カスタマーレビュー

23 件のグローバル評価
23件の合計評価、レビュー付き:11

日本から

5つ星のうち5.0Amazonで購入
現代の消費生活の安直さに反省を促す本
2016年3月9日に日本でレビュー済み
この本のタイトルを見て、私は、「禁欲」は宗教を信仰する者にとっては当り前であること、実際、ヨーロッバでは、人々の生きた歴史がそれを実証している。例えば、戒律があるし、司祭は結婚も禁じられている。「禁欲」は当たり前の努力である。この事を私は意識せざるを得なかった。そうした行為の萌芽は、ギリシャの市民たちにあり、後、エジプトのアントニオス等の試みによって、信仰者の実践として明確な位置付がなされていった。さらに教会や修道院となるはずで、私の読書はこの本のまだ3分の1辺りに過ぎないが、理論よりも信仰の過程で触れる色いろな事象の意味を検討したいと思ってい... さらに表示
この本のタイトルを見て、私は、「禁欲」は宗教を信仰する者にとっては当り前であること、実際、ヨーロッバでは、人々の生きた歴史がそれを実証している。例えば、戒律があるし、司祭は結婚も禁じられている。「禁欲」は当たり前の努力である。この事を私は意識せざるを得なかった。そうした行為の萌芽は、ギリシャの市民たちにあり、後、エジプトのアントニオス等の試みによって、信仰者の実践として明確な位置付がなされていった。さらに教会や修道院となるはずで、私の読書はこの本のまだ3分の1辺りに過ぎないが、理論よりも信仰の過程で触れる色いろな事象の意味を検討したいと思っている。日本でも、明治になって、中江兆民が議員をしながら、周囲の政治家たちの公意識なき柔弱な振る舞いに呆れて、「我が邦に思想なし」と非難するとともに、歴史をみた時、厳しい宗教的実践の積み上げをして来なかった事に原因あり、としている。さて、今の社会は少しでもカネ多く得れば、様々に快適な生活が可能と期待する意識が蔓延している。つまり、「ケイザイを」の一言で幸福への道は解決できると錯覚している人が多いようだ。そんなのっぺりした努力で、これまでの人類の、尊さ、歴史の多彩さを、説明できるわけもないのに。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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\u003cp class=\"a-size-base\">お客様がレビューを報告する一般的な理由は以下のとおりです:\u003cul class=\"a-unordered-list a-vertical\">\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">嫌がらせ、冒涜\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">スパム、広告、キャンペーン\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">現金、割引と引き換えに贈られます\u003c\/span>\u003c\/li>\u003c\/ul>\u003c\/p>\u003cp class=\"a-size-base\">報告を受け取り次第、レビューがコミュニティガイドラインを満たしているかどうかを確認します。そうでない場合は、削除します。\u003c\/p>\u003c\/div>\u003cdiv class=\"a-row a-spacing-double-large\">\u003cdiv class=\"a-column a-span12\">\u003cspan class=\"a-button a-button-span12 a-button-primary\">\u003cspan class=\"a-button-inner\">\u003ca href=\"https://www.amazon.jp/ap/signin?openid.return_to=https%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fgp%2Faw%2Freviews%2F412102253X%3FcsrfT%3DhLsD%252FQb2%252Fu9y%252FrYiTZwdxLaYURzeS8WjeKXKdiprjkwJAAAAAGX2wScAAAAB%26reviewId%3DRLXGVS4BDDF73&openid.identity=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.assoc_handle=jpflex&openid.mode=checkid_setup&marketPlaceId=A1VC38T7YXB528&language=ja&openid.claimed_id=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.ns=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0\" class=\"a-button-text\">\u003cspan class=\"a-size-small\">送信する\u003c\/span>\u003c\/a>\u003c\/span>\u003c\/span>\u003c\/div>\u003c\/div>"}" id="mobile-abuse-RLXGVS4BDDF73"> 違反を報告する
5つ星のうち5.0
いい本でした
2014年6月6日に日本でレビュー済み
禁欲というと性を思い浮かべるのは私だけだろうか。 実は欲は、(1)睡眠欲、(2)食欲、(3)性欲の順番に強い。 (1),(2)が満たされてはじめて性欲が出てくるのは 仕事で忙しいとよくわかる。 「修道院で行われる断食は、実は性欲を弱めるために 行われるのではなく、断食における極限を通して得られる 神的体験のためだ」、との著者の主張に大変感銘を受けた。 アダムの罪は、子供を作ったことではなくて... さらに表示
