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EMほっかいどう 2013年 9月 第 70号 発行責任者 細川 義治
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EMほっかいどう 2013年 9月 第 70号
発行責任者 細川 義治
家族で楽しむ健康セミナー「微生物が元気を育
てる」と題して比嘉照夫教授(当協会名誉会長)
の講演会が 8 月 18 日(日)開催されました。
会場は札幌エルプラザのホールに 170 名の参加
者を数えました。
この講演会には「微生物のある暮らし、ようこ
そEM生活へ」と題して、医師の田中 佳(よ
しみ)先生や主婦の高坂早苗さんのお話もあり
ました。
9 月1日 東川下 EM 愛好会は、9 年連続で
「東川下地区ふるさと祭り」に出店しました。
前日からの雨模様も開店準備が整う頃には曇
り空に変わり大勢の来客を迎えました。
北村の山口源一農園・斉藤修農園の協力を得
て各種野菜を販売しました。
EM 資材への質問も多く有り、また、愛好会の
手作りボカシの匂いが好いと誉められました。
厚別区に在住する会員の酒井良久さんの黒松
が 2 年ほど前より葉が枯れてきました。今では
葉が殆ど枯れて茶色になり、緑の葉は数本を残
すだけになっていました。そこでEM1の 1,000
倍希釈液を 3 日に一回の割りで葉が広がってい
る範囲にたっぷりと散布しました。また、時々、
EMボカシも入れてやりました。
EM散布を1ヶ月続けたところ枯れたと思っ
ていた葉が新芽を出してきました。あちこちか
ら緑の葉が増えた松の前で酒井さん。
7 月 13 日(土)情報交換会は北広島市で菜園を
営む、元理事、阿部貞夫さんの自給菜園を見
学・研修会を行ないました。その後、同市のレ
クの森公園内にある「冒険の池」に 20 人の会
員がそれぞれ作ったEM活性液 60 ㍑とEM団
子 200 ヶを持ち寄り、投入が行なわれました。
また、15 日には SPC(理美容組合)の皆さんが、
事前に作成したEM活性液 10 ㍑とEM団子
100 ヶを投入しました。
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目 次
1. 第 17 回全国EM技術交流会北海道大会in札幌 講評及び講演【2】・・・・・・・・・
琉球大学名誉教授・名桜大学教授・有用微生物応用研究会 会長 比嘉照夫 1p~3p
2. 理事長挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・細川義治 4p
3. ボカシネットワーク北海道支部の総会・健康生活セミナー・
福島からの保養家族受け入れ・・・・・・・・・・・・・・・・・理事長 細川義治 5p
4. 第 17 回全国 EM 技術交流会北海道大会 in 札幌に参加しての感想・・・・・・・・・
一般社団法人クリーン帯山 代表理事 青木スミエ 6p
5. 第 17 回全国 EM 技術交流会に携わって・・・・・・・・・・・・・会員 廣瀬英雄 7p
6. 第 17 回全国 EM 技術交流会に参加して・・・・・・・・・会員 中野綾子・中野実 8p
7. 先進地視察バスツアーに参加して・・・・・・・・・・・理事 事務局長 大西秀男 9p
8. EM と私〈EM&ME 〉(その 22)・・・・旭川 EcoM クラブ西神楽 顧問 高野雅樹 10p
9. みぢかな EM 情報 ・・・・・・・・EM ネット栃木・柴田農園 柴田和明 11p~13p
10. EM とはシリーズ(15)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・理事 萩原俊昭 14p
11. EM を車両に活用する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・理事 萩原俊昭 15p
12. EM・X GOLD を入れた後の走行距離・・・・・・会員 浅野享・会員 村上俊昌 16p
13. 札幌市厚別区民まつりに参加しました・・・・・・・・・・・・副編集長 本間弘二 17p
14. 情報交換会の予定・EM商品PRコーナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18p
別紙
① 平成 25 年度 EM 栽培による生産物の共同購入 ご注文書
② 第 4 回 野菜・花コンテスト応募要領
③ みかん生産地 3 種、合鴨(あいがも)パンフレット

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第 17 回全国EM技術交流会北海道大会in札幌 講評及び講演【2】
琉球大学名誉教授・名桜大学教授
有用微生物応用研究会 会長 比嘉照夫
※講演【1】からの続き、
今度はこのあたりに挑戦してほしい。EM・X GOLDを二週間に一回か、月に一回
牛に注射してやるんです。そうすると牛は免疫力からなにから上がって餌の消化効率も良
くなるし、それから飼料も牧草を刈り取るときにEMを吹き付けながら刈り取ってロール
してそのまま最高のサイレージにするとかですね。それから木材でもオカクズでも植物性
のモノをある一定期間寝かせれば全部立派な飼料になる。
私は山を見ると、木材を小さく削ってこれをEMで発酵させて、まあキノコを作るのも
いいんですけども、家畜の餌にする、最高のサイレージとして餌にすることが出来るんで
す。この使い物にならない山も木材も家畜の飼料にすることができるんです。これはシス
テムを作って、自給飼料という問題から考えれば海外に負けない、どんな材料でも最高の
飼料に変えることが出来るのです。
もう一つは牛のゲップです。牛が出すメタンガスの量たるやものすごいんです。地球温
暖化やってる全人類のガス量とかそんなの比じゃない、ものすごい量を出すんです。でも
EMをやるとメタンガスは75%減るというのはドイツの研究で分かっています。そして
減った分だけ体重が増えているということも分かっています。地球温暖化で手だてがない
といわれる牛のゲップがこれで完璧に対応が出来る。
それからもう一つは排泄物です。この排泄物にEMを入れて畑に撒くと牧草地はすごく
良くなる。要するに牛を中心にして外側を含めて限界突破にチャレンジしてもらうとすご
い話が出てくる。
TPPの問題もいろいろありますが、これは機能的な性格を持った農業には適用されな
いんです。例えば日本の農業が化学肥料・農薬を使わずすべて新篠津村がやっているよう
にモデル的な農業をすればこれはTPPの対象ではないです。これを通して環境を守り健
康を守り、いろんな機能を持っている農業はアメリカにはないんです。だからTPP問題
というのは、中身をあのルールに従わない中身に変えて、今の北海道でやっていることを
本気でやればそれが可能だということです。
それから学校の件ですね。これは学校におけるEMの環境教育とか、あるいは子供のこ
ろからEMはいいものだと知った上で大人になるということは、これはすごい話で、一生
の値打ちモノです。これでEM生活すれば将来医療費も10分の1に減るでしょうし、あ
らゆる環境問題や他の問題を解決する子供たちを教育しているということになるのです。
そういう子供たちは最高にパッピーだと捉えていいです。
それから福祉に関してすばらしいです。私はEMの課題として従来の方法で一番難しい問
題にチャレンジするということを常に示唆しています。われわれの今の立場から言うと、

