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SEAN LENNON Special Interview - 連載コラム・インタビュー - プレイリストから新たな音楽を発見する[MUSICSHELF]
SEAN LENNON Special Interview

SEAN LENNON Special Interview

昨年、自身レーベル"CHIMERA MUSIC"を設立し、アーティストとして、新たな第一歩を踏み出したショーン・レノンが8月にプロモーションで来日を果たした。レーベル・コンピレーションリリース、レーベルお披露目パーティー、そして母親ヨーコ・オノバンド、ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンドニュー・アルバムリリースと、徐々に軌道に乗りつつある新レーベルについて話を聞いた。なお、このインタビューは8月21日に銀座アップル・ストアで行われた、ショーン・レノン公開記者会見もようをまとめたものです。

--まず、新レーベル"CHIMERA MUSIC"説明をお願いします。どういうコンセプトで立ち上げたレーベルなんでしょうか。

キメラはレコード会社というよりも、共同体としてアートを作っていきたいと思っているんだ。ご存知ように、僕母親も日本人で、親戚も多いし、ずっと一緒に音楽を作ってきた本田ユカさんも日本人で、というようにいつも僕は日本人に囲まれてきたんだよね。日本に親しみをもっていているから、今回日本を拠点にキメラ・ミュージックを立ち上げることになったんだ。株式会社キメラ・ミュージック(笑)。アメリカ会社が日本に進出したみたいにはしたくなかったんだ。今年11月に日本で、プラスティック・オノ・バンドライヴをやるんだけど、そのときにキメラ・ミュージックを紹介するショーもやりたいと思っているよ。

--"CHIMERA MUSIC"というネーミングはどういう意味があるでしょうか。

キメラは二つ以上動物が合体したものを指すんだけど、それは自分たちレーベルにぴったりだと思ったんだ。一つひとつアーティストが合体して、音楽を作りレーベルを動かしていくから。

--小規模インディー・レーベルだからこそ特性を教えてもらえますか。

以前、僕は大きなレコード会社にいたんだけど、今は小さな会社で自分たち発想をすぐに形にしたいと思っているんだ。よりリスナーに近いところで音楽を作りたいとも思っていたしね。大手レコード会社はとにかく売れるアーティストを出さなければならないから、多くアーティストと契約するものだけど、キメラはそういうレーベルじゃないんだ。すでにいくつかアーティストがいるけど、みんな知り合いばかりで大規模じゃない。例えば、大きなレコード会社がチェーン系レストランだとすると、キメラはお店内に5つくらいテーブルしかない小さなソバ屋みたいなものだね。でも小さいけど、クオリティには自信があって、いろんな細かいところに気配りが利く店というかな。普通会社だと、いろんな部署があるものだけど、うちらは少数精鋭なんで、音楽制作からアートワーク、プロモーションか、マーチャンダイズまで、なんでもやらなければならないんだ。例えば、今度出る母アルバムジャケット・アートは写真はカメラマンものだけど、基本的には僕ら手作りなんだ。

--苦労も多いですよね。

今まで僕は一音楽アーティストにすぎなかったんだけど、レーベルを始めるにあたっては、金銭面管理はもちろん、細かいところではアートワークに関する印刷会社とやりとりなど、いろんなことをやらなければならないんだ。今はそれらを一つひとつ勉強しているとこかな。今がいちばん大変なんだ。そういうわけで、やることが増えてしまって苦労は多いけど、やりがいは感じているんだよ。作品を作るだけではなくて、そのイメージを考えたり、プロモーションをしたり、商品として作品をコントロールすることはとても重要だと思っているんだ。

--いい面はどのあたりですか。

大きな会社に所属しているときはひとつ型にはまらなければならないところが辛かったんだ。僕にはいろんなアイデアがあって、やりたいことがたくさんあって、今はそういうことがやりやすい状況になっているから、そこは楽しみだよ。感謝しているところでもあるよね。

--ところで、今回"CHIMERA MUSIC"からプラスティック・オノ・バンドアルバムが出ますね。プラスティック・オノ・バンドについて印象はいかがですか。

今でも最初にプラスティック・オノ・バンドLPジャケットを開いたとき衝撃は忘れられないんだ。浜辺にプラスティック・ケースがたくさん置いてあって、そのケースからマイクがつながっているという写真だったんだけど、今考えるとあの写真はイエロー・マジック・オーケストラやクラフトワークよりもずっと前ことなんだよね。あれは1971年アルバムなのかな。キメラ・ミュージックから母アルバムが出せることになったとき、まず僕から母にプラスティック・オノ・バンドとしてアルバムを出してほしいと言ったんだ。プラスティック・オノ・バンドは母がいれば成立するバンドだからメンバーは流動的でいいんだよね。だから今回はコーネリアス・グループがサポートしてもらっているんだ。

