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PowerPoint プレゼンテーション
Page 1
第3回平和公共哲学研究会
戦争と経済
近代の経済発展と戦争の関係
武力では持続可能な社会は創れない
2004年5月29日
環境・サイエンスライター小林一朗

Page 2
戦争と環境問題
戦争でどのくらい環境が破壊されるか?

Page 3
湾岸戦争による環境破壊
汚染源
汚染物質量
被害の内容
ペルシャ湾への原油流出 300万バーレル
日本で1日に消費される原油総量に相当
魚介類、鳥類などに甚大な被害
油田炎上による大気汚染 650万バーレルが炎上
日本の排出量に比べ
 いおう酸化物(SOx) 29倍
 窒素酸化物(NOx) 1.5倍
 二酸化炭素(CO2) 1日分相当
放射性物質の飛散
3∼6トンの劣化ウランが
大気中に放出された
100万発使用された劣化ウラン弾よる
 イラクの市民、従軍した兵士に白血病などの被害
「湾岸 戦争の地球環境への影響」株式会社環境総合研究所
劣化ウラン研究会資料 よりまとめ

Page 4
コソボ紛争による環境破壊
ユーゴ空爆による被害
(パンチェボ石油コンビナートからドナウ川に流出した汚染物質
物質の種類
トン
 アンモニア
200 大気中および河川へ
 水銀
8 土壌流出および河川へ
 液体塩素
20 大気中へ放出
 塩化ビニールモノマー
1200 大気中へ放出
 二塩化エチレン
1400 河川へ
 腐食剤
3000 河川へ
 塩酸(30%液)
800 河川へ
慶応義塾大学藤田祐幸氏調査による

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戦争の形態変化
近代の戦争の特徴は?

Page 6
戦争で犠牲になる人の変遷
軍人(%) 民間人(%)
第一次世界大戦
95
5
第二次世界大戦
52
48
太平洋戦争
23
77
朝鮮戦争
15
85
ベトナム戦争
5
95
『現代戦争法規論』 足立純夫著(啓正社、1979年)より
→ どこが人々のためなのか! アフガニスタン民間人犠牲者

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二つの暴力
直接的暴力 間接的暴力
暴力
•9.11後のアフガン攻撃
•イスラエルによる西岸侵攻とガ
ザ空爆
•米国によるイラクへの先制攻撃
•貧困と経済格差
•政治的・経済的差別
•様々な権利の侵害
•意思決定への参加の制限、etc.
JVC(日本国際ボランティアセンター)高橋氏資料より

Page 8
地域紛争の数
ヨーロッパ
中東
アジア
アフリカ
中南米
1992
9
7
20
15
4
1993
10
7
15
11
3
1994
5
5
15
13
4
1995
5
4
13
9
4
1996
1
5
14
14
2
1997
0
3
15
14
2
1998
2
3
15
15
2
1999
3
2
14
16
2
(出所)平井照水「アフリカの事例から予防外交への教訓」NIRA・横田祥三共編『アフリカの国内紛争と9予防外交』国際書院
→ 貧困、独裁、環境破壊が紛争を
助長している!

Page 9
戦争の役割り
ならず者からの侵略を防ぐために戦争はあるの?
はじめから勝ち負けのはっきりした戦争
「勝てば官軍」
  ・覇権を勝ち取る
  ・国際的に優位な立場
  ・勝者がルールを決めていく
  ・資源の確保∼産業革命以降、化石燃料を中
心に地下資源の確保は死活問題

Page 10
戦争から経済へ
直接的暴力による支配から
間接的・構造的支配に至る歴史

Page 11
中世から現代へ
1492年 コロンブス 新大陸発見!?
大航海時代 スペイン、ポルトガルによる植民地支配
帝国主義の時代 群雄割拠
 ・イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、
   イタリア、ロシア、アメリカ、日本
 産業革命と戦争の拡大 圧倒的攻撃力
軍事から経済へ
  ・貧富の差の急速な拡大