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障がいを持っている人たちが自立をするというのはとても難しいですね。この障がい者施
設が社会の役に立つには障がい者施設の自立、今は子供達が中心なんですけども実際はそ
れを通して社会の環境運動とか、あるいはそれを通して農業とかそういうふうに行くんで
すが最終的にはやっぱりそこの関係者、たとえば障がい者の子供を持っている親もみんな
一緒に農業をしながら、あるいは一緒に事業をしながら共に住んでいることです。それで
やっとハッピーだったなという仕組みが必要になる。ともかく障がい者の位置づけ、あれ
もハンディキャップが多いながら必死になってやっているこの子供達を見て自殺しような
んて考えるのはどうかしています。誰かがいくら説教して自殺をダメと言うよりも一度本
気で一緒に仕事をしたらすぐ目が覚めてなおりますよ。障がい者をみんなで面倒みてあげ
るみたいなことではなくて、みんな社会的役割を果たせるような形にすべきであります。
北海道はその一歩手前まできています。ですから市とか町村で農地を含めてみんなで協力
しましょうという、こういう発案があるとたちまち限界突破する。こういうことが可能な
んですね。やっぱりEMの技術を極めたいという時は「シントロピーの蘇生」の本です。
これには「ついに出た究極の放射能汚染対策と東日本大震災復興への道筋」と書いてあり
ます。本当に放射能は消えているんですよ、ですけど理論的にいろいろわかりませんので
マスコミはそういう裏付けのないものは報道しません。でもフジテレビが報道してくれた
ので私は「バンザーイ」って喜んでいるんです。どんなことをしてもマスコミはEMのこ
とを報道してくれません。けれどフジテレビは1
9分間報道してくれました。みなさん私と論議し
たわけじゃないただ批判をぶつけ合っただけです。
第1ラウンドですね我々が実際にやっていること
を流してくれましたので第1ラウンドはそれでい
い。第2ラウンドは福島で放射能のデータを積み
重ねた結果、チェルノブイリの研究者と同じ結果
大会会場の様子 が出ています。
それではその魔法のようなEMとはどんなものなのか原点的なものを皆さんに紹介した
いと思います。EMとは有用微生物群の略ですが、動物や植物にとってプラスの作用はあ
ってもマイナスの作用はまったくないということです。実はこれも報道規制に引っ掛かる
んです。絶対的ということは報道してはいけないと言われています。ですけどEMにはマ
イナスの作用はないのです。それでもマイナス作用が出たらそれはEMではないと私はい
います。EMとは違うものになっていた。そしてPH3.5、この3.5という数字はE
Mを作る上での生命線なんです。3.5以下というのは正しく言うと有用な微生物は生き
られるが、有害な微生物は生きられないという線なんです。食品衛生法上は3.5以下に
なると消毒はいらないということになっています。消毒はいらないということで悪い菌が
増えないんです。けれど一般の学者は菌が増えきらないという解釈をして、3.5以下で
菌がいるという比嘉はけしからんとして私を叩くんですね。顕微鏡を見ればわかることな

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んです。でも見もしないで批判をする。放射能もそうです。測れば分かるのに現場にはこ
ないでギャーギャー言うんです。
EMはどういう微生物かそれは光合成細菌そしてメタンとか硫化水素やアンモニアを切
り離してアミノ酸や糖分に変える力がある。しかもこれは紫外線を当てると増える。紫外
線当てると普通微生物は死んでしまうんです。しかも粘土と混ぜて1200度に焼いてセ
ラミックスにした状態でも光合成細菌を取り出せる。大げさに言うと完全殺菌した魚の煮
汁にEMセラミックスを入れて完全密封して太陽に1ヵ月くらい当てておくと真っ赤にな
って光合成細菌は出てきます。それをバクテリアやクロロフィルをチェックするとかDN
Aを鑑定してもらえれば、これから出てきたというのは素人でも分かるんですが誰もそれ
をやらない。しかしこれはスーパー菌なんですが単独ではすごく弱くて、しかも嫌気性で
すから酸素のあるところに置かれると無力です。すぐに他の菌の餌になってしまうんです。
単独では放射能を消すことはできない。乳酸菌と酵母は発酵菌ですね。空気を抑える(嫌
気性)とそれで有機物は分解します。生ゴミの分解もそうです。生ゴミの有機肥料を土の
中に入れて酸素が通るようになると1週間で影も形もなく消えてしまうんです。こんなに
も有機物を強烈に分解するグループはいません。ですから乳酸菌と酵母は両刀使いなんで
す。嫌気状態にしてしまえば発酵作用、空気に触れるとあっと言う間に有機物を分解する。
この使い分けができれば有機物の処理はどうにでもなるのです。
では主な効果ですね。これは酸化防止です。これは強烈な抗酸化作用なんですが、我々
が病気になったり機材が劣化したり、要は物の機能がおかしくなっていくのはすべて酸化
現象なんです。そして酸化現象を起こさせないようにする。これがまず第一です。それか
ら徹底的に使っているとすでに酸化して働かなくなってきている物を元に戻す力があるん
です。だからEMを途中でやめようだなんて考えずにずっと使い続けると、途中で手抜き
をしたのとはケタが違うぐらいの差になります。
EMはやればやるほど有害なエネルギーを有用なエネルギーに変換する力がある。これ
が凄いんです。EMを徹底したら気温が平気で5度くらい上がるんですよ。北海道は寒い
ですから気温が5度も上がるのは大変な話なんです。雪解けも20日くらい早い、霜が降
りるのも20日遅いとなったら作物は確実に一作は必ず安全圏にはめられるんですね。こ
れは特に北海道の場合は予期せぬ冷夏というのもありますから、それを考えるとこの有害
なエネルギーを有用なエネルギーに転換する温度の変化もみんなエネルギーです。
それから非イオン化作用、これは電気を帯びた物は劣化する。その電気をとる。ですか
ら皆さん手元にある資料の中にEMの掃除、クリーニングのことが出ています。汚れとい
うのは大半が電気を帯びてくっついています。酸化物です。ですから電気を帯びなくなる
とキレイになるんです。この3つの作用(抗酸化作用・非イオン化作用・エネルギーの転
換)がおこるんです。この3つの作用が並行して起こったときに限界突破をするんです。
ここをよく認識してほしいです。次は応用分野ですが境界を問わないんですね。
次号に続く

