正直なところ、昨日の予算委員会は残念でしたね。せっかく統計偽装のキーマンである大西なんたらを呼び出したってのに、野党の質問にはまったく気迫といったものが感じられない。隔靴掻痒とはこういうことを言うんだろうね。

 とは言え、自民、公明はまったくのサボタージュで、大西なんたらに質問すらしない。ようするに、統計偽装の真相解明なんて、ハナっからやる気がないってことなんだね。これほど露骨にそうしたやる気のなさを見せつけるってことは、国会をひいては国民を舐めてるってことだ。

 舐めてるってくれば、大西なんたらと共に出席した特別監察委員会委員長の樋口美雄シェンシェイだ。なんと、監察委の再調査について質問されて、「監察委員会ではなく、独立行政法人の理事長の立場で国会に呼ばれている」とぬかして答弁拒否しやがりました。どこ向いた調査していたかわかろうというものだ。

 新聞・TVの論調は野党のだらしなさに集中しているけど、この樋口なんたらの舐めた態度はそれ以上に糾弾されるべきだろう。

 それにしても大西、樋口、そして官房長の定塚の偽装トリオを見ていると、蛙のツラになんとやらなんて言葉が脳裏を掠める予算委員会なのであった。

不正統計の真相究明はできた?キーマンが国会に出席

厚労省統計不正「知って5日間報告せず」前統括官が答弁

・東京新聞社説
大西氏招致 解明の一歩にすぎない