禁欲というと性を思い浮かべるのは私だけだろうか。
実は欲は、(1)睡眠欲、(2)食欲、(3)性欲の順番に強い。
(1),(2)が満たされてはじめて性欲が出てくるのは
仕事で忙しいとよくわかる。

「修道院で行われる断食は、実は性欲を弱めるために
行われるのではなく、断食における極限を通して得られる
神的体験のためだ」、との著者の主張に大変感銘を受けた。

アダムの罪は、子供を作ったことではなくて
はじめにリンゴを食べたことと考えるとつじつまがあう。

またギリシャ・ローマの貴族の間で内縁関係が
進んで人口減少があったと聞いて驚いた。
結婚して必ず子供をつくらないと全財産を没収するという
法律のために仕方なしに子供を一人作ったという話しは
現代に通じるものがあり、こちらも感銘を受けた。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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\u003cp class=\"a-size-base\">お客様がレビューを報告する一般的な理由は以下のとおりです:\u003cul class=\"a-unordered-list a-vertical\">\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">嫌がらせ、冒涜\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">スパム、広告、キャンペーン\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">現金、割引と引き換えに贈られます\u003c\/span>\u003c\/li>\u003c\/ul>\u003c\/p>\u003cp class=\"a-size-base\">報告を受け取り次第、レビューがコミュニティガイドラインを満たしているかどうかを確認します。そうでない場合は、削除します。\u003c\/p>\u003c\/div>\u003cdiv class=\"a-row a-spacing-double-large\">\u003cdiv class=\"a-column a-span12\">\u003cspan class=\"a-button a-button-span12 a-button-primary\">\u003cspan class=\"a-button-inner\">\u003ca href=\"https://www.amazon.jp/ap/signin?openid.return_to=https%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fgp%2Faw%2Freviews%2F412102253X%3FcsrfT%3DhMCeXt0hJbOqZvFEMrlEMMO%252FAQO3qKiKavXdngDujPmeAAAAAGX2wScAAAAB%26reviewId%3DROWDQZXBA64AQ&openid.identity=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.assoc_handle=jpflex&openid.mode=checkid_setup&marketPlaceId=A1VC38T7YXB528&language=ja&openid.claimed_id=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.ns=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0\" class=\"a-button-text\">\u003cspan class=\"a-size-small\">送信する\u003c\/span>\u003c\/a>\u003c\/span>\u003c\/span>\u003c\/div>\u003c\/div>"}" id="mobile-abuse-ROWDQZXBA64AQ"> 違反を報告する
5つ星のうち5.0
女子修道院の歴史的起源を興味深く解説した好著!
2014年3月1日に日本でレビュー済み
 著者の佐藤彰一氏は中世ヨーロッパ史が専門で、西洋中世領主制の形成に関する浩瀚な実証研究を著すとともに、中央公論社新社から『世界の歴史』の中世ヨーロッパの巻を池上俊一氏と共著で執筆しています。また、『グローバルヒストリーとは何か』という新しい歴史学の動向についての著作の翻訳もされています。歴史学全般に関して深い造詣を有する著者が修道院の歴史について述べるのはとても楽しみです。そもそも、西洋中世の社会経済史に関する重要史料は、修道院が遺した土地台帳などが中心です。領主制に関する社会経済史研究では領主による農民支配の実態や権力的構造が主たる関心事に... さらに表示
 著者の佐藤彰一氏は中世ヨーロッパ史が専門で、西洋中世領主制の形成に関する浩瀚な実証研究を著すとともに、中央公論社新社から『世界の歴史』の中世ヨーロッパの巻を池上俊一氏と共著で執筆しています。また、『グローバルヒストリーとは何か』という新しい歴史学の動向についての著作の翻訳もされています。歴史学全般に関して深い造詣を有する著者が修道院の歴史について述べるのはとても楽しみです。そもそも、西洋中世の社会経済史に関する重要史料は、修道院が遺した土地台帳などが中心です。領主制に関する社会経済史研究では領主による農民支配の実態や権力的構造が主たる関心事になりますが、修道院には大修道院長を頂点とするカトリック世界のヒエラルヒー的秩序が宗教史研究の大きなテーマとなっており、聖職叙任権闘争など教皇権と皇帝権の政治的対立に焦点が当てられてきましたが、著者は修道院で禁欲的な信仰生活を送る修道士の日常生活と宗教的規律、要するに修道士・修道女の内面、心性に光を当てています。これはわが国の西洋中世史研究では大変珍しい試みであり、領主制という社会経済史研究で修道院を主対象に研究してきた著者だからこそ為しえた研究だと思います。カトリック修道士の徳目として「清貧・貞潔・勤労」がよくあげられますが、またウェーバーが提起した禁欲的プロテスタンティズムの職業倫理との対比も面白いですが、今回は修道女の心性から徳目・規律の内面化の歴史的系譜を辿る著者のアプローチならびに歴史叙述を堪能したいところです。西洋中世史に関心あるすべての方に本書を薦めます。
