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YAMAHA CA-1000・CT-800 | 憧れのAudio

YAMAHA CA-1000・CT-800

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今回は以前ロクサンROK-DP1ミュージカル・フィディリティ社のA1の修理依頼をして頂いた岡山のH氏よりの依頼でYAMAHAのアンプCA-1000とチューナーCT-800の修理とオーバーホール依頼です。
YAMAHAらしい綺麗なつくりの製品で、部屋の置物としても悪くないですね。
CA-1000はA級モードにした時にノイズが出るそうで、CT-800は電源ON後しばらく音量が安定しないとの事です。

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早速アンプの分解です。
ノイズ対策?カバーがされて内部の確認が簡単には行きません。
配置も立体的場部分があり手間隙かけて作られており組み立てコストだけでもかなりの額になると思われる作りです。
A級時のノイズを先に調査しましたがこちらは後で記載します。
まずはオーバーホール関係です。

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ボリューム類は分解出来る構造なので分解すると案の定接点部分に使用に伴う傷汚れが有りましたので清掃します。

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接点類も見事に酸化して黒ずんでいました。接点はかなりの数があったのでボリュームと合わせて清掃するのにまる1日を要してしまいました。
あれもこれもと機能があるのもオーバーホール泣かせです。

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さてA級時のノイズですが出力基板上で信号にノイズが載るポイントを探して此処と思われるトランジスタを交換しましたが修理できず、次々とトランジスタを交換するもノイズはなくなりません。
A級切り替えのSW類は既に清掃していますので問題がないのでどうしたものでしょう。

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不具合の状態から電源かな?との思いも有りましたが実際に電源を調べるとなんとA級時のトランス直後の整流波形に0.5Vからのリップルがありこれを何とか抑えようとしましたがどうにもならず今回のノイズ修理は断念です。
一応A級時の出力トランジスタのバイアス電流も確認しましたが正常値でした。

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次はチューナーの修理オーバーホールです。
電源ON時の出力音量のフラツキは確認できなかったので、オーバーホールのみの作業です。
こちらは平面的に部品が配置されていて整備し易い構造です。

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電解コンデンサの交換と半田増しを行い順調に作業は行うことができました。

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この木製のケースの製作1つをみても手抜きが有りませんね。
流石はピアノメーカーの関係会社だけの事はあります。

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音は一般的に繊細な表現がされると言われている様ですが私はそうは思いません。
外見はその評価される様な作りですが音は全く違ってわりと男性的というか太い音が出てきます。
これはこれでなかなかいいですね。
この音は趣味で乗っている昔のYAMAHAのバイクに通じる所があります。

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上のアンプ等と同時にテクニクスのSL-1200も33回転側がロックしないとの事で修理にきていましたので一連のSL-1200でも一番初期のものでしょうか。
動作を確認すると33回転がロックせず調整ボリュームを動かすとさらに状態は悪くなる事を確認しました。

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多分ボリュームの接点不良と思われるのでボリュームを分解しようとしましたがボリュームを本体から外す事ができません。
写真では右下にある2個並んだ丸い物がボリュームです。

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ボリュームの先がネジになっており此処にネジロックを塗りこんで摘みを取り付けていました。
仕方がないのでボリュームを壊して新しいボリュームを使うことにしました。

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見てくれは今一ですがちゃんと回転がロックする様になりました。
このあと基板の電解コンデンサ・半田増しを行い作業は終了です。

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