--そのコーネリアスと親交についてお聞かせください。

コーネリアス「ファンタズマ」と僕ファースト・アルバム「イントゥ・ザ・サン」が出たは確か同じ年だったと思うんだ。しかもジャケット感じもオレンジ色が基調になっていてかなり似ていてね。すごく共感を覚えたんだ。実際に会う前からとてもお互いを意識していたんだけど、会ったときに、2人ともビーチ・ボーイズにはまっていたこともあって、すぐに友達になることができたんだよ。

--1月東京に続いて、6月にはロンドンでライブを行ったようですね。

今年6月にロンドンメルト・ダウン・フェスティバルでプラスティック・オノ・バンドライヴをやったんだ。キュレイターを務めたオーネット・コールマンに声をかけてもらって参加したんだけど、これは素晴らしかったよ。なんでもオーネット・コールマンは50年代から母音楽ファンだったらしいからね。父と会う前だよね。このとき、40年前プラスティック・オノ・バンド曲もやったんだけど、改めてすごいと思ったね。「WHY?」なんかは、その後パンク・ロックにも大きな影響を与えただろうね。

--そういえば、ここ場所柄聞かせてもらいますが、ショーンはずっとアップル・コンピュータ愛好者なんだそうです。

そうなんだ。僕はときからアップルを使っているんだ。しかも最初に使っていたはスティーヴ・ジョブズから直接もらった、1号機だったんだよね。まだインターネットもない時代だったんだけど、電話を使って通信したり、いろんなことをやっていたよ。ゲームプログラミングもしたんだけど、思春期になって女の子が目に入るようになってから、ちょっと興味が遠のいてしまってね。でも今もずっとアップルを使っていて、作曲もアップルを使っているよ。そういえばこんな話があるんだ。コンピュータに画像が出たり絵が書けるなんてことがまだ珍しかった時代、ちょうどアップル・ペイントというソフトが出来てきたくらいに、僕誕生日があって、アンディ・ウォーホールとキース・ヘリングが来てくれたことがあったんだ。それを見て興味をもったアンディ・ウォーホールがアップル・ペイントを使って円を書いたんだよ。それにすごく感動したようで、隣にいたキース・へリングに向かって「キース! 見てごらん」なんて言っていたを今でもしっかりと覚えているんだ。

--今後予定を聞かせてください。

もうじき、キメラ・ミュージックから僕が作った映画サントラ盤が出るよ。『Rosencrantz & Guildenstern are Undead』というんだけど、友達がインディペンデントで作った映画なんで、予算が限られているということもあって、僕がひとりでコンピュータを使って作曲とレコーディングをしたんだ。フルオーケストラアレンジを試したり、かなり楽しかったよ。いい音楽になっているので聴いてみてね。そのほかにもキメラからいろいろアルバムが出て行く予定だよ。僕と僕パートナーシャーロット・ミュールユニットゴーストというユニットアルバムがあるんだけど、これはエイミー・ワインハウスプロデューサーとして知られているマーク・ロンソンがプロデュースしてくれているんだ。これもいいよ。実は彼とは8くらいから古い友達でね。昔はギターを教えてもらったりしていたんだけど、今では僕ほうが上手いかな(笑)。

※記者会見はこのあと、ショーンとシャーロット・ミュールユニットゴーストパフォーマンスへと続いた。

<記者会見司会/藤本国彦竹部吉晃
<文/竹部吉晃
SEAN LENNON(ショーン・レノン)

天才ポップミュージシャン父と天才前衛芸術家を母に持つ”キメラ”であるショーン レノンは、1998年にビースティーボーイズレーベルGrand Royalから”Into The Sun” でデビュー。
ボサノバからサイケデリックロック、クラシカルなピアノ弾き語り、ジャズ、ヘビーメタルとあらゆるジャンル曲をほとんど楽器を自分で演奏・録音し、多才な音楽性を発揮する。
2006年、本人プロデュースで制作した2枚目アルバム”Friendly Fire”ではアルバム全曲に映像をつけて発表。
演技才能を発揮するだけではなく、脚本、演出にも参加。
アニメーション原画も描き、ビジュアル・アーツに対する才能片鱗を見せる。
レニー・クラビッツからマニー・マーク、ソニックユースサーストン・ムーア、ルーファス・ウェインライトなど歴代共演者も幅広い。


CHIMERA MUSIC
ショーン レノン発案で、彼が長年コラボレーターである本田 ゆか(チボマット)と2008年9月に始めたレーベル。 ショーンパートナー才気溢れるシャーロット ミュール(モデルでもある)も主要メンバーに迎え、三人信じる高い価値観を、あらゆるメディアで発信し続けることが目標。 Chimeraとは生物学で一つの体内に二つ以上異なった遺伝子をもった状態をいう(にわとりとウズラキメラなど)。 植物では接ぎ木からキメラを起こすことができる。ギリシャ神話伝説生物で、ライオン頭と山羊胴体、蛇尻尾を持つ娘名前が語源。または半獣半人こと。

オフィシャルサイト
http://www.chimeramusic.jp/index.html

SEAN LENNON Special Interview