34人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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\u003cp class=\"a-size-base\">お客様がレビューを報告する一般的な理由は以下のとおりです:\u003cul class=\"a-unordered-list a-vertical\">\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">嫌がらせ、冒涜\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">スパム、広告、キャンペーン\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">現金、割引と引き換えに贈られます\u003c\/span>\u003c\/li>\u003c\/ul>\u003c\/p>\u003cp class=\"a-size-base\">報告を受け取り次第、レビューがコミュニティガイドラインを満たしているかどうかを確認します。そうでない場合は、削除します。\u003c\/p>\u003c\/div>\u003cdiv class=\"a-row a-spacing-double-large\">\u003cdiv class=\"a-column a-span12\">\u003cspan class=\"a-button a-button-span12 a-button-primary\">\u003cspan class=\"a-button-inner\">\u003ca href=\"https://www.amazon.jp/ap/signin?openid.return_to=https%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fgp%2Faw%2Freviews%2F412102253X%3FcsrfT%3DhDk%252B4XnOmRp82%252FoX3NyMBT10ZCAS2jVz%252FtJh1iRxy0P5AAAAAGX2wScAAAAB%26reviewId%3DR14XLKE16TPI4E&openid.identity=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.assoc_handle=jpflex&openid.mode=checkid_setup&marketPlaceId=A1VC38T7YXB528&language=ja&openid.claimed_id=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.ns=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0\" class=\"a-button-text\">\u003cspan class=\"a-size-small\">送信する\u003c\/span>\u003c\/a>\u003c\/span>\u003c\/span>\u003c\/div>\u003c\/div>"}" id="mobile-abuse-R14XLKE16TPI4E"> 違反を報告する
5つ星のうち4.0Amazonで購入
禁欲と修道院。
2014年3月24日に日本でレビュー済み
 修道院は禁欲と関連して生まれたもので、その禁欲はキリスト教以前の西洋世界からの影響であることを解き明かす本です。それゆえ、単純にキリスト教の歴史だけではなく、古代ギリシアの生活規範から、禁欲に関連する部位を指し示すところからスタートしています。ただし、本書はその起源から6世紀頃までを範疇としています。著者も西洋修道制の前史と言っています。まあ西洋修道制の全ての歴史を、新書サイズの本で語りつくすことは不可能ですから、その起源と西洋世界に対する受容に限るのは、後への影響を考える上でも重要ですから良いのではないでしょうか。... さらに表示
 修道院は禁欲と関連して生まれたもので、その禁欲はキリスト教以前の西洋世界からの影響であることを解き明かす本です。それゆえ、単純にキリスト教の歴史だけではなく、古代ギリシアの生活規範から、禁欲に関連する部位を指し示すところからスタートしています。ただし、本書はその起源から6世紀頃までを範疇としています。著者も西洋修道制の前史と言っています。まあ西洋修道制の全ての歴史を、新書サイズの本で語りつくすことは不可能ですから、その起源と西洋世界に対する受容に限るのは、後への影響を考える上でも重要ですから良いのではないでしょうか。
 さて、個人的に興味深かったのは、禁欲修道士である隠修士の誕生とその生活ぶりです。修道士と言えば西洋の禁欲的な修道院を思い起こしますが、その起源はエジプトで、西洋の修道生活に禁欲がもたらされるのは後の事であったというところは中々面白いところでしょう。人界から離れた異界=砂漠という図式がその誕生に必要であったということは、後の西洋世界の修道士たちが深い森に立ち入り、開墾を始めたことにそのまま繋がるのでしょう。この場合は、森林=異界という図式としてそのまま保存されているわけです。この修道士達の開墾が後の西洋世界の人界を拡大する先鞭であり、それは後々の人口の拡大に直結しているとも考えられます。そのように考えると、西洋世界において修道士の役割は、キリスト教の布教という意味以外においても重要であったことがわかります。
