いじめ件数が多すぎても少なすぎてもご指導が入るって「なに?」

毎年行っている県教委の「いじめ調査」(報告)で、県下の数校が「いじめゼロ」と言う報告をしたというので、「解釈が甘すぎる」とご指導が入りました。「いじめゼロ」を目指しているのだから良いはずなのにいけないのかあ・・・!いじめゼロの学校はきっと、取り組みの成果で「いじめの無い学校」を実現しているのだから、どんな取り組みをしたのか教訓にすればよいのに。
そういえば一昨年、長野県が他県に比して報告件数が少なすぎるので、新たな指針を出して県下の学校に周知したばかりなので、あながち解釈が間違っているわけでは無いとも思うのです。教委への報告はこんな風に「定義の理解」によって異なるし、学校でどのような対応をしたかも図られるため少なからず主観的だし、実際にどのくらいの子どもたちが苦しんでいるのかを示す報告では無いと思います。

数字でわかりやすくするなら生徒に直接「いじめに遭った人」「解決した人」って聞いてみれば良い。「本人がいじめだと思えばいじめである」という定義なのだから。政治が社会が学校教育が大人が子どもをいじめているし。



Posted by 長野の子ども白書編集委員会 at 21:38