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理事長挨拶
細川義治
8 月に還暦を迎え、お祝いを兼ねて 7 月 8 月と東京、大阪の友人たちが来道し、懐かしい
顔を見ることが出来、楽しい時を過ごしました。しかしながら、低温の 5 月、少雨の 7 月が
過ぎ、局地的な豪雨やヒョウなどの天候に不安を感じ、そして、東電の報道に触れるたびに、
絶望感を覚えるのは私だけでしょうか。2 年半が過ぎようとしているのに、事態は悪化して
います。東電任せは止めて、世界の知恵を集結して対策を取らなければならない時期と考え
ます。
阿部農園の見学と北広島の池の浄化
7 月 13 日、元理事の阿部貞夫さんの自給菜園の見学会を実施。ミニハウスの中のアイコは
鈴なりで、わき目を挿したミニトマトの苗が、私の菜園のものより生長しており驚き。なに
しろ土がふかふかしていて、にんにくも太い茎になっていていいものが収穫できそうであっ
た。隣接する「北広島自給菜園の会」の会員の荒木さんの
土寄せなしの長ネギ栽培も面白いものであったし、俗に根
ワサビと呼んでいるホースラデイッシュも大きく育ってい
た。草との共生栽培の手本のようなすいか栽培やかぼちゃ
栽培も、畑が広いが故の放任栽培。私が借りている草取り
絶対主義の市民農園を思い出すと羨ましい限り。30 人以上
が集まって、夏の太陽が照りつける中をいいものをみさせ
て頂きました。
その後、北広島高校の向いにある「レクの森」の池に変更されながらも、レクの森の池に
20 人が集合。それぞれ作成したEM泥団子 200 個と活性液10L を持ち寄り、一斉に投入。
二つある池のうちの上流側の池はそれほどの汚れではないが、下流側はアオコが発生し、こ
れからは臭気も問題となる少々厄介な状態。水量も少なく、対流もしていないので、EM 泥団
子と活性液だけでは水質改善が難しそうで、15 日には理美容業者グループのSPCさんたち
が、EM 泥団子 100 個と活性液10L を投入。さらに、27 日に活性液10L 投入。7 月中に市
役所職員によるヘドロ撤去作業の予定が伸び伸びになっているので、試験的に 8 月 7 日には
ヘドロ状態の部分にボカシ5kgと活性液5L を混ぜ込んでみた。23 日にも下流側の池に活
性液10Lを投入。監視員さんの話によると上の池は例年より水が汚れない、カエルやゲン
ゴロウなどの水棲生物も多く見かけるようになったと聞いた。池の状態がいつもの年より良
くなっているとのことで、一安心。下の池のヘドロがこの後どう変化するか注視していかな
ければならない。
時を同じくして岩見沢市から、市内 7 条にある山七公
園のたまり水の水質改善の問い合わせもあったが、こち
らはもっとひどい状態で、朽ち果てた橋などを見ると、
まず、周囲の片づけから始めなければならないような気
がする。北村のYさんたちが1000Lの活性液を作製して、
7月 22 日に投入したが、その後の改善は見られず、水面
に繁茂している藻や池の底に沈殿していると思われる落
ち葉などの有機物の除去を実施し、富栄養化の状態を改
善していかなければならないと思われる。
EMを散布する山七公園の池

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ボカシネットワーク北海道支部の総会 6 月 29 日白老町で開催
社会福祉法人ホープの生活介護・就労継続支援B型多機能型作業所フロンテイアさ
んを会場にして、総会を開催。道内から 10 施設ほどの関係者と、名誉会長の比嘉節
子さんも参加。EMのより広範な活用をテーマとして、各作業所からの報告では、
ボカシを製造して、生ごみ堆肥化を普及しているところが多く、生ごみ堆肥化器材に
対する自治体の助成制度を活用しているところも増えてきている。
さらに、もう一歩進んで、白老のフロンテイアさんは、養鶏へのEM活用を徹底す
ることで、鶏卵の品質の向上、鶏舎の環境改善など、多岐にわたっての効果を挙げら
れるようにと取り組みの強化を図っていた。
また、札幌のひかり福祉会では、以前からパン作りにEM活用をしてきたが、レー
ズンからの天然酵母作りにEMセラミックとEM・X GOLD の利用と合わせて、パン
生地の水にEM・X GOLD を少量添加することで、前日に練って冷凍しておいたとき
の冷凍焼けが無くなったことで、さっそく、他の施設も取り組むとの声が出ていた。
ホームベーカリーでも、ふくらみ具合が変わるので皆様お試しを。
当然、お米にも効果があり、冷めても美味しくいただけます
健康生活セミナー 8 月 18 日、札幌市の駅北口のエルプラザで実施。
入場者は昨年を下回る 170 人ほどと少なかったが、深刻な話をユーモアたっぷりに
話された田中佳先生、子どもさんのシックハウス症状を改善させるために始めたEM
生活に、どっぷりと浸かっておられる高坂早苗さんと司会の植村加奈子さんの軽妙な
やりとりで前半を終了し、後半開始までにEM商品と活動の展示、そして、授産者施
設「ひかり」さんのEM・X GOLD 入りのフランスパンが添えられたEM有機オリー
ブオイルとEM蘇生海塩の試食、さらにEMリンゴジュースやアーサなども試食でき、
皆さん満足されていた。そして、比嘉先生の講演。片付け作業で半分ほどしか聞けな
かったが、EMを使うことで、社会性を育てることができ、立派な社会人として未来
を創造する力になる、という考え方に共感できた。過度な競争は犯罪社会に直結して
いくような気がするから。
来年の予定ですが、8 月末に札幌駅南口の共済ホールで、400 人以上に参加しても
らいたいと思っています。お友達をお誘いあわせの上ご参加ください。
福島からの保養家族を受け入れ
昨年も実施した 8 月初旬の 1 週間、北広島の市民グループが福島からの保養家族を
受け入れ、今年は少しのんびりと北海道を楽しんでもらいました。北海道新聞が何度
か活動の紹介をしてくれたこともあり、募金も予想以上に集まり赤字にならずに保養
受け入れを終えました。
8 月 8 日には、「チェルノブイリへのかけはし」の野呂美加さんからの依頼で、ルス
ツに保養に来ている 10 家族のお母さんたちに、EM活性液の作り方から活用の仕方
までを伝授してきました。小さな子どもさんたちを持つお母さんたちの心情を考える
と、放射能なんて大丈夫とも言えず、身体に取り込まれた放射性物質を排出すること
を可能にする発酵食品の摂取を勧めるしかありませんでした。
少しずつ頭の中から薄れつつある原発問題ですが、被災者の方々と少しでも交流す
ることで、自分の中で風化させないようにしていかなければと思っています。