 キリスト教以前についても語られるとは言っても、半分以上はキリスト教についての話となります。しかし、内容的にはキリスト教について詳しく知らなくても問題がない様にできています。ただ、著者はたまにですが、前後関係が混乱するような紛らわしい書き方をすることがあります。とはいえそれもよく読めばわかる程度です。普段本を読んでいてもなかなか修道院について知る機会も少ないことですし、本書は修道院の本質を知る上で有用な入門書と言えるでしょう。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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\u003cp class=\"a-size-base\">お客様がレビューを報告する一般的な理由は以下のとおりです:\u003cul class=\"a-unordered-list a-vertical\">\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">嫌がらせ、冒涜\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">スパム、広告、キャンペーン\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">現金、割引と引き換えに贈られます\u003c\/span>\u003c\/li>\u003c\/ul>\u003c\/p>\u003cp class=\"a-size-base\">報告を受け取り次第、レビューがコミュニティガイドラインを満たしているかどうかを確認します。そうでない場合は、削除します。\u003c\/p>\u003c\/div>\u003cdiv class=\"a-row a-spacing-double-large\">\u003cdiv class=\"a-column a-span12\">\u003cspan class=\"a-button a-button-span12 a-button-primary\">\u003cspan class=\"a-button-inner\">\u003ca href=\"https://www.amazon.jp/ap/signin?openid.return_to=https%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fgp%2Faw%2Freviews%2F412102253X%3FcsrfT%3DhJqednqkg5O%252FYiTK50tfg9taYSY%252FqZyuzIxqx5Q97RRXAAAAAGX2wScAAAAB%26reviewId%3DRLY64JNS4S2T2&openid.identity=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.assoc_handle=jpflex&openid.mode=checkid_setup&marketPlaceId=A1VC38T7YXB528&language=ja&openid.claimed_id=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.ns=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0\" class=\"a-button-text\">\u003cspan class=\"a-size-small\">送信する\u003c\/span>\u003c\/a>\u003c\/span>\u003c\/span>\u003c\/div>\u003c\/div>"}" id="mobile-abuse-RLY64JNS4S2T2"> 違反を報告する
5つ星のうち3.0Amazonで購入
文章や表記が曖昧で適格性を欠く部分が目立つ本。
2018年2月12日に日本でレビュー済み
初期修道院制度やローマ帝国東方ではじまった「荒野・砂漠の隠修士」に関する本は洋書では数多く刊行されているが、我が国で(しかも新書版という手軽に入手できる袖珍本で)読める作品は少ないため貴重な一冊である。 とはいえ、筆者の記述法に若干曖昧なきらいがあるせいで、正確な理解を妨げる箇所が目立つ惜しい書籍であることも事実だ。... さらに表示
初期修道院制度やローマ帝国東方ではじまった「荒野・砂漠の隠修士」に関する本は洋書では数多く刊行されているが、我が国で(しかも新書版という手軽に入手できる袖珍本で)読める作品は少ないため貴重な一冊である。
とはいえ、筆者の記述法に若干曖昧なきらいがあるせいで、正確な理解を妨げる箇所が目立つ惜しい書籍であることも事実だ。
たとえば、「同性愛」という当時存在しなかった概念・用語が気軽に用いられているが、-----大抵は文脈で把握出来るものの、いかにも翻訳調のそしりは免れない-----、やはり日本語で記す以上「男色」なり「少年愛」なり「レスビアニスムを含む同性同士の性愛」という風に使い分けて欲しかった(一例を挙げるならば、77頁10行目の「同性愛」は男女双方の同性愛を指しているのか否か不分明である)。
また81頁2行目の(ヨアンネス・クリュソストモスが記す)「この年齢」も些か曖昧である。「十四歳が法律的に一人前と見なされる年齢だが、それよりも若い10歳、あるいはもっと早くに」とすぐ前に記載されているので、コンテキストから推せば直近の「10歳、あるいはもっと早く」がふさわしいだろうが、そうすると当時の「小アジアやローマ、シリアなどにおける男性」(80頁)は、ほとんど例外ないほど皆が「この年齢で教育のために修道士に託され」(81頁)ていたことになる(そして「多くが年長者らによって犯されていた」と解される)。
