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R-1ヨーグルトのインチキを暴こうと思ったら、意外とまともだった件

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インフルエンザにかかりにくくなるという触れ込みのヨーグルトが売れているそうです。

ヨーグルト「R-1」店頭から消えた!本当にインフルエンザに効く?(zakzak)
■感染者が激減
 注目を集めているのは大手食品メーカー、明治が発売する機能性ヨーグルト「R-1」。

 同社が独自に研究開発した「Lactobacillus bulgaricus(ラクトバチルスブルガリクス)OLL1073R-1」というやたら長い名前の乳酸菌を含むのがウリで、2年前に全国発売された。
 カップ入りの固形とドリンクの2タイプがあり、コンビニエンスストアなどの小売店やネットの通販サイトで1本126円(税別)程度で売られている。
 この「R-1」がいままさにバカ売れで、「店頭に置いても、まとめ買いですぐになくなる」(都内のコンビニ店主)と買おうにも買えない状態が続いている。
 明治では1月30日、同社のホームページで品薄状態について「深くお詫び申し上げます」と陳謝。「現在、他のヨーグルト商品(の生産)を絞り込んでやりくりしている」(広報)とフル生産中だ。

 一体、何が起きたのか。発端は、有田焼で知られる佐賀県有田町の衝撃的な疫学調査だった。

 それによると、2010年9月7日~11年3月18日までの期間、有田町の小中学生1904人が「R-1乳酸菌」を含むヨーグルトを毎日食べたところ、隣接する伊万里、武雄(たけお)、嬉野(うれしの)の3市と比べてインフルエンザの感染率が激減。武雄市の小学生の累積感染率が10・48%だったのに対し、有田町の小学生は0・64%にとどまるなど明らかな違いが出たという。

 疫学調査を行った町立有田共立病院の井上文夫院長が説明する。

 「客観的なデータシステムを基に行った調査で、その結果、このヨーグルトを摂取した子供たちが、そうでない子供たちと比べて、インフルエンザに感染しにくかったというのは事実です。調査後もご自身で買われている方も多く、今シーズンもこの地域では、インフルエンザ患者は他の地域に比べて少ない」

 ■今から食べても間に合う?
 有田町の調査では長期摂取が功を奏した格好だが、今から食べても効果は得られるのだろうか。

 「その調査は行っていないのでわかりません。また、『R-1乳酸菌』のヨーグルトを食べたからといって、全くインフルエンザにかからないとはいえない。万能なものではなく、予防の一助になるものと考えるべきでしょう」と井上院長は話す。

 別の乳酸菌ではダメなのかという疑問も浮かぶ。免疫学に詳しい人間総合科学大学の藤田紘一郎教授は、「以前から各メーカーがそれぞれの乳酸菌を用いた研究を後押しし、乳酸菌がインフルエンザ予防に役立つことはわかっていました。乳酸菌によって腸内細菌のバランスが良くなると、NK細胞(免疫細胞の一種)が活性化して、インフルエンザにかかりにくくなるのです。『R-1乳酸菌』だけでなく、他の乳酸菌でもいい」と説明する。


わあははははは。
ヨーグルトでインフルエンザ予防?

胡散クセーというのが正直な感想ですが、「Lactobacillus bulgaricus OLL1073R-1」が気になったので検索してみたところ、まともな論文がありました。


Int Immunopharmacol. 2011 Dec;11(12):2246-50. Epub 2011 Oct 8.
Effects of oral administration of yogurt fermented with Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus OLL1073R-1 and its exopolysaccharides against influenza virus infection in mice.

Abstract
Yogurt fermented with Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus OLL1073R-1 (1073R-1) has been shown to reduce the risk of catching cold in the healthy elderly (Makino et al., Br. J. Nutr., 104, 998-1006, 2010). In addition, the exopolysaccharides (EPS) produced by 1073R-1 were also reported to exert immunostimulatory effects in mice such as the augmentation of NK cell activity (Makino et al., J. Dairy Sci., 89, 2873-81, 2006). So, we investigated anti-influenza virus effects of this yogurt and EPS in mice. The yogurt (0.4 ml/day) and EPS (20 μg/day) were orally administered to BALB/c mice for 21 days prior to intranasal infection with influenza virus A/PR/8/34 (H1N1). As a result, the survival periods were prolonged in both yogurt- and EPS-treated groups compared to the water-treated group. Moreover, in these groups, we observed significant decrease of influenza virus titer and significant increase of anti-influenza virus antibodies (IgA, IgG(1)) in the bronchoalveolar lavage fluid at 4 days post infection NK cell activity of splenocytes in both groups was also increased significantly. EPS was further fractionated into neutral EPS (NPS) and acidic EPS (APS), and the NPS (20 μg/day) or the APS (20 μg/day) was orally administered to mice for 21 days prior to the intranasal infection. The survival periods were prolonged in APS-treated group, but not in NPS-treated group. Consequently, we concluded that the yogurt fermented with 1073R-1 exerted anti-influenza virus effects in mice by its immunopotentiating activity, and suggested that the APS produced by 1073R-1 was one of active ingredients.
Copyright c 2011 Elsevier B.V. All rights reserved.



要旨を読む限り・・・
マウスにR-1ヨーグルト 及びR-1菌の細胞壁を21日間投与してから、インフルエンザウイルス(H1N1)に感染させたところ、生存期間が伸びたとのこと。

本文を読むことはできませんでしたが、意外とまともそうです。

とはいえ、マウスに0.4mL/日ということは、体重60kgの大人なら一日1.2リットルってことですよね。

明治ヨーグルトR-1(ソフトタイプ/ドリンクタイプ)は1本112 mLで132円ですから・・・・

一日あたり、11本弱、21日間で29700円も飲まなきゃいけませんね。

素直に、ワクチンを打ったほうがいいかも、と思ったfocuslightsでした。



(論文の本文を読んだ方のご指摘をいただけると幸いです)


ステルスマーケティング否定宣言
本記事の筆者(focuslights)は執筆時点で、本記事に登場するすべての個人・法人に対し、金銭授受等を含む一切の利害関係を有さず、純粋に個人の興味のみに従って本記事を執筆していることを、ここに宣言します。




追記:
R-1ヨーグルトがNK細胞を活性化してガンにも効くというWebサイトを見かけますが・・・
そんな研究はどこにもないし、少なくとも、癌が発病した後では、効く可能性は全くありませんね。

ステルスマーケティングもここまで来たかという感じですが・・・
いい加減なところで自重しないと、薬事法違反での逮捕者がでますよ > 関係者様へ