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九州から参加
右から、坂本和子・青木スミエ・永峰典隆
第17回 全国EM技術交流会 北海道大会in札幌
テーマ:未来に生きる生命のために 美しく豊かな地球を!
副 題: ~ EMがはぐくむ生命のきずな ~
(開催日時:平成24年11月3日(土)13:00~17:30)
初秋の一番さわやかな季節に北海道入り、美味しい空気と心地よい寒さに感動しながら会場に向かった
ら、バルーンのEMが出迎えてくださって、またまたの感動!
大会は、内容も濃く分野の違う5人の皆さんそれぞれの熱意が伝わってくる発表で、熊本でも参考にした
いと思う内容が満載でした。特に、「日本最寒の地に新規就農」で発表された宮原さんの話は、とても深く心
に入り、女性として、母としての思いもよくわかるお話で、同じ女性として、これからも頑張って欲しいなとエー
ルを送りたくなりました。
比嘉教授の「未来は壊れている、今から意識して復興を!そのためには世界中の飛行機でEMを撒いた
らいい。」という言葉には驚きでしたが、納得する部分もある日本。 福島の3.11のことのように、想定外の事
が、いつでも、どこでも起きる可能性は、日本中のみんなが感じていることだと思います。ただ、それを、誰が、
何をどうすればいいのかわからないだけ、「EM」という素晴らしいツールをたくさんの人に教えて、使ってい
ただいたら、今回の事例発表のように結果が出てくる。
特に今回の発表内容は、いろいろな分野でバラエティーに富んでいて、EMと共に人々が手をつなぎ合
って、この愛する地球を守っている感が強くしました。
~あちらにも流されない石、こちらにも流されない石、そういう石が増えたらこの世の中の流れも変わるの
では?私もそのような石になりたい~ 強い決意の言葉で結ばれた発表者のこの言葉は、今後、へこたれそ
うな時に思い出したい言葉として心に残りました。
豪雪の景色のなかで、強くEMで環境を守り、「自然豊かな北海道を、より美しく、より豊かなものとして引
き継いでいきたいと決意を新たにするものであ
ります。」と大会趣意書の結びの言葉に、明る
い未来を感じた大会、「心太鼓」の音のドンッに
背中を押されたような素晴らしい大会でした。
細川理事長を中心として、準備を一つ一つ
進めてくださった関係者の皆さんに、心より感
謝申し上げます。
ありがとうございました。
一般社団法人クリーン帯山
代表理事 青木スミエ

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第 17 回全国EM技術交流会に携って
会員 廣瀨 英雄
2011 年 2 月に第 17 回の北海道大会が承認されてから 2012 年 11 月 3 日の大会迄 1 年9
カ月の準備期間がありました。振り返ると長い様で短かった此の間の過去の人生で味わえ
ない体験と感動を報告したいと思います。
今考えると私自身はどれ程の活動したのか、多くの方々が大役を引受けて大変苦労され
た事に敬意を表したいと思います。準備期間の大会実行委員として私共夫婦に与えられた
担当業務は広報・参加案内でした。6 月から定期的に毎週火曜日 9 時から普及協会事務所に
集合し総責任者である竹下容子専務を中心に、主に前売り券の販売目標である 1200 枚に対
しての現状把握と案内対策でありました。刻々変化するチケットの販売実績に一喜一憂し、
どの様な方法のチケット販売が良いのか検討しながらEM会員や大会関係者に宛名書きや
電話掛を致しました。最終的に関係者の努力が実り 1200 枚余りの前売り券を販売し目標を
突破して大会当日を迎えられ、大会実行委員全員が大いに喜び安堵したところです。
個人的には友人知人、親戚や現役時代の先輩・後輩を頼りながら、目標としていた 30 枚
以上の前売り券を販売出来た事は今大会に若干貢献出来たものと喜んでおります。
*大会当日について
当日は曇り空で全国からお集まり頂いた参加者には肌寒い一日となりました。果たして
何名の実参加者になるのか心配したところですが1000余名となり本大会が半ば成功した様
なものでした。10 時集合予定の 100 人余のスタッフは 9 時過ぎには大半が集合し気持ちの
高まりを抑えながら着々と準備が進みました。大会当日の私の担当業務は写真撮影で、妻
は受付です。写真撮影は小池忠孝氏をチーフに総勢 4 名でチームを組み、会場内外の各シ
ーンの写真撮影を実施し大会全般の全シーンを記録しました。後世に長く記録に残すと共
に情報誌 67 号のアルバム又HPに使用する為です。4 人が夫々の持ち場を終日撮影しベス
トのシーンを撮影する事が出来ました。
受付担当は来場者に対し笑顔で迅速な対応を心掛け、決して不快な行動を取らない様細
心の注意を払いました。来場者は 1000 人以上が予想され短期集中が懸念されましたが、比
較的混雑する事も無く順調に経過致しました。心配していた事例集やその他資料袋の数も
ぎりぎり間に合いました。そしてアトラクションの 11 人で構成する、るーぷ「しんとみ」
さんの『心太鼓』で定刻に開幕しホット致しました。
大会当日はスタッフとして動き回り大会の全容を傍聴出来なかった事は残念ですが参加
者からの感動の声を聞いて長かった貴重な体験も笑顔で終える事となりました。
*終わりに
北海道は明治 2 年の開拓使の設置から先人の弛まぬ努力により我が国最大の食糧供給基
地として食糧自給率約 200%前後を維持しています。クリーン農業のスタンダードとしてE
M資材がその中心的な役割を果たす様普及協会会員が比嘉教授の考え方を踏襲しEMの普
及に邁進したいものです。本北海道大会が一過性に終わる事無く、大会の成功が更に会員
の増強に発展し北海道EM普及協会が市民・地域に貢献する事を念願します。