Page 12
貧富の差 急速な拡大
最も豊かな人たち20%
最も貧しい人たち20%
20世紀初頭
10
1
1960年代
30
1
1990年代
60
1
1997年
74
1
2001年
150
1
                       『反グローバリゼーション民衆運動』より
最貧国の累積債務:2000億$
アメリカの軍事費:3440億$/年(2002年度)

Page 13
戦争の役割り
軍事技術の産業への転用
  航空機、原子力発電、化学物質、GPS、
  コンピュータ、インターネット、抗生物質
  など
戦争で経済力が増す?
軍事費負担で国家が転覆する?

Page 14
戦争と経済力
産業革命による生産力
強い経済力(殖産興業)
軍事力の増強(富国強兵)
資源の強奪
さらに強い経済力

Page 15
戦争をどうとらえるか?
軍事予算トップ10
順位
国名
億ドル
GDP
GDP比
1 アメリカ合衆国
3,005 99,000(1)
3.0
2 ロシア
600 12,000(6)
5.0
3 日本
456 47,000(2)
0.9
4 中国
420
7,940(8)
5.2
5 フランス
350 13,000(5)
2.6
6 イギリス
346 14,000(4)
2.4
7 ドイツ
288 18,000(3)
1.6
8 サウジアラビア
187
1,850
10.1
9 台湾
176
3,140
5.6
10 インド
147
4,710
3.1
・・・・
北朝鮮
21
150
14.0
2002年度版 世界軍事情勢 (財)史料調査会編

Page 16
戦争を求める人々と経済の仕組み
世界の軍需企業の契約高
1位 ロッキードマーチン  179億ドル
2位 ボーイング
 156億ドル
3位 BAEシステム     155億ドル
4位 レイセオン
 115億ドル
5位 ノースロップグラマン  71億ドル
※世界の軍事費総額:7980億ドル
(ストックホルム平和研究所2001)

Page 17
なんで9・11と環境?

Page 18
なんで9・11と環境?
戦争は最大の環境破壊
地下資源はいつか必ず枯渇
資源枯渇に拍車
最終的には資源の奪い合い
実はこれまでも戦争の勝者が世界を決め
てきた
環境、人の心、すべてを破壊する
環境破壊も人々の暮らしを奪う

Page 19
冷戦の崩壊による環境問題への
関心の高まり
80‘末∼90’初頭冷戦構造が崩壊
92年地球サミット @リオデジャネイロ
自由主義、市場経済の急拡大
   ITと金融
97年 地球温暖化防止京都会議
  気候変動枠組み条約第3回締約国会議
  日本は90年比6%CO2排出削減義務

Page 20

Page 21
アメリカの国策の変化
クリントン政権(93∼2001)
「経済力がアメリカの国家安全保障の中心的決定要因にならなければ
ならない」  (91年12月ジョージタウン大学での演説)
「経済対立がイデオロギー対立を覆い隠していく」
「冷戦に投じたエネルギーと資源を転じてアメリカの経済安全保障を高
める」   (公約)
・経済的覇権を目指した8年間だった。
・97年4月国務省議会報告書 カスピ海におけるアメリカの戦略的利益
に言及
経済協力・覇権によりエネルギー安全保障を求めていた。

Page 22
アメリカの国策の変化
ブッシュ政権(2001/1/20∼)
・2002年度国防費 3,440億$(前年比 8%増)
・国内産原油採掘温存・輸入原油への依存度アップ
・アラスカ石油資源開発を支持
・環境対策予算大幅カット
・対タリバン、アルカイダ 報復戦争
・イラク空爆準備
・RMA(戦争における革命)の推進∼先制核攻撃とMD(ミサイル防衛)
エネルギー安全保障、国益(軍需・大企業)、政権維持
のためなら積極的に戦争を活用