さらに固有名詞やギリシア語・ラテン語のカナ記述が不統一極まりない点も指摘できよう。
逐一例を挙げれば枚挙にいとま無いほど夥しい分量にのぼる。とはいえ敢えてここに二、三例をあげておくと、パッラディオスが「ビトニア」主教と82頁に記されているが、これは「ビテュニア」主教でなければ読者には分かり難いし、かの「ヒエローニュムス」がいまだに「ヒエロニムス」という通俗表記に留まっている。また「セナートル」が「セナトール」と書かれる等々、古典ギリシア語・ラテン語を学んだ人とは思えぬ記載である、云々。
本書が書かれた頃には既に京都大学学術出版会から『 西洋古典学事典 』が公刊されていたのだから、少し調べてみれば、この種の誤記は容易に避けられた筈である。
序でに申せば、ヨアンネス・クリュソストモスやキリスト教の教父らの「ホモフォビア」に関しては、作品社より上梓の『 【図説】ホモセクシャルの世界史 』に詳しく記されているので参照されれば如何かと存ずる次第である。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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\u003cp class=\"a-size-base\">お客様がレビューを報告する一般的な理由は以下のとおりです:\u003cul class=\"a-unordered-list a-vertical\">\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">嫌がらせ、冒涜\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">スパム、広告、キャンペーン\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">現金、割引と引き換えに贈られます\u003c\/span>\u003c\/li>\u003c\/ul>\u003c\/p>\u003cp class=\"a-size-base\">報告を受け取り次第、レビューがコミュニティガイドラインを満たしているかどうかを確認します。そうでない場合は、削除します。\u003c\/p>\u003c\/div>\u003cdiv class=\"a-row a-spacing-double-large\">\u003cdiv class=\"a-column a-span12\">\u003cspan class=\"a-button a-button-span12 a-button-primary\">\u003cspan class=\"a-button-inner\">\u003ca href=\"https://www.amazon.jp/ap/signin?openid.return_to=https%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fgp%2Faw%2Freviews%2F412102253X%3FcsrfT%3DhPHdl91egSfVFWGRImdvRtvN1Q4CFL0UhD3Sjm3iO8UXAAAAAGX2wScAAAAB%26reviewId%3DR3HVJ7X2M612EJ&openid.identity=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.assoc_handle=jpflex&openid.mode=checkid_setup&marketPlaceId=A1VC38T7YXB528&language=ja&openid.claimed_id=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.ns=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0\" class=\"a-button-text\">\u003cspan class=\"a-size-small\">送信する\u003c\/span>\u003c\/a>\u003c\/span>\u003c\/span>\u003c\/div>\u003c\/div>"}" id="mobile-abuse-R3HVJ7X2M612EJ"> 違反を報告する
5つ星のうち2.0Amazonで購入
歴史書であり、禁欲そのものの本質に関しては、述べれていません。
2017年6月23日に日本でレビュー済み
タイトル、レヴューを見て購入しましたが、がっかりしました。
ロマンティックなタイトルがついてますが、この本自体は、どこどこの修道院で、いつ、これこれ、こういう事があったという歴史事実の列挙が続くばかりで、生きる態度そのものとしての”禁欲”の本質や、その変遷についての深い記述や考察は、ほとんどありません。
修道院での生活がいかに宗教的、哲学的な内省に影響しているのか知りたい人は、この本を読んでも答えはありません。
