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山内 溥 bot
@YamauchiHiroshi
伝説となった経営者の語録。非公式非公認。
京都府京都市南区上鳥羽鉾立町Joined February 2011

山内 溥 bot’s posts

これから二年ぐらい先を展望しますと、我々のビジネスは海外では利益が上がらなくなってくるんじゃないかと思います。海外戦略はどうなるかということになりますが、結局、だれでもできるものをつくっていてはだめだということです。
余裕資金は保険の意味を持つ。当社は新しい市場を作る考えだが、どれだけお金がかかるかわからない。銀行は簡単に貸してくれないし、社債を発行すればリスクを伴う。自前で資金を持ち、必要な時に自由に使えるようにしておくことが必要だ。
任天堂はポケモンと心中するつもりはない。巨額の制作費をかけた映画なんか作らない。せいぜいアニメ映画である。ポケモンセンター構想は、いろいろな21世紀戦略のひとつに過ぎない。
ソフトハウスの囲い込みによって任天堂に勝ったという意見があり、かつてそのような状況があったことは認める。しかし、今は状況が変わっており、役に立たないソフトハウスを大量に抱え込めばいいわけではない。
いまソニーが成功したと言われています。でもそれは、たまたまいま成功しているだけで、ついこの間までは失敗していました。この業界でいま、最も強いと言われているソニーでさえ、成功と失敗を繰り返しています。明日は失敗するかもしれません。
経営の世界は流動的であり、いつまでも成長し続ける保証はどこにもない。そして、予想しなかったことが起きても、私は関係がない、と経営者は言えない。だから、体質を強化してなにが起ころうとも社員や取引先がショックを受けない会社をつくる、それが私の仕事だ。
大企業は失敗を恐れ、堅実策をとりたがる。いわば8勝7敗でいいという思想です。しかし中小企業なら14回続けてミスしても、一発ヒットが出ればミスは帳消しできる。私たち中小企業は思いきった冒険ができるという利点があるから、大企業の消極的戦略は少しも怖くないのです。
私たちのビジネスはソフトとハードが一体型のビジネス。ハードを知らずしてソフトを語ることはできない。知った上でどこに主眼を置くか。つまり、任天堂はソフトが主で、ハードが従の路線。
結局ね、ユーザーというのはすぐに飽きるんです。最初は目新しくて、みんなが飛び乗ったんです。しかしユーザーというのは、すぐに飽きますから。
娯楽の世界では、かつて経験したことのない遊び用具を提供できればいい。既にあるものを改良するという発想では絶対うまくいかない。だから任天堂は、 新しい発想を求め、創造することに全てのエネルギーを費やしてきた。 それがモットーなんです。
プレイステーションでソニーが独り勝ちしていると言われてから何年たっている?任天堂は負けたって言われるけど、業績は良くなっている。勝った負けたという情緒的な判断よりも、企業はやっぱり数字。決算の数字は、任天堂が競争に負けていないことを証明している。
これまでのマイクロソフトは”ツキ”過ぎだった。人間も企業もツキはいつか必ず落ちるもんでしょ。ゲイツも決して神様ではなかったということが、そう遠くない将来に証明されることになるだろう。