ヘルプ

<< サザエさん 都市伝説 最終回 のページ検索結果にもどる

このページでは http://toriatama5.blog36.fc2.com/blog-entry-354.htmlのキャッシュを表示しています。

キャッシュとは、提携する検索エンジンが、検索結果表示用の索引を作る際に各ページの内容を保存したものです。
→ キャッシュとは?
元のページは変更されている可能性があります。現在のページ内容はこちらから確認できます。

※HTMLバージョンとして表示する際、レイアウトが崩れたり、文字が読めなくなる場合があります。ご了承ください。

Yahoo! JAPANはページ内のコンテンツとの関連はありません。

いきなり最終回 | 宝画戯言(改)

いきなり最終回

1 0
20051229-1.jpg

『サザエさん』は、「長谷川町子」作の4コマ漫画。

1946年4月22日に福岡の地方新聞「夕刊フクニチ」で連載をはじめたものの、長谷川町子が上京するために連載をひとまず打ち切り。漫画の舞台は九州・博多でサザエは独身だったが、連載を打ち切る時にサザエが結婚している。
長谷川町子の一家が東京の桜新町へ引っ越した後は、再び「夕刊フクニチ」で連載を再開。サザエさんの舞台も東京へ移り、サザエの伴侶・フグ田マスオが磯野一家に同居する。
掲載紙は間もなく「新夕刊」に移り、「朝日新聞」の夕刊を経て、1951年4月16日からは「朝日新聞」の朝刊に移るが、作者の一身上の都合や病気で度々休載になることもあった。1974年2月21日の連載をもって3年間の休載に入りそのまま打ち切られている為、この日が最終回となった。
原作漫画は連載が6477回。

『サザエさん』の単行本は、作者の町子と姉の毬子が共同で設立した「姉妹社」が独占して行ってきたが、町子の死後の1993年4月に姉妹社が廃業し、すべて絶版となった(全68巻)。
版権は財団法人長谷川町子美術館が継承したが、同年9月に「朝日新聞社」から文庫本が発行された(全45巻)。
姉妹社版、朝日新聞社版を合わせた単行本の発行部数は8600万部以上に達する。
尚、「サザエさん」単行本化に際しては、新聞掲載前日に起こった出来事の理解が必要な回、初期連載作品で現在とは登場人物の設定が異なる回、やむをえない理由で(単行本として後世に残すには)不適と判断された回などは省かれている場合があり、その数は700本以上という。

アニメの放送は1969年10月5日からである。「サザエさん」ほど、原作とアニメで、内容がかけ離れている作品はないだろう。
漫画は、新聞連載という事もあり、ほのぼのとした味を持ちながらも、社会風刺やブラックユーモア、時代背景を象徴する内容が多い。
しかし、アニメでは、そういった毒気は一切無く、長寿番組になったが故か、時代背景はほとんど無視されている。時事ネタは無く、季節ネタ・当り障りの無いエピソードばかり扱うようになる。
長谷川町子も、生前、アニメ放映には乗り気でなく、「今テレビでやっているサザエさんは、私のサザエさんとは全く別のものです。私はテレビのサザエさんとは何の関係もありません」と、アニメを批判するような発言をした事もあった。
アニメ版しか知らない人も多いだろう。是非一度、漫画の方も見てもらいたい。あまりの絵の汚さ、面白く無さにビックリすることだろう。

さて、長谷川町子は既に死去しており、当然「サザエさんの最終回」は存在していない。
アニメの方は現在でも毎週放送されているし、漫画原作の方では一応の最終回はあるが、この最終回も休載前に描かれたというだけのごく普通の1話と変わらないようなエピソードで、最終回と呼ぶに相応しいものではない。連載が再開されることがなかったので、そのエピソードが実質的な最終回となってしまったに過ぎない。
しかし、「サザエさんの最終回」が存在していないということは、誰がどんな「最終回」を想像しても自由ということである。実際、様々な「サザエさんの最終回」が都市伝説のように世間に流布している。
その代表的なもの2つを紹介する。

