仮に巨人が全敗したとしても、阪神が12勝9敗で行かないといけません。
巨人の全勝は期待できませんから、実質阪神が全勝近く勝たないと無駄でしょうね。
ただ、CSがあるので、そこに向けて頑張ってほしいと思いますね。
そのための鳥谷4番でしょうから。
さて、その前に、皆さん、阪神のホームランポーズをご存じですか?
そう、あのGratiii(グラティ)です。
あのポーズは、実は評判が良くなくて、批判されていますよね。
Yahoo知恵袋等でも、激しい論戦が繰り広げられています。
あのミスタータイガース掛布雅之さんもサンデーモーニングで苦言を呈されましたが、
グラティが批判される本当の理由をご存知でしょうか?
グラティを肯定する人の意見として、ラミレスのパフォーマンスなどがあげられます。
そう、実は、あれもメジャーではよくありません。
だから、ラミレスも本当はあんなことはしないのです。
しかし、日本では受け入れられるし、ファンが喜んでくれる。
だから、日本バージョンとしてやっているわけです。
したがって、西岡と関本が考えたグラティも当然同じものという論調になります。
しかし、ここで気を付けないといけないのが、グラティがなぜ「相手に対して挑発行為になる」と言われるのか?
それは、相手を指刺すからです。
ラミレスのパフォーマンスはテレビカメラの前ですから、試合中にはわかりません。
また、ベンチの中の選手と喜ぶのも昔からあることで、どのチームもやっています。
グラティの不可解な点は、グランドに向かって指をさすことです。
昔、巨人のクロマティがホームランを打った後、頭を指さしていたことがあります。
あれと同じです。
クロマティは自分の頭を指さしましたが、あれは意味としては「君と頭の出来が違う」という侮辱的な行為です。
それと同様にグラティも「ざまーみろ」と言っているように受け取られるのです。
批判が高まっているので、あえてグラティと名前を付け、
由来をGratitude(感謝の意)からとったことにしていますが、
ポーズとは、何のかかわりもなく、後付の印象がぬぐえません。
あの指はファンへの感謝の気持らしいのですが、それならなぜグランドなんでしょうか?
相手選手がいるのに。
ファンへの感謝ならベンチの上で応援してくれる味方ファンに向けてするのが良いのではないでしょうか?
さて、ここまで否定的なことを書いてきましたが、私は実はグラティ肯定派です。
楽しくてよいと思いますし、実際、批判が上がるまで何とも思いませんでした。
ただし、批判されてもやり続けたことに関しては苦言を呈したいと思います。
もし、相手の立場ならどうでしょうか?
挑発的な態度をとる相手と対戦すれば、より負けたくない気持ちになるでしょう。
そう、巨人を倒してほしい他の4球団まで敵に回してしまうことにもなるのです。
プロでは、靴を履くときに右から履くか左から履くかというゲン担ぎをするぐらい
すがれるものは何でもすがる世界。
なのに、どうして、敵を作ってしまうのか?
その結果が、広島、DeNAなどとの対戦成績の差じゃないでしょうか?
もっと戦略的な思考を持たないと、また20年以上優勝できなくなってしまいます。