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第 17 回全国EM技術交流会に参加して
会員
中 野 綾 子
会員
中 野
私は、EMと出会って間もないですが、このように大きな大会が地元札幌で開催
されることに感謝して、喜んでお手伝いをさせていただきました。大会の日が近づ
くにつれ「まだ何日ある」ではなく、「あと何日しかない」と気を引き締めが合言
葉でした。
当日は、「一般参加者の受付」をさせていただきました。担当の皆様は、緊張の
中にもニコニコと笑顔で、手際よくお客様に接しておられました。
遠方から来られた方に「まあー ○ ○さんお久しぶり」、
「お元気でしたか?」、「今日はよく来てくださいました
ね」などと挨拶を交わし、握手をされていました。
そこは、何とも言えぬ心地よい場所となりました。
お客様が会場の中に入られ、大会が始まりました。当日
は雨が降り出し足下が悪くなったので、お客様が遅れてい
らっしゃることも予想され、受付係はグループリーダーの
指示によって交替で発表を聞くことになりました。
また、お客様は事例発表の前にロビーで目的の品を買ったり、あちらこちらのお
店を見たりしてとても楽しそうでした。出店の方もご自慢の品を誇りをもって説明
したり、販売されたりしていました。
当日のお役をいただいた会員さんは、大会の全てを見ることができない人もおら
れました。それには、事務局のご配慮で、後日DVDをいただきました。それによ
って、自宅でゆっくりと繰り返し大会の全てを見ることができました。
もっともっとEMのことを学んで、実践してまいりたいと思いました。【綾子】
この大会の実行委員の委嘱を受けて、「広報・参加案内」の任務をいただき、当
日1,000名の方々にご参加願える方策を実行委員会で尋ねられ、20枚のチケ
ットをお引き受けし、会社の同僚や親戚の中から有機栽培に関心のありそうな方々
に購入していただくことができました。
大会当日は、福田昭夫さんと一緒にご来賓のご案内役をいただきました。入会し
たその年で、EMがどのようなもので、どのような効用があるのかも知らない状況
でした。受付は1階ロビー、ご来賓控室は2階でしたので、控室までご案内するの
が大会当日の私の任務でした。
比嘉先生が奥様と見えられ、控室にご案内し、食事をとっていただいている時、
「比嘉先生の教え子ですが、先生にご挨拶をさせてい
ただけませんか」と数人を引き連れた青年がお見えに
なられました。お食事の最中であるにも関わらず、ご
面会の方がお見えになったことを耳打ちしたところ、
快く受けていただきまして、ほっとしました。「やあ、
やあ、しばらくだったねえ」の後、会話が弾んでいる
ようで、何と気さくな先生なんだろうと感じました。
閉会後に会場を移して開催された懇親会には、日頃
からお世話になっている方々をご招待させていただきました。EMにより栽培され
た食材によるお料理はどれも美味しく、皆さんにとっても喜んでいただくことがで
きました。関係の皆様に心より感謝申し上げます。【実】

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先進地視察バスツアーに参加して
理事 事務局長 大西秀男
17回目を数えるEM先進地視察バスツアーは、旭川で有機農業を進める谷口農場を見学するこ
とになり、当日開催された“大雪の恵み 2013 収穫祭 in 谷口農場”に参加しました。
旅程は 9 月 1 日(日) 8:45 地下鉄新札幌駅、9:00 当EM普及協会前を定刻に 42 名乗車で出
発しました。バスは高速道路を北に向け、一路谷口農場を目指し、11:20 に到着、心配していた雨に
も当らず、参加者は疲れも見せず、早速、トマトハウスの見学や採れたばかりの完熟トマトで作るジュー
スを楽しみました。
昼食は農場内に出店が多く、皆さん好きなものを
注文して楽しんでいました。食後は自由時間があり、
お目当ての安全・安心な、米、トマト、とうもろこし、ス
イカ、南瓜、玉ネギ、いもなどの販売がありました。
“大雪の恵み 2013 収穫祭”には旭川をはじめ、道
内外から約1,000 名を越す参加があり、さすがの広
い農園内も人であふれていました。
収穫祭を楽しむ人々
また、出し物も多く、
野菜も流れる 12mそーめん流しや農産物重量あてクイズ、ミニトマト飛
ばし、紙飛行機飛ばし、土袋投げ、アイスクリームつくり体験、じゃがいも
掘りや餅つき大会などが行なわれ、参加者は飛び入りで楽しんでいまし
た。お楽しみ抽選会も行なわれ、抽選のたびに当たった人もはずれた人
も一喜一憂して歓声を上げていました。
有機JASのハウスも見学しました
その後は 15:40 からは高野雅樹先生の菜園を見学しました。長年、
土作りをして素晴らしくなっていた畑は地主の都合で昨年返して
しまい、今年から新たな畑を借りて菜園をはじめていました。自
然農法、一年目ということもあり、雑草対策など今年は苦戦を強
いられているようでした。
高野菜園には清杉 強さんも参加してくださり、参加者からの
矢継ぎ早の質問にも、お二人から取り組みの様子など分かり易く
説明していただきました。
高野菜園を見学する参加者
実り多い見学を済ませた参加者は、買い物を楽しんだ野菜をどっさり
抱え、バスは 18:35EM普及協会前到着、最後に地下鉄新札幌にて全日程を終えました。
有意義な先進地視察を終えた参加者は「来年も参加しようねと」話ながら家路を急いでいました。