【サザエさんの最終回・1】
ある日、カツオは商店街の買い物券で福引をし、1等のハワイ旅行を引き当てる。
この幸運に沸き立つ磯野家の人々はすぐにハワイ旅行へと旅立った。
ところが、一家を乗せた飛行機は途中で海に墜落。
海面に投げ出された磯野家の人々はサザエは貝のサザエに、カツオは魚の鰹にといったようにその名が示す海の生き物の姿に戻り、海の中へと帰っていった。


【サザエさんの最終回・2】
サザエさん一家が幸福であったのは、テレビアニメなどで描かれているあの時期だけのことであった。
その後、カツオは非行に走り少年院入り、ワカメは売春で逮捕。
フネは不倫に明け暮れるようになり、波平は心筋梗塞で死んでしまう。
さらに、タラちゃんが事故死するに及んでノイローゼになったマスオは自殺してしまい、この一家崩壊の現実に耐えられなかったサザエはキッチンドリンカーに…。


このように、「サザエさんの最終回」に関する都市伝説は、「不幸な結末が待っている」というものがほとんどである。おそらく、「サザエさん」で描かれている家族像があまりに幸せそうなために、最終回もそのままハッピーエンドじゃつまらない。故に、幸せをぶち壊す最終回の方が面白く、ウケが良かったのだと思われる。
確かに、磯野家に存在する問題点と言えば「カツオの成績が悪い」ことくらいである。嫁姑問題も無ければ、家庭内暴力、不倫、老人介護、夫の失業など、世の中に蔓延する諸問題からは一切無縁である。そんな順風な磯野家が羨ましくもあり、憎らしい。なので、最終回くらい辛酸を舐めさせてやろうという気持ちも痛いほど分かる。

かつて、磯野家は「理想の家庭像」とされてきたが、今や、そんな理想は叶えられないという現実に、人々は気付き始めた。
それなのに、毎週見せ付けられる理想像。
磯野家に向けられていた「羨望の眼差し」は、今や「敵視」に代わっているのかもしれない。

20051229-2.jpg

さて、話は変わって。
1991年までは、放送の最後にサザエさんがマメ等を投げ食いしていたところを視聴者に見つかり、慌てて隠すシーンで咽喉に詰まらせ「フンガフッフ」とやっていた。
しかし、東北大学医学部附属病院耳鼻咽頭科と国立小児病院小児科の医師から、「これを子供が真似て投げ食いで気管を詰まらせると最悪の場合は死亡事故がありうる」と指摘された。
そのため、フジテレビは長谷川町子に了解を取って、1991年10月20日放送より「じゃんけん」に変更され、「じゃんけんポン! うふふふふふふ」という形式となった。

つい最近「じゃんけん」に変わったという印象があったが、もう14年も「じゃんけん」してるのか。
私もたまにサザエさん相手に「じゃんけん」することがあるが、「アイコ」だった時の「何ともいえない感」は一体どうしたらいいのだろうか?

さて、この「じゃんけん」の傾向と次回の予想を、真剣に考察しているサイトがある。
現在、1991年10月20日~2005年12月25日までの全739回の「サザエさんの過去の手」を記載し、それを「年毎」「回の1の位毎」「月毎及び週毎」に分析し、その分析結果から、次の手を予想している。
馬鹿馬鹿しい事とは思うが、ここまで真剣にやられると、むしろ感心してしまう。
だが、これまでの「次の手予想」の正解率は「40.1%」。適当に言った場合の正答率は「33.3%」。あまり成果は出てないようだ…。

来年最初の「サザエさん」の放送は1月8日。その年の運勢を占うつもりで、サザエさんと真剣に「じゃんけん勝負」してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、、2005年12月25日の「サザエさんの手」は「パー」である。

(評価 漫画:20点/100点、アニメ:30点/100点)

「サザエさんジャンケン学」

←ランキングに参加中。クリックお願いします。

アクセス解析
fc2LoadMore('');