ヘルプ

<< ドローン 規制 のページ検索結果にもどる

このページでは https://dronebangkok.live/2018/06/29/norwey-drone-regulations/のキャッシュを表示しています。

キャッシュとは、提携する検索エンジンが、検索結果表示用の索引を作る際に各ページの内容を保存したものです。
→ キャッシュとは?
元のページは変更されている可能性があります。現在のページ内容はこちらから確認できます。

※HTMLバージョンとして表示する際、レイアウトが崩れたり、文字が読めなくなる場合があります。ご了承ください。

Yahoo! JAPANはページ内のコンテンツとの関連はありません。

【海外ドローン規制】ノルウェー ", type: 'belowpost' }, { tag: "
", type: 'inline' } );

【海外ドローン規制】ノルウェー

海外ドローン規制シリーズ、北欧2カ国目はノルウェーを取り上げます。

ノルウェーといえば美しい自然、特にフィヨルドでしょう。

太古の氷河が大地を侵食することによってできたこの独特な地形は北半球の北部で見られますが、その多くがノルウェーに存在しています。

Screen Shot 2018-06-24 at 8.57.43.png
ノルウェーでよく見られるフィヨルド

また国全体が高緯度に位置していることから、特に北極圏に近いエリアではオーロラを観測できる地域としても有名です。

こうした自然のマジックを見られる国であれば、ぜひドローンを持って旅をしたいと思うのも当然のことでしょう。

そんなノルウェーのドローン規制はどのようなものなのか、早速見ていくことにしましょう。

 

ノルウェーのドローン規制概要

ノルウェーではドローンの飛行が認められています。その規制はノルウェーの民間航空当局Civil Aviation Authority of Norwey(通称CAA)によって定められており、操縦できる機体の重量と飛行タイプによって以下のように整理することができます。

norwey drone.jpg
CAAウェブサイトを元に著者作成

他国のドローン規制に比べだいぶ細かく分類されていることが特徴です。

一般消費者向けドローンのほとんどは機体総重量(離陸時)が2kg以内、かつ飛行速度も100kmも以内(DJI Inspire2の最高速度が時速94km)なので、RO1に分類されると考えることができます。

そのため本稿ではもっとも需要の多いと思われるRO1についてご紹介します。

機体重量が2.5kg以下でかつ時速60ノット(約110km)以内で飛行する場合は、RO1に分類されます。その場合飛行のオペレーションは目視の範囲内で行う必要があり、飛行は日中に限り行うことが可能です。

飛行にあたってCAAからの飛行許可(特別な場所を除き)やライセンスの取得は不要であり、飛行する前にCAAに連絡さえ行えば許可やライセンスなしで飛行できることが特徴です。

一方、カテゴリRO2/RO3に分類される場合は、CAAからのライセンス取得や操縦者が安全に飛行できるスキルや飛行知識を問うEテストに合格する必要があります。

ドローン保険については、全てのカテゴリについてノルウェー国内で補償のあるドローン保険が必要になりますので、事前に自身の保険がノルウェーで適用されるかどうかを確認し、加入するようにしましょう。

ちなみに機体総重量が250以下のドローンについては、飛行高度50メートル以内であれば目視範囲内・外での飛行が可能です。

 

最後に、以下にRO2/RO3ドローンライセンス申請ページとCAAのドローン専用ページのリンクを記載しますので必要に応じて適宜参照してください。


https://luftfartstilsynet.no/en/drones/commercial-use-of-drones/about-dronesrpas/apply-for-a-permit-ro2-and-ro3/


https://luftfartstilsynet.no/en/drones/commercial-use-of-drones/about-dronesrpas/


https://luftfartstilsynet.no/en/drones/commercial-use-of-drones/about-dronesrpas/

 

飛行ルール詳細

さて、ライセンスの不要なRO1カテゴリのドローンであっても実際の飛行にあたっては定められた飛行ルールに沿って飛行する必要があります。

冒頭の表で紹介した最高飛行速度や目視の範囲内で飛行することはもちろんですが、それ以外にも以下の飛行ルールが定められています。

  • 最高飛行高度は地上から120メートル
  • ドローンのコントロールを失った時に自動的に着陸するシステムを備えていること。固定翼の場合、緊急事態発生時に着陸させる手段を有していること。または操縦者と別の人物が別の電波などを用いて緊急着陸を行うことができること。
    ->DJIなどの高性能消費者向けドローンであればフェイルセーフ機能が備わっていますのでこの点はクリア可能です。
  • 100人以上の人が集まる人混みからは150メートル以上離れて飛行すること
  • 操縦者の制御配下にない人や車両、建造物からは50メートル以上離れて飛行すること
  • 軍事施設、大使館、刑務所上空または周辺での飛行は禁止
  • 空港やヘリポートから5km以内は管制塔からの許可がない限り飛行禁止
  • 飛行が終了したらCAAに連絡すること

飛行禁止エリアについては、上で言及されている以外の場所も飛行禁止となっている可能性があります。

例えば政府系建物は一般的にどの国でもドローン飛行が禁止されていますし、世界遺産、国立公園、自然保護区もドローン禁止になっているケースが多いです。

一般的な良識に基づいて飛行可否の判断を行うとともに、飛行場所でも事前の確認を怠らないようにしましょう。

<関連記事>
ここはヤバい!! 万国共通ドローンを飛ばしちゃいけない場所リスト


https://luftfartstilsynet.no/en/drones/commercial-use-of-drones/about-dronesrpas/regulations-of-drones/

 

さて、いかがでしたでしょうか。

機体重量の他に、飛行速度によってもカテゴリを分けて異なる規制を敷いているノルウェーのドローン規制。

速度についての記載があるのは、モデル航空機も同じ規制の影響を受けるためという事情があります。モデル航空機はドローンが一般社会に普及する以前から、空を舞台に楽しむ趣味として一部愛好家に親しまれており、これにドローン規制を統合する形で現在の規制ができたという背景があると考えられます。

いずれにせよ、冒頭でも紹介した通りほとんどの一般消費者向けドローンはライセンス取得なしで飛行できるドローンは外国人や観光客にとってやさしい規制と言えるでしょう。

 

それでは最後にノルウェーの美しい風景をドローンでお楽しみください。

コメントを残す