タイトルに不備在り。”禁欲的な生活の場である修道院の歴史” をつづった本でした。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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\u003cp class=\"a-size-base\">お客様がレビューを報告する一般的な理由は以下のとおりです:\u003cul class=\"a-unordered-list a-vertical\">\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">嫌がらせ、冒涜\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">スパム、広告、キャンペーン\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">現金、割引と引き換えに贈られます\u003c\/span>\u003c\/li>\u003c\/ul>\u003c\/p>\u003cp class=\"a-size-base\">報告を受け取り次第、レビューがコミュニティガイドラインを満たしているかどうかを確認します。そうでない場合は、削除します。\u003c\/p>\u003c\/div>\u003cdiv class=\"a-row a-spacing-double-large\">\u003cdiv class=\"a-column a-span12\">\u003cspan class=\"a-button a-button-span12 a-button-primary\">\u003cspan class=\"a-button-inner\">\u003ca href=\"https://www.amazon.jp/ap/signin?openid.return_to=https%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fgp%2Faw%2Freviews%2F412102253X%3FcsrfT%3DhJ7a6Scq%252F6DJYouWyeXADXqP%252BEtZlLFUpUa1wWwkPbCwAAAAAGX2wScAAAAB%26reviewId%3DR2A9Y21JCNCAP4&openid.identity=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.assoc_handle=jpflex&openid.mode=checkid_setup&marketPlaceId=A1VC38T7YXB528&language=ja&openid.claimed_id=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.ns=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0\" class=\"a-button-text\">\u003cspan class=\"a-size-small\">送信する\u003c\/span>\u003c\/a>\u003c\/span>\u003c\/span>\u003c\/div>\u003c\/div>"}" id="mobile-abuse-R2A9Y21JCNCAP4"> 違反を報告する
5つ星のうち1.0
歴史書ではあるが因果関係が不明瞭
2015年6月24日に日本でレビュー済み
修道院の起源が、「砂漠の師父」たちにあることはキリスト教の修道院や宗教に興味がある人たちは誰もが知っているのではないだろうか。 また古代ローマの禁欲的な生活について身体的、医学的な面から分析されているが、むしろローマの禁欲についてはギリシアのストア哲学から論じる方が適当であったのではないかと思う。堕胎や赤子をおくるみでくるむ習慣の紹介に至っては何故修道院と関連があるのか説明するのは論理的繋がりが明確ではない。... さらに表示
修道院の起源が、「砂漠の師父」たちにあることはキリスト教の修道院や宗教に興味がある人たちは誰もが知っているのではないだろうか。

また古代ローマの禁欲的な生活について身体的、医学的な面から分析されているが、むしろローマの禁欲についてはギリシアのストア哲学から論じる方が適当であったのではないかと思う。堕胎や赤子をおくるみでくるむ習慣の紹介に至っては何故修道院と関連があるのか説明するのは論理的繋がりが明確ではない。

また何故当時の社会で当時の人々が禁欲的な修道院生活を送らざるをえなかったのか、という動機については聖人・聖地信仰と絡められて説明されるのみで明確に述べられているとは感じられなかった。

やはり少なくとも、キリスト教的宗教生活の意義を理解していない限り修道院が必要となった背景は理解できないのではないかと考える。少なくとも一定の期間禁欲的生活の実践が必要であろう。
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5つ星のうち4.0
「禁欲の心性」
2014年11月2日に日本でレビュー済み
「本書は西洋の修道制と修道院の最初期の歴史を、その心性面での背景から 説き起こし、おおよそ6世紀末までを時間的な枠組みにして論じている。 したがって、西洋世界に修道制が本格的に普及し、定着する以前が本書の 考察の対象となる。……4世紀の人心の裡に、自己の欲望を断つ、あるいは 抑える心的傾きがどのように醸成されたかを、そしてそれがローマ女性にどのように 投影し、わが子が禁欲実践することをどのように後押ししたかが、まず問われねば... さらに表示
「本書は西洋の修道制と修道院の最初期の歴史を、その心性面での背景から
説き起こし、おおよそ6世紀末までを時間的な枠組みにして論じている。
したがって、西洋世界に修道制が本格的に普及し、定着する以前が本書の
考察の対象となる。……4世紀の人心の裡に、自己の欲望を断つ、あるいは
抑える心的傾きがどのように醸成されたかを、そしてそれがローマ女性にどのように
投影し、わが子が禁欲実践することをどのように後押ししたかが、まず問われねば
ならない。……『心性』とは社会的な存在としての人間がもっている自分の利害
感情を越えたいわば間主観的な心的傾向であり、一定の共通性をもっている。
4世紀のローマ世界に広まったのは、『禁欲の心性』であった。それが古典古代の
地中海文化の伝統のなかで、どのように胚胎し、ほぼ紀元2世紀ころから
『キリスト教的』禁欲の心性としてどのように醸成されていったかを見ていきたい」。

