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日本がバカだから戦争に負けた 角川書店と教養の運命 (星海社新書)

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本の詳細

  1. 本の長さ
    272ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    星海社
  4. 発売日
    2017/10/26
  5. 寸法
    10.7 x 1.2 x 17.3 cm
  6. ISBN-10
    4065105536
  7. ISBN-13
    978-4065105535
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本の概要

「角川書店」論=戦後日本文化論の決定版!
日本がバカだったから戦争に負けた。そう考えた角川書店創業者・角川源義は、戦後日本の「教養」の復興をめざし、角川文庫を創刊する。二代目角川春樹の「大衆文化」、三代目角川歴彦の「オタク文化」、そして四代目となるドワンゴ代表・川上量生の「工学的知」と角川4代は「教養」をいかに変貌させたのか。戦後日本の「知」の運命とその将来を見通す。『「おたく」の精神史』と『二階の住人とその時代』に続く、大塚英志にしか書けない〈八〇年代サブカルチャー私史三部作〉完結編にして、メディアの未来を予言する必読書。

著者について

大塚 英志
まんが原作者・批評家
1958年東京都生まれ。まんが原作者としての近作に『クウデタア〈完全版〉』『恋する民俗学者』(http://comic-walker.com/)、海外のまんがアニメ研究者の日本語による投稿論文に門戸を開く研究誌『トビオクリティクス』を主宰。批評家としての近著に『感情化する社会』、『まんがでわかるまんがの歴史』、『動員のメディアミックス』(編著)など。

著者について

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大塚 英志
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1958年生まれ。まんが原作者、批評家。『「捨て子」たちの民俗学』(第五回角川財団学芸賞受賞)などがある。神戸芸術工科大学教授、東京藝術大学大学院兼任講師。芸術工学博士(「BOOK著者紹介情報」より：本データは『 映画式まんが家入門　(ISBN-13: 978-4048685627 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

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カスタマーレビュー

星5つ中3.1つ5つのうち3.1つ
7グローバルレーティング

上位レビュー、対象国： 日本

gtgt
5つ星のうち1.0Amazonで購入
読後のガッカリ感が大きくて
2023年2月14日に日本でレビュー済み
タイトルから想像した内容に期待して読み始めましたが、正直ひどい。
あの角川文庫の創刊の言葉とタイトルに関する記載はごくわずか。
筆者と三代目歴彦さんの因縁は良いとして、終始その記載がほとんどで特に二代目春樹さんに関する記載も極小。
今回の歴彦さん逮捕以上に、角川のターニングポイントあろう春樹さん逮捕は一行のみ。
角川の歴史を知るためには他の本が必要です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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天使のくま
5つ星のうち4.0
ビジネス書としてもおもしろいです。プラットフォーム戦略ってね。
2018年1月8日に日本でレビュー済み
角川書店が設立されたときからプラットフォームビジネスをしていた、というのが発見。出版社というプラットフォームをつくり、教養となるコンテンツをそこに引っ張ってきた。コンテンツはオリジナリティはなかった。そこから先、ドワンゴまで続く。 自分の中で、消化する必要があるとはいえ、プラットフォーム戦略などというビジネス書みたいな読み方もできる。... さらに表示
角川書店が設立されたときからプラットフォームビジネスをしていた、というのが発見。出版社というプラットフォームをつくり、教養となるコンテンツをそこに引っ張ってきた。コンテンツはオリジナリティはなかった。そこから先、ドワンゴまで続く。
自分の中で、消化する必要があるとはいえ、プラットフォーム戦略などというビジネス書みたいな読み方もできる。
文化系知と工学科系知の融合っていうのは、どこの会社でもこれからテーマになるし、たぶん、日本全体でも必要になるんだろうな。その差のなさが、日本がバカになっている、というのはぼくの解釈。
タイトルは、角川源義が角川書店を設立するにあたって考えたこと。でも、たぶん著者は現在の日本のことも意識している。日本はいま、戦争に負けつつある、というのもぼくの解釈。
角川書店というものを参考に、日本の戦後の教養について描かれた本として面白いです。でも、それはそれとして、もっとはっきり言ってしまえばいいこともあるような気がして。そんなことが気になります。
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TAKAVIN
5つ星のうち5.0
サブタイ見ないと大火傷
2017年10月27日に日本でレビュー済み
読み終わると納得するタイトルだが、書店店頭では
手に取れないタイトルというか、誤解されてしまう。
角川書店と教養の運命が、すなわち大衆の教養を
なぞってきたことに納得させられる評論。
確かに稀代のトリックスターたる角川社長に
踊らされた文化人や大衆は多い、その屍を読み解く本。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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