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EMSの効果…筋トレ・運動に使用するメリット・デメリット [運動と健康] All About
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EMSの効果…筋トレ・運動に使用するメリット・デメリット

【アスレティックトレーナーが解説】EMSとは、筋肉に効果的に刺激を与えられるエクササイズ器具のことです。EMSを使った筋トレ効果と実際に身体を動かして行う運動の違い、EMSを使うメリット・デメリット、使用する際の危険性や注意点について解説します。腹筋などに直接パッドを貼り付け、電気刺激によって筋肉の収縮運動を起こすEMSの効果と注意点を正しく理解して活用しましょう。

執筆者:西村 典子アスレティックトレーナー / 運動と健康 ガイド

EMSの効果は? 筋肉に電気的刺激をかけ、リハビリ・筋トレ効果も

EMSの効果とは

電気刺激によって筋肉を収縮させ、運動効果を得るEMS。実際の効果は?

EMS(Electrical Muscle Stimulation)とは直訳すると「電気的な筋肉への刺激」であり、一般的には電気を使って筋肉を刺激し、収縮させるエクササイズ器具のことを指しています。

私たちが体を動かすときは、脳からの「動け」という命令が運動神経を伝わって筋肉に届き、電気信号によって筋肉が収縮されて動くようになっていますが、EMSはこうした一連の神経回路を介さずに、直接筋肉に電気刺激を与えて収縮させることができます。

もともとは医療用として開発され、スポーツ選手のリハビリテーションなどにも用いられていましたが、筋肉に電気刺激を与えることで手軽に運動効果が得られるということから、近年は一般の方にも用途が広がっています。
 

EMSと実際の運動の効果の違い……手軽さか、運動能力の向上か

ラットプルダウン

運動は脳からの指令によって身体を動かす

運動は必ず脳と連動して体を動かしますが、EMSはこうした神経回路を使わずに運動を行うことができます。そのため自分で動かそうと思わなくても他動的に筋肉を収縮させて鍛えることが可能です。いわゆる「ながら運動」のように家事をしたり、仕事をしたりしながらEMSの器具を用いて筋肉を収縮させ、運動効果を得られることがその特徴として挙げられます。また運動は全身を使うことが多く、ある一部分だけ集中して鍛えるということが難しいのですが、EMSはある一部分に特定して鍛えられることもそのメリットとして挙げられるでしょう。
EMSパッドと腹部

実際にEMSパッドを腹部につけた状態。筋肉が収縮し、運動効果が得られる

一方で運動は脳と神経、筋肉を連動させて動かすため、敏捷性やバランス能力、安定した姿勢を保つための筋持久力といった筋力だけではない体力面での向上をはかることができます。特にスポーツ選手にとっては脳からの指令によって素早く動く能力が求められるため、EMSによる筋力アップだけでは運動時の筋力発揮が伴いません。EMSは神経回路をショートカットしている分だけ、運動よりも手軽に筋肉を刺激できますが、実際の動きと連動する筋力発揮にはやはり実際に体を動かして筋肉を鍛えることが必要です。
 

EMSの効果……運動・筋トレでEMSを使用するメリット

腹筋運動をする女性

腹筋運動を行うのはつらいもの。EMSを使うと手軽に腹筋を鍛えることができる

EMSは通電させる環境があればどこでも手軽に行うことができ、鍛えたい部位を効率よく鍛えることができます。見た目重視で「脇腹にくびれを作りたい」「二の腕のたるみを改善したい」といった場合は、ターゲットとする筋肉をはさむようにパッドを貼り、通電させて筋肉を収縮させることで、実際のトレーニングと同じようなボディメイク効果を得ることができます。また運動習慣のない人は、毎日腹筋をすることはとても難しく感じたり、仮に目標を立てても長く続かなかったりしがちですが、EMSを用いると電気刺激を自分でコントロールしながら行うことができるので、比較的取り組みやすいものであるといえるでしょう。
 

EMSのデメリット・危険性・注意点……筋肉痛・やけど・水ぶくれなど

腹筋にメジャーを巻く女性

EMSの特徴をよく理解し、正しく使って運動効果を高めよう

EMSを使ったトレーニングは手軽である特定の部位にアプローチできる一方で気をつけておきたいこともありますので、確認しておきましょう。

■必ず説明書に目を通し、理解した上で使用する
どの器具についても言えることですが、特にEMSは電気を用いて筋肉に刺激を与えるものであり、使い方を誤ると体に悪影響を及ぼすことが懸念されます。使用に際しての禁忌を十分理解し、特に健康面で不安のある方は使用前に医師に相談することをオススメします。
 
■過度な電気刺激による筋肉痛に注意する
EMSは脳からの神経回路を介さずに筋肉を収縮させることができます。運動では脳が「これ以上強い刺激を加えると筋肉が傷んでしまう」と自ら制御することができますが、EMSはこうした制御機能を持たないため、どんどん出力を上げていった結果、過度な電気刺激によって筋線維が傷んでしまい、ひどい筋肉痛を起こしたり、場合によっては肉離れのような症状が見られたりすることがあります。高い運動効果を得たいからといって出力をむやみやたらに上げるのではなく、段階的に上げていくように心がけましょう。
 
■やけどや水ぶくれなどの皮膚疾患のリスク
パットを皮膚に直接つけて使用するEMSでは、パッドと皮膚との接触面積が小さくなるとそこに電気刺激が集中してしまい、皮膚のやけどや水ぶくれを起こすことが指摘されています。密着していると思っていても、動き回っているうちに部分的にはがれてきてしまったりすることで起こると考えられているため、パッドの粘着力などを確かめ、弱くなってきたものについては交換するようにしましょう。
 
EMSは安全に正しく使用することで手軽に運動効果を得られることが期待できるものです。その特徴をよく理解し、運動における選択肢の一つとしてみてはいかがでしょうか。
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