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EM と私〈 EM&ME 〉(その 22)※新天地“畑”の近況報告
旭川 EcoMクラブ西神楽 顧問 高 野 雅 樹
今年の夏は、いったい、どうしたというのでしょう。報道で何度も使われた「経験したことの
ない程」の酷暑や豪雨は、数々の嬉しくない記録を塗り替え、人々の命や生活を奪い、田畑を流し、
山を崩し、各地に甚大な被害を与えています。“自然”に対する人間の無力さを改めて感じます。
私たちは、「自然の中で他の生物と共に生かされている」という原点を忘れず、もっと謙虚に生き
なければ、やがて大変なことになってしまうのでは、と、自然災害の報に接するたびに思います。
また、人間のご都合主義と欲望と傲慢さによって生み出されてきた膨大な化学物質は、食品添加物
をはじめ、生活のあらゆる部分に入り込み、はびこり、人々の健康や命を脅かしています。EMの
力を借りながら健康で安全な生活を確保しつつ、もっと早く、広く、EMの真の姿を世の中の多く
の人々に知ってもらう必要性を強く感じます
さて、新天地の“畑”ですが、苗植えを終えた数日後から
異変が起こりました。どの苗も、葉がどんどん黒ずんできた
のです。中には、葉が全部縮れたようになって枯れてしまっ
たものもありました。「もしや」と思い、持ち主のTさんに詳
しく聞いてみると、「石灰入りの配合肥料をまいたよ」「堆肥
を入れなかったので、その分肥料はガッポリ入れたよ」とい
うことでした。私は急いでEM活性液とEM-3(光合成細菌)
500 倍希釈液を、ほぼ1日置きに1ヵ月間、畑全体にジョー
ロで散布しました。それでも、キューリの葉はやっと本来の
色にもどったものの、他はあまり改善しませんでした。トマ
トの茎は親指よりずっと太くなり葉も暴れ出したので、脇芽
も伸ばして2~3本立てにしました。他はどうにもならない
ので、最後の手段で、草も一緒に伸ばして草に余分な窒素分
を吸わせることにしました。幸い、トマトはやっと落ち着き、まだまだ不満なのですが、食べた
人は「おいしい」と言ってくれます。ピーマンとナスは、当初、苦みが強くて口に出来るようなも
のではありませんでしたが、今ようやく、
何とか食べられるようになってきまし
た。肥料のまき方が均等ではなかったよ
うで、影響はまだらに現れました。「も
うどうしようもない」と判断した所は、
清杉さんのアドバイスもあり、収穫を諦
めて、伸ばした草と共に刈り取り、EM
で早めの秋処理をしました。 新天地の
“畑”は、順調なスタートとはいきませ
んでしたが、来年は、きっと、おいしい
作物を実らせるぞ!と、気を取り直して
張り切っているところです。
ナスよりも背が伸びた草
畑の約 25%(写真下部)を草と共に鋤き込み早めの秋処理

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みぢかなEM情報
=EMネット栃木より=
EM-1 号を用いた除染
ついに東京電力がEMに理解を示した!
EMネット栃木・柴田農園 柴田和明
私の住んでいる栃木県那須塩原市は福島第一原
発から 110Km。
残念ながら、放射線量の高いホットスポットだ
ということが判明。EM での放射能低減実験が過
去チェルノブイリ原発の事故や福島でも成果をあ
げていたので、私も一生懸命 EM を散布しました。
そこでせめて EM1 号の代金だけでも東京電力
に請求しようと思い賠償の手続きをしました。し
かし東京電力は「風評被害や出荷停止などの損害
は認めるが、除染費用は国がやっているので東京
電力としては支払わない」ということで交渉を断
念しましたが、最後に「今回は EM での除染効果
が認めてもらえなくて非常に残念です。しかしだ
まされたと思って福島第一原発に EM を活用して
みてください。そうすれば 40 年の廃炉も短縮でき
るかもしれないし、廃炉費用も安く済みますよ」
とお話ししました。
テレビで福島原発の状況を見るたびに、EM を
使って欲しいと常に思います。
次に原子力損害賠償紛争解決センターに仲介し
てもらい再度手続きをしました。EM という微生
物が放射能を下げるという実証はとても難しいこ
とです。EM 研究機構にも協力をいただき様々な
資料を提出しましたが、科学的な根拠がないと否
定され更に東京電力側の弁護士からも攻撃され当
初は苦戦しました。
そしてすべての質問に丁寧に回答しているうち
に気が付いたら約 1 年近く過ぎようとしていまし
た。その原子力損害賠償紛争解決センターが最終
的に出した判断は私にとって納得のいく結果とな
りました。その和解案の内容の一部をご紹介しま
しょう。
「EM1 号を用いた除染は、その科学的客観的効
果が明確ではないが、未だ一般人が除染方法に関
する明細な情報を知り得る状況にない中で、申立
人が放射線リスクを低減させるために効果がある
と判断し実施したものであることから・・・(中
略)・・・本件事故と相当因果関係のある損害と認め
る。」
この和解案を東京電力も認め、和解成立となり
ました。
今回の賠償費用は EM1 号 15 本分、約 30,000
円。現在一般的な除染方法としては表土除去など
除染ではなく、移染するしか方法が無い中で EM
での除染は格安であり、環境や植物も豊かになる
などたくさんのおまけが付いてきます。
是非これをきっかけにたくさんの方に EM での
除染を実践して欲しいと考えています。
2012年秋までの汚染状況は資料1にもあるよう
に、EM を散布していない畑より明らかに除染効
果が出ています。しかしまだまだ安心できるレベ
ルではないので今年も引き続き除染を続けていき
たいと思います。
筆者 筆者の農場にて

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←②食品(土壌)の汚染度を測る測定器(Bq/Kg で表記)
食品や土壌の汚染を測定するときも、ベラルーシ製の
ATMTEX AT1320A を使用しています。測定するには、まず
検体を約1Kg 分用意して、ミキサーなどで粉砕してから測
定します。
私の場合は知り合いの測定所に行って自分で測定します
が、検査時間は少なくても 30 分、時には 2~3 時間以上も
かかることがあります。
食品の汚染を測定するにはとても手間がかかります。しか
し安全を確認するにはこうして一つずつチェックするしか
ありません。
またある程度放射能汚染された土壌でも EM を
散布していると植物に移行しないという研究結果
も出ています。実際、私の畑で収穫された野菜も
すべて不検出でした。(資料 2)
3.11 以降この放射能問題で、当初は移住も考え
るほどでした。なぜならば汚染地帯に住んでいる
私達家族の健康が案じられるからです。
これについては更に EM での除染を徹底し安全
なレベルまで必ず減らせると確信が持てるように
なりました。EM 生活も徹底すれば健康維持は問
題ないでしょう。
野菜の販売に関しても当初は栃木県というだけ
で敬遠されてしまいました。特に化学肥料と農薬
を使わない私の野菜を買っていただくお客様は、
放射能においてもかなり敏感だからです。しかし
すべての野菜を測定し、不検出の証明をし、納得
したうえで引き続き購入いただいています。
まさに今回の放射能問題は EM に救われました。
← ①空間線量を測る測定器(μSv/h で表記)
栃木県北部では統一した測定器を使用することになり、
那須塩原市、那須町、NPO 法人「那須希望の砦」などで
は ATMTEX AT6130C という機種を使った測定結果を標準
としています。
これはベラルーシ製でチェルノブイリ原発事故の被害を
一番多く受けたベラルーシでは皮肉にも放射線測定器の
技術が高くなりました。
(資料 1)

