足後、海外の首脳で初めて平壌(ピョンヤン)を訪れるほどの蜜月関係だ。昨年3月の安倍首相のモンゴル訪問と9月のモンゴル大統領の日本答礼訪問も普通ではない三角外交だ。日本の植民地賠償金だけでも200億~300億ドルと推算される。この18年間に、韓国が北朝鮮に支援した規模の10倍だ」。

日本を甘く見るな、と言っているのだ。日本は、北朝鮮との交渉で「南北関係をもつれさせる秘密兵器も持っている」と見ている。モンゴルと日本との密接な外交関係は、日本が北朝鮮を睨んだ「三角外交」で得点を上げて、誘拐事件による人質解決に動き出していると観測している。日本側にはこうした分析はないが、そう言われてみれば合点が行く。

安倍外交では、無原則に外国訪問をしている訳でない。ASEAN(東南アジア諸国連合)10ヵ国首脳をすでに直接訪問している。その総仕上げが、昨年12月の東京でのASEAN首脳会議である。日本理解への布石を打ったのだ。ASEANと密接な関係をつくって、北朝鮮を誘拐事件解決に向けて真剣にさせる。安倍外交の「細工は流々仕上げを御覧(ごろう)じろ」という面も否定しがたいのだ。あちこちに布石を打っている。中韓はその安倍外交の狙いが読めないのかも知れない。

⑤「このところ日本の歩みが神経質的に変わったのは事実だ。だが、感情的に対応することではない。私たち自ら『日本右傾化=帝国主義』という図式的判断に捕らわれているのかもしれない」。

日本右傾化批判は、中韓の「シュプレヒコール」とも言える。このブログで指摘したが、民主共和政治では「右傾化」=「軍国主義」はあり得ない。ドイツ哲学者イマニュエル・カントが鋭く指摘したように、「軍国主義」は中国のような専制独裁政治において生まれるものだ。専制独裁国家の中国が、民主主義政治の日本を「軍国主義」批判するのはお門違いのお笑い種である。中国こそ軍国主義国家そのものだ。

⑥「安倍首相の突出行動は多分に国内政治用だ。日本の相手は韓国ではなく中国という事実は公然の秘密だ。安倍首相の韓日首脳会談への求愛をいつまでも拒絶することではない。朴槿恵(パク・クネ)大統領がむしろ奇襲的に応じるのも方法だ。無駄に(日本の)経済報復や厭韓感情を刺激するのは自殺行為と変わらない。いつになく感情を抑え落ち着いて韓日関係を管理しなければならない時だ。金九(キム・グ)先生は、『隣国をよく知る親日派は多いほど良い。いなければ作らなければならない。私は反民族的親日派を嫌うだけだ』。この発言を直接聞いたという在日史学者の崔書勉(チェ・ソミョン)先生の証言だ。より多くの冷徹な親日派を求めた金九先生の言葉をもう一度かみしめてみればと思う」。

安倍首相は健康上の理由で、第1次安倍内閣を投げ出さなければならなかった。その挫折感が、再び政権に着いて生かされているはずだ。経済・外交の面で、中国がこれほどまでに「日本批判」する背景には、安倍政権の「手強さ」を実感している面もある。かつて毛沢東は、米国との復交を決意した背景に、「保守主義者は信用できる」と発言して、ニクソン大統領と会談している。習近平氏が毛沢東ほどの力量があれば一転、安倍首相と会談へ踏み切る可能性もある。その力量がなければ、日本への奇襲攻撃の前兆として読み解く必要がある。日本は、「和戦両様の構え」が必要になっているのだ。

韓国は、こうした日中関係の狭間に立って何をすべきかである。中国の尻馬に乗っていると、中国から「背負い投げ」を食わされる恐れがあるのだ。中国は韓国を利用しているだけである。日本が北朝鮮と電撃的和解に進めば、中韓は完全な外交的敗北になる。韓国は、こうした危ない橋を渡ることを止めて、日米韓三カ国の関係に戻るべきである。日韓は経済関係でも密接なものがあるのだ。日本の技術なしではやって行けない。そうした現実を冷静に見直すべきである。重ねて言えば、中国の尻馬に乗る愚を悟る時期である。

(2014年2月11日)


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