●説明書通りにやっても直らず
取り出せなくなったのは、自室でサブ機として使っている三菱DVR-HE50W(アナログ×2)。DVD-RWへの予約録画を行ったところ、「ディスクに問題がある」とのことで録画に失敗。そのあと、ディスクが取り出せなくなりました。
説明書にはこういう時は、まず電源コードを抜いて数秒待ってから差す直す。それでもダメなら前面ドア内のリセットボタンをボールペンの先などで押すと書いてありました。しかし、何度やってもディスクは出てきませんでした。
最終的にはボディを開いて取り出せないかと開けてみましたが、中のDVDドライブは完全にボックスになっていて、それ以上開けられませんでした(DVDドライブはパイオニア製だと分かりました)。
実はメインの東芝機(アナログ×2、デジタル×1)もハードディスクの複雑化というトラブル中のため、ハードディスクへの録画ができない状態。DVDへの直接録画のみで使っているので、こちらも大変なのです。また、DVDレコーダーってまだまだ不完全なものなので、バックアップ録画のために最低2台は必要と考えており、2台ないと困るのです。
●修理か新品購入か、デジタル化がネック
こうなれば、とうとう故障ということで修理を考えることに。しかし、残念なことに東芝機とは違って、これは5年保証に入っていませんでした。もし、DVDドライブ交換となれば2万円は覚悟しなければならないのでは?(後日、知った情報によると16,000円程度でドライブ交換できるそうです。)。また、修理してもアナログ機なので使えるのはあと1年9ヵ月と短く、簡単には決められません。
ならば、新しく買うべきか? しかし、デジタル放送のコピー制限「ダビング10」が非常にネック。一旦、DVDに待避させるとハードディスクに戻すことができなくて厄介です。現行機種でもまだアナログチューナーは付いてますが、もうダブルで付いているものはありません。そのため、アナログ×2チューナーを確保するためには2台買わなければなりません(それでもBSアナログはもう付いてない)。
とりあえずは1台はリビングに買う予定だったレコーダーを前倒しで買って、その後が決まるまで代替機として使うことに決めました。そのうえで、さらにもう1台買うのか修理するのか検討することにしました。
まず買うことにしたのは、東芝RD-S1004K。ヤマダ電機へ行ったところ、79,800円(ポイント18%)でした。しかし、大変人気機種なようで残念なことに在庫切れでした。
●コードを通してのダビングの日々
仕方なく、トラブル機のハードディスクは使えますので、これを使い続けることに。しかし、DVDがおかしくなっている影響で起動や終了がうまくいかず大変です。起動や終了は手動で行い、予約録画後は勝手に終了すると次の予約時間に起動できないかも知れないので、稼働を維持させるために番組表を表示させっぱなしにする必要がありました。
そして、ハードディスクに録っては昔のビデオのようにコードを通して、等速でメインのレコーダーにダビングする日々が続きました。
●4年前ほしかった機種を中古で発見
とりあえず東芝機を買うことは決まっていますが、それを2台買うのか、修理するのかの選択肢に加え、故障から4日後には、第3の選択肢として、アナログ機を中古で買うことも検討し出しました。ダビング10が廃止になるとの憶測が出ている中、もし今買ったデジタル機がその際に対応しなければ損をしてしまうので、あまりデジタル機をたくさん買いたくないのです。
ネットで調べるとソフマップで中古のアナログダブルチューナー機が2万円前後で売っていることが分かりました。もう1年早くDVDレコーダーを導入していたならば、1台目としてほしかったソニーRDR-HX92Wがちょうどありました。23,800円で2000円を追加で払えば3年保証も可能です。店頭で見ると結構きれいでした。
しかし、これも修理するのと同様に1年9ヵ月後には完全デジタル化により使えなくなってしまいます。また、どのように使われてきたのか分からないので、いろいろな意味で心配なので、結局これはやめることにしました。
●偶然見つけた情報で即解決
このように悩みに悩んだ日々が続いてきた訳ですが、トラブルから6日目。偶然にも、ある情報をインターネットで見つけました。それはソニーのサポートサイト。「本機には、パソコンのように、イジェクト穴に針金などを押しこんでトレイを開ける機能はありません。」とありました。イジェクト穴って何!? もしかしてと思い、三菱のトラブル機を見てみると、DVDのトレーの下に小さな穴があるではありませんか!
という訳で小さな穴にゼムクリップを曲げ伸ばしたもので押してみました。最初はダメかと思いましたが、もっと強く押してみると、ビューンとディスクが回転。一度LOADしたあと、取り出しボタンを押すとすんなりとディスクが出てきたのです。
そのあと、DVDドライブが正常に動くことを確認。結局は一時的な不具合で故障ではなかったのです。この穴は強制イジェクト(排出)をするためのボタン。パソコン用のドライブでもよく付いているそうですが、うちのパソコンには付いてなく、東芝のレコーダーにも付いていませんので知りませんでした。
▲三菱DVR-HE50Wのイジェクト穴。
無知でなければすぐ解決できた訳ですが、それにしても三菱の説明書にはどこにもこんなこと書いてませんでした。なんて不親切なんでしょうか。書いておいてくれればこんなに悩む必要はなかったのです。この6日間の苦労は何だったのでしょうか。
しかし、この6日間で勉強になったことはたくさんありました。
次回の記事では、修理専門店についてや
●三菱DVR-HE50Wの不具合対処法
おまけとして、三菱DVR-HE50Wでたまに起きる不具合の自分なりの対処方法をご紹介します。
DVR-HE10Wでも同じかと思いますが、たまに2つの不具合が発生します。どちらもネット上に同じ事例が出ていますので、故障ではなく、この機種特有の欠陥かと思われます。
1つは何度試しても、DVDへダビングできない番組ができてしまうこと。DVDを別のものに替えても、ダビングの最後に「ダビングできませんでした。」と表示されて、どうしてもダビングできません(複数番組まとめてダビングする時、問題がある番組が含まれていると全部ダビングに失敗する。)。
この場合は、高速ダビングにせず、等速の画質変換ダビングにするとダビング可能です(画質を変換したくない時は同じ画質を選択)。また、どうやら番組冒頭にだけ何らかのダビングさせない信号のようなものが入っているようですので、番組を分割して冒頭だけをカットするか、冒頭だけ等速でダビングをして、残りを高速ダビングするという対処方法も可能です。
───2010年5月5日 追記───
三菱レコーダーの「ダビングできませんでした。」と表示が出て、ダビングに失敗する問題について、最適な解決方法を発見いたしました。
それは、ダビングに失敗する番組のプレイリストを作成し、そのプレイリストを介してダビングするという方法です。これならば、問題のある番組もダビングに失敗しません。
チャプターが入っているプレイリストをダビングすると、チャプターの所で再生が一瞬止まりますので、チャプターを全て消去してからダビングするようにして下さい。 ─── 追記ここまで ───
もう一つは、18時前開始の番組に限って、停電が起きてもないのに予約が実行されず、「停電のため実行されませんでした。」とメッセージが残っているケースがあります。
他の方の書き込みを見てみますと、24時前でもよく発生するとのこと。一部情報によると、番組表の取得終了と予約開始時刻が重なった時に発生するとか。
これについては、ダミーの予約を入れて、早い目に起動させるようにして対処しております。同型機をご使用のアナログ派の皆様ぜひ、ご参考にして下さい。
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