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地中海クルーズ イタリア船の事故/乗客が撮影したコンコルディア事故当日のビデオと秘話

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コスタ・コンコルディア 事故当日とその後

乗客たちが撮った事故当日のドキュメンタリービデオ

2012年1月13日にイタリアのジリオ島付近で座礁したコスタ・コンコルディア。その事故当日に何が起こったのかを、乗客やクルーが撮ったホームビデオでつづった46分のドキュメンタリーがある。

最初の1分半がダイジェストになっていて、これでも事故当日の恐怖が十分伝わってくる。そしてその後の45分も夢中で見てしまった。

ビデオが始まってから11分くらいまでは、出発からその夜までの、何とも気楽で楽しい、いつも通りのクルーズの様子が映し出される。このドキュメンタリーにビデオを提供した人たちのホームビデオだ。家族連れも新婚さんも、うきうきと楽しそうだ。

ビデオ開始から6分ほどたった所には、ディナー会場で乗船客に乾杯や写真撮影のサービスをする船長も出てくる。

そして…

11分
突然停電になる。岩にぶつかる大きな音がしたそうだ。クルーの指示が混乱する中、部屋に戻る人たち。子どもは泣き続けるけれど、テーブルにワイン置いてきちゃった、取りに戻ろうかなと冗談を言うお父さんも。でも何が起こったのか、クルーも乗客も誰も分からない様子。

19分
廊下ですれ違うクルーがライフジャケットを着ているのを見て、何で着ているの?と尋ねる乗客。

21分
傾き始める船と操舵室の模様。乗客が勝手にライフボートに乗っていますと船長に報告が行く。衝突の1時間後に、自分たちも船を降りようと言う船長。

23分
非常ベルが鳴り、デッキに出てくださいというアナウンスが日本語や中国語でも流れる。

28分
ライフボートはどれも満員で、乗れるものを探して船の反対側からやって来た人も。

29分
降ろす時にぐっと傾くライフボート。無事着水できてライフボートの中から拍手が沸き起こる。

31分
晩ごはん食べてないし、何もかも置いてきちゃったとライフボートの中で言い合う乗客。

33分
救助に来たヘリコプターが、海に浮かぶ人を発見。亡くなっていると報告される。

34分
下船したキャプテンに、船に戻れと無線でどなる救助隊。まだ多くの人が船に居て、はしごを使って船から降りている様子がヘリコプターから見える。

36分
ライフボートで知り合ったアメリカ人同士が、生涯の友になったと言い合っている。まだ船に戻らない船長に怒る救助隊長。

40分
乗客たちがやっと上陸しても、クルーの姿は無い。ママ、僕たち乞食みたいだと言いながら夜更けの街を歩く家族。教会にすし詰めになったり、地元の人の家に招き入れてもらう人たちも。

42分
夜が明けて薄明かりの中、船にもぐるダイバー。水に浮かぶテーブルや椅子、食器。海底に散らばるベッドマットが映し出される。

44分くらいからは、この映像を取った人たちの紹介。みなが特別の経験をした。生きていることがありがたいと心から思えると言っている。本当によかったですねと声をかけたくなる、貴重なビデオです。

そして20か月後、やっと起き上がったコンコルディア

2012年1月の事故から1年と8か月。2013年9月にコンコルディアはやっと起き上がった。まだ行方不明の2人の捜索と、客室のセーフティーボックスの回収が始まる。

夢を乗せて運ぶはずのクルーズ船が、こんなに錆びついてしまった。このコンコルディアは2006年就航だけれども、その年に乗ってみようかと検討したことがある。でも新造船はきっとオペレーションがこなれていないだろうとやめて、同じコスタのフォーチュナに乗船した。

それが正しい決断だったのかは、今となってはわからない。せっかくだから乗っておけばよかったかなとも思う。でも上の「コスタ・コンコルディア-乗客たちが撮った事故当日のドキュメンタリービデオ」を見ると、コスタのオペレーションは、就航後何年たってもこんなにひどいものなのかと思わせる。

船長を含む8人のクルーの裁判は今も続いていて、船長はインド人の操舵手のせいで事故が起きたと言っているそうです。
報じるBBCの記事はこちら