 ただ単にキリスト教周辺の文献読解に終始するものかと思いきや、「心性」をめぐる
研究と銘打つだけのことはある。その射程はそうした先入観をはるかに凌駕して、
同時代の社会の把握を志向する。当時における「禁欲」の理論的裏付けとしての
医学を糸口に、話は当時の栄養事情や結婚制度へと及び、狭義のカトリック史を
超越した社会史としての様相を呈することとなる。
 修道院って教会の出先機関なんじゃないの? という浅はかな思い込みを笑う
ように、「禁欲と瞑想を通じての霊的救済を目的として生きながらも、基本的には
俗人である人々の共同体としての修道院」が徐々にその像を形成していく。
 取り立てて厳密な戒律を持つでもない聖マルティヌスの信徒たちの共同体、
「禁欲」の系譜にこの話が必要なのかと思わせて、カリスマの求心力に従って
集団を成立させる「バシリカ」の誕生によって話が鮮やかな線となって繋がる。 
一般に想像される「修道院」、すなわち「戒律に従い、院長を指導者として真の
意味での共同体を組織しつつ、禁欲的な修道実践に邁進する人たちの集まり」
としての「モナクス」とは似て非なる、もうひとつの「修道院」としての「バシリカ」は
「禁欲の心性」の伝播に大いなる寄与を持ちつつも、ただしその自戒の弛緩ゆえ
やがて自壊の時を迎えることとなる。

 そもそもが大学の講義を下地にテキスト化したもの、新書とは思えないような
硬質さゆえ、読みやすいとは決して言えない。この時代の歴史についてさしたる
基礎知識を持つでもない私には、研究史に言及されてもその固有名詞にさっぱり
見当がつかないなど、正直なところ、ついていけているのか怪しい点も数多ある。
 だが、「修道院」や「禁欲」との枠にあえて囚われず、ひとつの社会のあり方を
めぐる書き物として、堅実にまとまった一冊であるには違いない。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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\u003cp class=\"a-size-base\">お客様がレビューを報告する一般的な理由は以下のとおりです:\u003cul class=\"a-unordered-list a-vertical\">\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">嫌がらせ、冒涜\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">スパム、広告、キャンペーン\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">現金、割引と引き換えに贈られます\u003c\/span>\u003c\/li>\u003c\/ul>\u003c\/p>\u003cp class=\"a-size-base\">報告を受け取り次第、レビューがコミュニティガイドラインを満たしているかどうかを確認します。そうでない場合は、削除します。\u003c\/p>\u003c\/div>\u003cdiv class=\"a-row a-spacing-double-large\">\u003cdiv class=\"a-column a-span12\">\u003cspan class=\"a-button a-button-span12 a-button-primary\">\u003cspan class=\"a-button-inner\">\u003ca href=\"https://www.amazon.jp/ap/signin?openid.return_to=https%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fgp%2Faw%2Freviews%2F412102253X%3FcsrfT%3DhCtd4HLxlZVBiAE%252Ftqr7LsDw3QtFUFmd9IY4d1bYq2OcAAAAAGX2wScAAAAB%26reviewId%3DR1PLCWEBZ3DL2C&openid.identity=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.assoc_handle=jpflex&openid.mode=checkid_setup&marketPlaceId=A1VC38T7YXB528&language=ja&openid.claimed_id=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.ns=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0\" class=\"a-button-text\">\u003cspan class=\"a-size-small\">送信する\u003c\/span>\u003c\/a>\u003c\/span>\u003c\/span>\u003c\/div>\u003c\/div>"}" id="mobile-abuse-R1PLCWEBZ3DL2C"> 違反を報告する
5つ星のうち4.0
享楽的社会に背を向けた古代ローマの「禁欲ブーム」
2014年5月18日に日本でレビュー済み
享楽の古代ローマ世界で生まれた「禁欲」という心性。奢侈的な気風へのアンチテーゼ、あるいはローマの女たちの修養術として、キリスト教はローマ社会に広まった。本書は、その西洋文化の根幹である修道院の起源を、キリスト教が広げた古代終期の禁欲ブームとして考える。... さらに表示
享楽の古代ローマ世界で生まれた「禁欲」という心性。奢侈的な気風へのアンチテーゼ、あるいはローマの女たちの修養術として、キリスト教はローマ社会に広まった。本書は、その西洋文化の根幹である修道院の起源を、キリスト教が広げた古代終期の禁欲ブームとして考える。