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(資料 2)
← EM活性液を配布中
EMの除染効果が評判になり、地域ぐるみで除染が始
まりました。昨年(2012 年)からは U-ネット(地球
環境共生ネットワーク)さんの協力で資材の提供を受
け大量に培養することが出来るようになりました。
こうして休みの日にはたくさんの人がEM活性液を
取りに来ます。
もちろん家庭内でもEM生活を実践するようになり、
EMの輪が広がり始めました。
← EM活性液の散布
家もまるごとEM散布して除染です。
最も滞在時間の長い家の中の放射線量を下げるには、ま
ず屋根や雨どいに付着した放射性物質を取ることが重
要です。
EMの持つ非イオン化の作用で、付着した放射性物質が
落ちやすくなります。散布した後はさわやかな空気に変
わり、沖縄にあるEMのホテル「コスタビスタ」のよう
な快適空間になります。
← 畑でのEM散布
畑にはスプリンクラーで散布します。
第一の目的は除染ですが、EMを散布するメリットは
それだけではありません。
農作物は良くできるし、花も綺麗。そして環境にも良
いし、もちろん健康にも。
ですから放射能がある、ないに関わらずEM散布がお
勧めです。

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EMとはシリーズ(15)
理事 萩原 俊昭
今回のテーマは決まっていましたが、最近、「EM・X GOLDを車に入れたところ燃費が向上した」
という報告が数点届いてきました。そこで今回は「EMを車両に活用する」を取り上げます。
平成 25 年 1 月、芽室町でEM普及活動をしている村上俊昌さんより電話がありました。電話の内容は、
「新、地球を救う大変革」の 165pに自動車にEMを使うことが書いているが「何をどのように使えば良
いか」というものでした。
私は安全を考えて、車のラジエターにEM・X GOLDを入れることを進め、他にバッテリーやタイヤ、
オイルに入れる方法があることを自分の体験を踏まえて説明しました。
20 年ほど前、フジテレビの深夜番組に安藤優子さんがチーフの「何でも試してやろう」という番組があ
りました。
その時のテーマが「EM・X」(当時、EM・X GOLDはなかった)を試してやろうでした。
番組の始めは「EM・X」の入った容器の上に乗せたタバコを吸って、味が変わっていることを何人も
確認していました。タバコを吸った人達は口々に「不思議だ」と興奮気味に話していました。
次のテーマは「EM・Xは車の燃費を良くするか」という視聴者からの質問に答えるものでした。
選ばれた会場は一周 4km 位の長方形のテストコースで、ドライバーはプロ、300cc 位のゴーカートを使
い、1 ㍑のガソリンで何周出来るかという単純な走行試験でした。
始めは、ラジエターに水を入れたゴーカートで 11 周くらい周わったところで燃料切れとなりました。
次に、目の前で、「EM・X」をラジエターに入れ、ガソリン 1 ㍑を入れて周回を重ねました。
結果、13 周ほど回って燃料切れとなり、「EM・X」をラジエターに入れた方が、一割以上走行距離が伸
びていました。
番組はゴーカトが 13 周回り終えたところで突然ぷつりと切れてしまい、ドライバーの感想や何故延びた
かといった考察など聞くこともないまま終了してしまい、その後の番組で、続きを楽しみにしていまし
たが、一切話題に上らず、何か別な力が働いたことを思わせるような幕切れでした。
見ていたものとしては、「EM・X」を入れた後、時間を置いてEM波動をガソリンに転写してから、試
験をすればもっと走行距離が延びるのにと思うと残念でなりませんでした。
そのことを村上さんにお話して、自分が体験したガソリンタンクの上にEMセラミックスを乗せると効
果があることも話しました。ただ、こちらはEM波動をガソリンに転写する時間が半日以上罹るので、
実用的でないことも付け加えました。
最後に村上さんを始め、EM・X GOLDを活用した事例を別紙に掲載させていただきます。
なお、成果の上がっている事例を掲載させていただきましたが、効果の感じられない方も複数人おられ
ることも付け加えさせていただきます。

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EMを車両に活用しました
理事 萩原 俊昭
EM・X GOLDをラジエターに入れると走行距離が伸びるのは、EM波動の働きと考えられますが、
波動は科学的に認められていないこともあり、EMが科学で無いとの批判につながっています。
波動については限られた紙面の関係上、説明は次回にさせていただき、今回は事例のみを取り上げます。
EM・X GOLD・EMセラミックスを車両に使用した体験の中で代表的な声は
1、ハンドル操作が軟らかく滑らかになった
2、タイヤが路面に吸い付くようになった感じがした
3、エンジン音が静かになった
4、長距離運転しても疲れにくくなくなった
5、リッター当たりの走行距離が延びた
6、車両の汚れが減った
7、車庫でアイドリングしても排気ガスの臭いが気にならなくなった
8、エンジンオイルの劣化が少なくなり交換時期が延びた、
などの声があります。
EM・X GOLD・EMセラミックスの使用量は 2,400cc の車両の
場合です。(参考に萩原の使用例です)
EM・X GOLD 500ml
1、EM・X GOLDを 500cc ラジエターに入れる
2、同じくエンジンオイルに 100cc に入れる
3、ガソリンタンクの上にEMセラミックスを 1,200g乗せる
4、ガソリンタンクにEM・X GOLDを 50cc 入れる
5、タイヤ 1 本にEMセラミックス 20gとEM・X GOLDを 10cc 入れる
6、バッテリーの各口にEM・X GOLDを 3~5cc 入れる
7、エンジンルームにEM活性液の 100 倍希釈液を適宜散布する
上記使用方法は、安全を認められた使用例ではありません。
EM・X GOLD・EMセラミックスを使用する場合、あくまでも自己責任でお願いします。
従って、もし、異常を感じた場合はただちに試験を止めてください。
当方としては責任を負いかねます。
次ページにEM・X GOLD・EMセラミックスを車両に活用した事例を掲載させていただきます。

