自分の好きな人が、自分の好きなものを同じように好きだったりすると
なんかやけに嬉しい…というのは、逆説的に「認知的不協和理論」を証明している。

と書くとなんだかさっぱりわからない、つーかわかりにくいですねー。

たとえば、ぼくはRadioheadというバンドが好きなんだけど、彼らは、
やはりぼくの大好きなThe Smiths、JoyDivision/NewOrder、TalkingHeads、R.E.M.の
影響を受けていたりする、なんて話を聞くと、なんだかひどく嬉しかったりするんです。
というまぁそんな話です。

クラシックでも、ベートーヴェンがバッハをおもいっくそ尊敬してたりするし
ローリング・ストーンズはブルースのマディ・ウォーターズを…とかね
きちんと自分たちのルーツを大事にしてる音楽家っていいなー。

これって体育会系な発想なのかな?
ちなみに大学では、美術研究会とバリバリ文系なんですけどね。


大津びわ湖国際祈祷院

来月、12月17日に発売を予定している次号ワンダーJAPAN(14)ですが
特集は、たぶん新宗教の不思議な巨大建築と琵琶湖周辺ワンダーの2本立て。

で、今回は掲載を見送りそうなものをここで紹介します。

特集取材のため、琵琶湖の方から甲賀市方面へ向かう途中に見つけたもの。


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ぼくがそそっかしいことは、ウスウス勘付いている人も多いかもしれないけど
今回もそそっかしい話なんです。

この看板を見て、「うわ~」って叫んじゃいました。
「うっわ~祈祷病院ってなんだー!? 祈祷と病院って言葉は、並存してもいいのかー??」

ふと丘の上の方を見上げると、細い円錐の上に十字架が。

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「うわ~なんかへんなカタチの建物だなー」と独り言を連発。
どんな病院なんだろう、と思ってちょっと近づいてみることに。


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「へ~、これ病院なんだ。お祈りして治すなんて珍しいなー。保険きくのかな」

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こんな宗教病院もあるんだなー。

掲示板には、こんな絵も。

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よくわからないが、平成16年に宗教法人として設立されたということが
掲示板に貼り出されていた…。

取材先から会社に戻り、
「滋賀ですごいもの見つけたよ、国際祈祷病院だって。いまどき祈祷で病気を治す病院だよ。
厚労省から認可されているんだ。すごくない?」と
いろんな人に言いふらしていて、ふと画像をよく見ると、
「祈祷病院」ではなく、単なる「祈祷院」であることにようやく気づく。
「国際」「○○院」の文字に赤十字のマークがあるので
国際赤十字病院みたいなのがぱっと脳裏に浮かんで…。


「う、うわーーーーーーっ! いろんな人に滋賀の山中に
祈祷病院なんてものがあったよ」って言いふらしちゃった。


あ~あ。やってもうた。…恥ずかしい。
建物自体はちょっと不思議な感じなんですけどねー。

       
ここは、「旧カルバリ祈祷院」だったとこらしい。
ちなみに「カルバリチャーチ」は、プロテスタントのペンテコステ派の教会のことだとか。