ローマ期、女たちは夫の不倫を容認し、かつ夫と性行為も離婚もできないという禁欲を強いられていた。女性は孤独を耐えるしかなかった。そうした中で節制を説くキリスト教が受け入れられた。古代終期、地中海東部では女性たちが次々と「キリストの娘」と称し、社会に背を向け結婚も拒否し家庭にひきこもる、または莫大な富を修道院に喜捨する行為が賞賛された。修道士・隠修士も人間と隔絶した地で、性欲・食欲を絶つ理論・行為を突き詰め、その戒律を厳守した。

人里離れた修道院で徹底して欲望を絶つ生活は、エジプトやシリアで始まった。だがヨーロッパに来ると少し様相が変わる。いち早く受容されたフランスには、ケルト文化の名残で、聖人や聖域・聖水への土俗的な信仰があった。病を癒すなどの「奇跡」が西欧型修道院で重視されるのは、ここからのようだ。聖人の墓、聖なる泉の周りに聖堂を建て、信奉者が集う。それまでの修道院と違い、都市にも建てられたこれらの修道院は、教会や王の支配下にあり、修道士が世俗的な、戒律の緩い生活をするようになっていた。ここまでが本書の内容だ。

最近の新書としては、テーマも内容も非常に専門的だ。これこそ教養なのかなあと思う。修道院という日本人としてはニッチな領域で、かつメーンではない最初期の話。出産や妻の法的立場などローマ時代の家族制度の話がやや長過ぎる感じはあるが、論考をじっくり積み上げている。また、巻末のカタカナだらけの人物事項索引も見るだけで圧巻。時間をかけて書いたのだろうなと感じさせる内容。修道院は西洋の土台をなす文化で、日本で言えば禅か。さらっと読める本ではないが、関心がある人なら読み通せるのではないか。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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\u003cp class=\"a-size-base\">お客様がレビューを報告する一般的な理由は以下のとおりです:\u003cul class=\"a-unordered-list a-vertical\">\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">嫌がらせ、冒涜\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">スパム、広告、キャンペーン\u003c\/span>\u003c\/li>\u003cli>\u003cspan class=\"a-list-item\">現金、割引と引き換えに贈られます\u003c\/span>\u003c\/li>\u003c\/ul>\u003c\/p>\u003cp class=\"a-size-base\">報告を受け取り次第、レビューがコミュニティガイドラインを満たしているかどうかを確認します。そうでない場合は、削除します。\u003c\/p>\u003c\/div>\u003cdiv class=\"a-row a-spacing-double-large\">\u003cdiv class=\"a-column a-span12\">\u003cspan class=\"a-button a-button-span12 a-button-primary\">\u003cspan class=\"a-button-inner\">\u003ca href=\"https://www.amazon.jp/ap/signin?openid.return_to=https%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fgp%2Faw%2Freviews%2F412102253X%3FcsrfT%3DhKhTuuYXeh1YHhDjn3iDH5%252BMbYRVZzNbusH1uURo%252FS0xAAAAAGX2wScAAAAB%26reviewId%3DR25ZDDUX1TAX08&openid.identity=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.assoc_handle=jpflex&openid.mode=checkid_setup&marketPlaceId=A1VC38T7YXB528&language=ja&openid.claimed_id=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0%2Fidentifier_select&openid.ns=http%3A%2F%2Fspecs.openid.net%2Fauth%2F2.0\" class=\"a-button-text\">\u003cspan class=\"a-size-small\">送信する\u003c\/span>\u003c\/a>\u003c\/span>\u003c\/span>\u003c\/div>\u003c\/div>"}" id="mobile-abuse-R25ZDDUX1TAX08"> 違反を報告する
5つ星のうち4.0
修道院の起源を禁欲的な生活という側面から探る
2014年4月8日に日本でレビュー済み
修道院の起源を、禁欲的な生活という側面から、概観している。
その前提として、第1章から第3章で、古代ギリシャとローマにおける、家族、性生活、出産などの実態を紹介している。
家族という存在が、制度化されていく過程が、とくに興味深かった。
後半は、東方で生まれた、修道院が、いかに西側に普及していったかの過程が描かれる。
古代ヨーロッパの聖域、治癒という概念に、修道院制度が入り込んで行く様子が、興味深かった。
この書とは別に書かれるという、6世紀以降の歴史にも期待が持てる。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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