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皆子山 | ハイキングでダイエット

皆子山

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ダイエット目的で山歩きをはじめて今回で5回目。本当は小学校5年の娘と一緒に比叡山、横高山、水井山の縦走を計画していました。しかし、当日朝、起こしても子どもが起きてこないので急遽単独山行となりました。それならと、子連れでは無理のある皆子山に行き先を変更しました。

京都府最高峰で、どのルートも沢を登りつめていかなれけばならないこと、ルート上に標識が少なく、沢が入り組んでいて迷いやすいなどの理由で、難易度が高い山とされています。ガイドブックを見てもインターネットで情報収集しても、「地図を読んでルート検索できる技術があること」「沢登りや岩登りの技術があること」など登るに当たっての条件が書かれています。

私にはそんな立派な技術はありませんが、地図を見る限り「十分行けるだろう」と思っていました。先日、京都バスでアプローチした際に、皆子山に登られる方も同乗されていましたが、どう見てもそんな立派な資格のなさそうな、素人っぽいおばさんグループや20歳そこそこの女の子のグループでした。ギャップに首をかしげたまま、「まあ、今回は行ってみてあかんかったら引き返せばいいやろ」くらいのつもりで出発しました。

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   ▲京都府最高峰の皆子山山頂


【DATA】
標高:971.5m(京都府最高峰)
歩いた日:2005年9月24日(土)
天候:晴れ、山頂は曇り
メンバー:単独
山中徘徊時間:4時間40分(昼食・休憩含む)

07:40 自宅出発(マイカー)
08:30 「芦火谷橋」バス停付近に駐車(山歩きスタート)
08:50 林道終点、登山道へ(芦火谷の沢をつめる)
09:05 ツボクリ谷の出合い(左のツボクリ谷をつめる)
09:45 巨木の広場(勝手に命名、休憩適地)
10:30 皆子山山頂着
10:50      出発 (寺谷ルートで下山)
11:30 巻き道の登山道との分岐(巻き道は皆子谷ルートへ合流する)
11:50 寺谷の沢の広場で昼食
12:10         出発
12:20 林道との出合(橋を渡って林道を左へ)
12:45 「平」バス停(今日は車なので芦火谷橋へ車道を歩く)
13:10 芦火谷橋のマイカーに到着


山行記録と写真は続きをご覧下さい
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今回駐車した場所です。「芦火谷橋」バス停から旧道に回り込んだ所で道幅の広くなっており、通行車(めったに来ない)のじゃまになりません。もちろん「駐禁」区間でありません。向こうには国道が見えています。

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ガイドブックなどの情報ではどれも「全身びしょぬれになる」と示し合わせたように書いてあるので、相当覚悟していました。沢をじゃぶじゃぶ渡ることに備えて最初からスパッツ装備です。ヒルよけにもなります。

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芦火谷ルートで登ります。こんな簡単な橋がルート上に結構あります。足をすべらせたらもちろんドボンです。それでも橋があるだけ上等だと思います。

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このあたりの環境はヘビにも居心地がいいようで、何度も見ました。これはシマヘビです。岩を手でつかんで登るとその岩の下にいました。私の顔との距離30cm。さすがにびっくりしました。

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じゃぶじゃぶ渡渉したら大きな岩。岩をよじ登るルートです。おじさんやおばさんで渋滞しましたが、ツルツルの岩ではなく、足を運べるステップはいくらでもあります。怖がらなければ手を使う必要もほとんどありません。なぜこんなところで渋滞するのか?普通にルートを歩く速さでクリアできるところです。もっと難所があると思っていたけれど、ここが一番の難所でした。

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芦火谷とツボクリ谷との出合いにあった標識です。下だけを見て歩いていると見過ごすかもしれないのでここは注意です。芦火谷から分かれて左のツボクリ谷を登ります。

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文字通り沢の中がルートです。じゃぶじゃぶと行きます。水量が少なかったのでたいしたことはありません。雨の後などに登るときは確かに全身ずぶぬれになるところでしょう。ってそういう日にこんなとこ登るのはやめたほうがいいと思うんですけど。

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ツボクリ谷をつめていくと沢の水がなくなります。さらに谷を登って行くと、左にロープが張ってあり谷から離れます。ここがわからずに迷う方が多いそうです。一部手も使うような急な登りを一気に登らされます。こんな登りの途中で休憩すると余計にしんどくなるので、ゆっくりでも登りきりましょう。クマザサをかき分け登りきると皆子山の山頂です。桟敷岳や雲取山のように「これを登ったら山頂やろ」という期待を何度も裏切るような演出もなく、あっけなく頂上です。山頂は10人くらいが休憩できそうな広場で、見晴らしはあまりよくありません。しかも山頂に着くまではいいお天気だったのに、山頂は今にも降りそうな天気です。台風の影響か風があり、大汗をかいたTシャツもすぐに乾き気持ちよかったです。

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山頂からわずかに展望できる比良山方面ですが、完全に雲の中です。あれは比良山降っていますね。かわいそうに。

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寺谷から下山するか、少しだけ長い時間歩けそうな皆子谷から下山するか迷いましたが、難度の高い山ということでしたので、多くのコースガイドが紹介している寺谷ルートを選びました。山頂に登ってきた芦火谷ルートの逆方向に道があり、そのルートに数メートル入ったところによく見ると「寺谷」と書かれた小さな表札が木にかけてありました。樹林の中をジグザグに下っていくと寺谷の沢に出ます。沢の規模は芦火谷よりも小さいですが、きれいな谷でした。登りのルートをこちらにしたほうが登りやすいと思いました。ただ、芦火谷を下りのルートには使いたくないですけど。

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途中に廃墟になったこんな小屋がありました。北山にはいろんな小屋が建っていますが、それぞれ必要なのでしょうが、最後まで建てた人が責任を持って管理してほしいものです。こんなになったら巨大な粗大ゴミです。この小屋まできたら林道はすぐそこです。

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林道に出ると、左に取り、30分歩くと「平」のバス停です。今回はマイカーなのでさらに25分ほど歩いて「芦火谷橋」まで戻りました。

京都府最高峰で、北山では1級クラスの難度の高い山との触れ込みでしたが、期待が大きすぎました。普通の山です。先入観なく、普通の山として見ると、きれいで涼しい沢が印象的なよい山歩きができたと思います。

また、天候が崩れ、谷の水量が増すと危険な山になることは容易に理解できました。登られる方は、当日だけでなく、数日間の間にまとまった雨が降っていないことを確認したほうがいいでしょう。

今回は、水量の少ないときに登って下りただけなので、かなり歩き足りない気持ちで帰路に着きました。マジで寺谷を下って林道に出たときに「平」へ行かず、皆子谷へ行ってもう一度山頂まで登ってしまおうかと思ったくらいです。時間的にも体力的にも十分可能でした。でも、初めて入った山で夕方に歩いていて何かあったらどうにもならないな、と冷静に考えてやめました。ぜひ、別の機会に皆子谷ルートを登ってみたいと思いました。

結局、帰路についたはずの車は、そのまま大文字山に向かい、しっかり2コース目を夕方までかけて歩いてきました。ここだったら私にとって勝手知ったるコースですからずっと安全です。




皆子山




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