東福岡・藤元監督「一つ一つの積み重ね」=春高バレー男子 優勝監督・選手コメント
昨年の春高バレーで星城(愛知)に敗れた悔しさを糧にし、今季、高校3冠を達成した東福岡(福岡)の選手たち 【坂本清】
試合後の会見では、藤元聡一監督やキャプテンの森健太郎をはじめ、多くの選手が昨年3冠を達成した星城(愛知)に準決勝で敗れた悔しさを糧に、1年間努力を続けたことを明かした。また、2年生ながらコートに立った金子聖輝らはコートに立つことができなかった3年生たちへの感謝の気持ちを述べた。
藤元監督「すべての大会で日本一を目標にやってきた」
大会MVPに輝いた金子は「3年生にずっと助けられてばかりだった」と口にし、コートに立てなかった3年生に感謝した 【坂本清】
また、彼らのほとんどが福岡県の小学校・中学校でバレーをやってきています。小学校・中学校の先生方、あるいはチームに心から感謝したいと思います。
森(1番) 昨年、ベスト4で星城高校に敗れたので、今季こそ高校3冠を取ろうという気持ちでやってきました。夏の高校総体、秋の国体で優勝し、今回の春校バレーでも優勝することができて大変うれしく思います。試合に出ることができていない3年生がしっかりと自分の仕事をし、私たちをサポートしてくれたことが勝ちにつながったと思います。
竹下翔太(2番) 高校に入ってからを振り返ってみると、思い出したくもないような練習もたくさんありました(笑)。自分みたいに中学の途中からバレーをはじめたへたくそでも、この舞台に立てるということが証明できたと思います。
永露元稀(3番) 東福岡に来て良かったと、今やっと思っています(笑)。昨年、星城に敗れてから、絶対に3冠を取ろうという目標を持って、この1年間取り組んできたので、結果的にそれが達成できて良かったと思います。
谷口渉(5番) 昨年の星城戦で自分のミスから負けにつながったのですが、今年こそは勝って日本一になるという思いがあったので、今季は3冠を取れて良かったと思います。
金子(7番) 昨年の星城戦に出ていて、何も分からないまま、3年生に支えられたままコートに立っていました。今季は1つ学年が上がり、自分も支える側になろうと思っていたのですが、3年生にずっと助けられてばかりで、事前合宿でも3年生14人に支えてもらいました。でも、今大会は自分も少しは周りを助けられたのではないかと思います。
古賀健太(8番) 昨年は足をけがしてしまい、春高バレーの舞台に立つことができず、みんなの活躍を見ることしかできませんでした。なので、来年は自分もこの舞台に立ちたいという思いでこの1年を過ごしてきました。総体、国体と優勝しても、自分はレギュラーのみんなに助けられてばかりでした。みんなの支えがあったから、ここまで成長できたと思います。最後は3年生と笑って終わることができたので良かったです。
井口直紀(9番) 昨年、星城高校に敗れ、先輩から「来年こそは頼んだ」と言われて、これからは自分たちが引っ張っていくことを心に感じました。3年生はもちろん、自分たちをサポートしてくれる人たちのおかげで勝てたと思いますし、魂のバレーで勝つということを信じてきて良かったと思います。これからまた、魂のバレーで勝負していきたいと思います。
正近幸樹(11番) 今季からリベロで出て、最初は何も分からず3年生に支えられてきました。試合に出ていないサポートの方が支えてくれたから、ここまで来ることができたと思います。