Page 23
現代を支えているもの
過剰な資源消費
  地下資源の過剰使用環境破壊
このままでは環境の破綻が避けられない
  急速に転換しなければならない
資源が分かちあえなくなったら、、、
  経済的覇権から軍事的覇権へ
  →テロをきっかけに地下資源の支配へ

Page 24
アジア諸国エネルギー消費量の予測
(2000∼2020年)
APERC(アジア太平洋エネルギーセンター)資料より

Page 25
アフガニスタンとアメリカ
テロの以前からアフガニスタン攻撃を準備
カルザイ大統領アメリカ企業 ユノカル社社員
9・11のアタックを放置したことを米政府も認めた
2002/5/16 ライス米補佐官会見
9・11の当日、ブッシュ元大統領とビンラディン家
双方の関係者同士が同席していた
本命はカスピ海周辺の天然ガス・石油資源
輸送ルートは?
日本は?中国は?入札企業map    EUは

Page 26
カスピ海沿岸の地下資源
最大2,700億バレルの原油
世界の確認埋蔵量の1/5に相当!
天然ガス資源 655兆立方フィート
        世界の埋蔵量の1/8に相当!
「ソ連のもの」→自由主義陣営への販売へ
      →パイプラインが必要!

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再び暴力による支配?
化石燃料、特に天然ガスの確保が国家の死活
問題
背景は資源枯渇と地球温暖化
現状の経済、産業の仕組みを続ける以上、アメリ
カへの追随が避けられない
大切なのは、脱化石燃料と経済システム、価値
転換
自然エネルギーに転換、小規模分散型社
会へ

Page 28
持続可能な社会の条件

Page 29
持続可能な工業の条件
Yellow Zone
Critical Point !
ここを越えると雪
崩的に崩壊する
Red Zone
Blue Zone
・矢印の長さは「環境負荷」の大きさを示す
・逆向きの矢印は「修復」を示す
   Yellow Zoneは修復が可能な範囲

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持続可能な工業の条件
資源の使い方
再生可能資源 消費速度<再生速度
枯渇性資源
消費速度<再生可能資源への代替速度
環境汚染物質 排出量<吸収・無害化量
環境経済学者ハーマン・デーリーによる分類
類似の考え方として
・ナチュラル・ステップの“4つのシステム条件”
・エモリー・ロビンスの“Natural Capitalism”

Page 31
持続可能な工業の条件
利便性と安全性を天秤にかけ
利便性
安全性
安全性は常に軽視される
利便性が常に優先される
問題は、
   普及時間 と フィードバックタイム のバランス欠如!
科学技術や製品のネガティブな面がわかった時には既に
手遅れ、著しく普及してしまっている。

Page 32
日本の現状
長期債務 671兆6342億円 76万円増/秒
歳出 約80兆円/年
国債発行額 30兆円/年
個人資産 1440兆円
GDP 500兆円
個人消費 300兆円

Page 33
日本の現状
食料自給率 40%
エネルギー自給率 <10%
自殺者数 31,042人 (中高年6845人)
児童虐待 35,000件

Page 34
戦争や環境破壊にお金を流さない
銀行、保険会社、郵貯、年金、国債、税金を
通じて個人資産が破壊に使われている
個人資産の使い道を変える
有機農産物
地元の木材を使った100年住宅
化学物質フリーの快適な住まい
安心産業としてのNPO

Page 35
持続可能な産業・社会への変革

Page 36
自然エネルギー
風力
太陽光発電
バイオマス
  ・木材、農業・食品残渣、生ごみ、有機汚
小規模水力

Page 37
木質ペレット
エネルギー危機が来れば
需要増
木質バイオマス
木ガスエンジンにも応用可能

Page 38
どのように生きていくか?
リーダーに頼らない 自分で考え、行動する
自分の関心のある課題から全体を眺める
テキストより現実、体感、「何かを変える!」
義務感よりワクワク感を
文化、風土、伝来の知恵、先祖、お年寄りを大切
根本にアプローチする
社会システムと価値観の両輪の変革を
   参考:なぜ戦争を止められないのか?