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EM・X GOLDを入れた後の走行距離
①報告者:浅野 享・岩見沢市(普及協会 会員)
1、 EM・X GOLDがまだ出ていない時代でEM-Xを入れた。
①、目的:比嘉先生の「地球を救う大変革」を見てテストしてみた。
②、投入日:平成 10 年 9 月。ラジエターに入れた量:EM-X500cc。
③、他に:オイルタンク 100cc、バッテリー各口 5cc、車全体で 800cc 使用。
④、ガソリンタンクにEMセラミックス 250g投入(但し、給油時は入り悪い)。
2、車両名:ニッサンサニー・1995 年式・容量 1,500cc。
3、走行期間:平成 7 年~平成 10 年の走行距離:39,000km。
4、リッター当りの平均走行距離:16km 12.3%アップ。 搭乗者:運転者 1 名。
5、高速道路では 17km/㍑と伸びた。此れは凄いと思った。
6、EM・Xを入れる前の郊外リッター当り平均走行距離:13km。
7、走行条件:高速道路も使用・エアコン・登坂・夏.冬タイヤ ○で囲んでください。
②報告者:村上 俊昌・芽室町(普及協会 会員)
1、EM・X GOLDを入れた。
①、目的:「新地球を救う大変革 165p自動車にEMを使う」を証明したかった。
②、投入日:平成 25 年 1 月 ラジエターに入れた量:400cc。
③、他に入れた:タイヤ一本 10cc、オイル 200cc、バッテリー各口 3cc。
2、車両名:トヨタカムリ・1996 年式・容量 1,800cc。走行距離 155,000Km。
3、EM・X GOLDを入れる前の郊外リッター当り平均走行距離 15km。
4、走行期間:平成25年 1 月 28 日~1 月 28 日。
5、試験期間中の走行距離:110.2km 搭乗者:運転者:1 名。
6、給油量:4.84 ㍑・リッター当りの平均走行距離:22.768km 65.88%アップ。
7、走行条件:高速道路も使用・エアコン・登坂・夏.冬タイヤ ○で囲んでください。

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札幌市厚別区民まつりに参加しました
副編集長 本間弘二
第 24 回 厚別区民まつりが 7 月 26 日(金)~27 日(土)の二日間、
厚別区民の広場で開催されました。
この「厚別区民まつり」は、区民が主体となって、平成 2 年夏に開催して以降、区民に親しまれるだ
けでなく、江別市、北広島市をはじめとする近隣市町村や他区からも参加する、夏の一大イベントにな
っています。天候は晴れたり雨が降ったりとめまぐるしく変わりましたが、参加者は両日で 7 万人を数
えています。
出し物は、地元、厚別西本陣寿太鼓のふるさと太鼓演奏に始まり、ジ
ャズバレエ、ストリートダンス、YOSAKOI そーらん、バトントワリン
グ、演歌・歌謡ステージ、吹奏楽演奏などがありました。
出店コーナーは、ビアガーデンをはじめ、連合町内会が飲食売店を出し
ました。また、札幌市から生ごみ処理PRや交通安全PR、献血依頼
なども出されていました。
第二もみじ自治会前田副会長と私
当協会は NPO 法人ひまわり会と共同で出展のテント一張りを借りて、EM使用自然農法農産物のPR
や販売を行ないました。当協会の出展は平成 15 年以降、毎年参加しているので、まつり参加者の中には
ファンも多く、毎年、楽しみに野菜を買ってくれる人の笑顔が溢れていました。
特に人気のあったのは新篠津村の早川仁史さんのEM使用有機JASメロン、北村産のトマト、きゅ
ーり、大根などで持参した野菜は全て売り切れました。
EM普及協会のテント、ひまわり会が栽培した
毎年、EM野菜を楽しみにしている、まつり参加
トマトの苗などがテント右側にならべて販売を
者もたくさん来ていただきました。
しました。
共同で出展したひまわり会は生ごみ処理の容器やEMボカシを持ち込んで、説明や販売を行っていま
した。また、ひまわり会がEMを使用して栽培した苗を鉢に入れ、テント脇で販売しました。
来場者の中には、実のついたミニトマトを「子供と一緒に育てたい」と言って、2 鉢を買っていかれた
お母さんもいました。
厚別区民まつりへの参加は、EMを多くの人に知ってもらう良い機会になったと思われます。

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情報交換会
情報交換会担当 細川 義治
10月12日(土) 秋処理と野菜の保存法
11月09日(土) 収穫祭 写真コンテスト
12月14日(土) スライドを見ながら今年の菜園を振り返る
DVDの販売について(2 枚組 1 セット)
昨年開催された第 17 回全国EM技術交流会のDVDを販売しています。
下記のように価格設定されています。詳細についてはお問い合わせ下さい。
1セット~4セット(送料別)=1,000 円
5セット~9セット(送料別)= 800 円
10セット以上 (送料別)= 700 円
事例集の販売について
比嘉教授推奨の第 17 回全国EM技術交流会の事例集を販売しています。
1 冊=1,000 円(送料=2 冊まで 80 円・詳細についてはお問い合わせ下さい)
「EMせっけんハミガキ」140g
製造元 (株)シャボン玉石けん
一般の歯磨きでは発泡剤として、化学的に作られた合成界面活性剤(ラウリル硝酸
ナトリウムなど)を使用していますが、この商品では、
無添加石けんを使用しています。
成分にこだわった着色料、防腐剤ゼロのおすすめ商品です。
・歯磨きの後も味覚を損なうことがありません
・発泡剤として石けんを使用しているので長くみがけます。
・天然のペパーミントを使用しているので、歯磨き後は
すっきり爽やか。 定価 493 円 会員価格 470 円
豆知識 最近「経皮毒」という言葉を目にするようになりました。キムチを作る時に唐辛子
やニンニク、ショウガを混ぜ込む作業がありますが、手袋を付けずに素手で混ぜ込んでしま
うと、皮膚から辛味成分が吸収され、半やけどのような状態になってしまいます。皮膚はす
べてのものを弾き飛ばしているようですが、毛穴があり、汗と一緒に様々な成分を排出して
いますが、同時に吸収もしているのです。特に目や口の中や鼻粘膜などは、そこにある水分
に科学的に作られた有害物質が溶け込み、吸収されてしまいます。過剰反応を起こす化学物
質過敏症の方たちは、その有害物質を体に悪い物として過剰に反応してしまうため、鼻水や
咳、めまい、吐き気などの症状が出てしまうのです。有害物質に対する感覚が鋭敏なのです
が、センサーが優れているともいえます。
(株)エースランドリーさんが、EMの活用を始めてから職場環境の改善のみならず、仕上が
ったときの肌触りが良くなり、肌の弱かった方から襟元の炎症が起きなくなったなどの嬉し
い声が届くようになったというのも、微量な化学物質とEMの抗酸化物質が結合して無害化
したものと考えられます。家庭内で日常的に使用する洗濯洗剤や台所洗剤などにも、有害な
化学物質が含まれています。子どもさんやお孫さんがいるご家庭は特に注意が必要です。
(株)シャボン玉石けんの色々な商品のお試しを。毎日、口に入れるものは、安全なものを
使いたいものです。