WADIA WADIA6
オーディオに興味が有る人ならばたいがいは耳にした事があるCDプレーヤーのWADIA6です。
写真で見るより実物が小柄なので意外でした。
それだけ写真で見るデザインにインパクトが有り又、実物を見ても日本人が好む様な丁寧な仕上げがされていると思います。
天板を外そうと思いましたが、ネジらしいものが無く全体を良く眺めた所、四隅の足と底板にあるキャップスクリューを外すことで取り外しが出来ました。
VRDSの機構を使っているとの事でしたが、鉄板をプレスしたブリッジとプラスチックのターンテーブルで構成されていたのには驚きました。
価格を考えればせめてVRDS-10のアルミダイキャスト製にしてもらいたいものですね。
このプレーヤーは読み取りが不安定との事で此方にきました。
原因はターンテーブルの高さ位置が悪く高さ調整をする事でCDの読み込みが出来る様になりました。
オーナーの依頼によりオーバーホールも同時に行う事なったので基板を外そうとしましたが、アナログ基板側の側板を固定しているネジがなかなか外れず格闘すること1時間やっと外す事ができました。
これで基板を外せると思ったら、バランス出力コネクタが邪魔になり基板の取り外しが出来ず。
これまた、ネット等で調べたところバランスコネクタが分離式に成っている事がわかりやっと基板の取り外しが出来ました。
かなり整備性が悪いのでメーカーのオーバーホールはかなりの金額を請求されたのではないかと思われます。
いつもの様に電解コンデンサの交換、全基盤の増しハンダ、トレイのリミットSWの清掃、ピックアップレンズの清掃等を行いました。
音は巷の評判通り音の厚み分解能の良さスピード感はさすがと思わせてくれます。
以上だとスムーズに修理が運んだ様に見えますが、音だしする時にミュートが解除出来ずミュート回路を調べたりリモコンの信号を調べたりと半日以上の時間がかかりました。
原因はテストに使用したアンプ(LUXMAN L-580)の入力切り替が選択されていない時はショートする仕様に成っていた事が原因でした。
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