角膜矯正療法“オサート”(OSEIRT)はじめました。

この“オサート”、まだあんまり知られていないけど、夜寝ている時に、眼に型を付ける、特殊なハード・コンタクトを装着して、視力を取り戻すっていう治療法。 

                                                        同じような治療法で知られる、“オルソケラトロジー”と違うのは、裸眼で0.03~0.04ぐらいの、超ド近眼であるボクでも治療が可能ってコト。 “オルソケラトロジー”では、強度近視の人は治療できないんですよね…。

そして、遠視や乱視にも対応しているコト。

それからもう一つの特徴は、1st、2nd、3rdといった段階を踏んだステップアップ治療である事。(軽度の近視の方は、ステップアップを踏まず、1ヶ月程度で良くなるそうですヨ!)

                                                       視力が0.1ぐらいの方だと、1ヶ月程度で日中は裸眼で過ごせるようになるそうですが、ボクの場合は強度近視なので、視力回復と共に3段階ぐらいのステップ(レンズを換える)をして、おそらく、6ヵ月後には裸眼で日中は過ごせるだろう…との見込みです。

                                                            この日中は…ってのには理由があって、特殊なコンタクトで角膜に型付けをするんですよね。 ボクの場合は、近視なので、凹型の型を付けていく…。 

時間が経った夜になると、型が取れてきちゃう人もいて、それで基本的には「日中は裸眼で過ごす。 夜寝る時にコンタクトをする。」ってなワケです。

 

でも寝る時にする…ってのにはメリットもあって、目を瞑っているワケだから、日中のコンタクト使用に比べて、トラブルも出にくいんだそうです…。

ハードレンズに違和感がある人でも、寝ちゃうんだから気にならない。

ところで、凹型に型付けする…ってコトですが、メガネのレンズも凹レンズでしょ?  レーシックも、角膜自体を削って、角膜を凹型にするっていうやり方。

                                                        実はね、このレーシック治療が、最初は一番気になっていたんです。 最近ボクの周りでね、レーシックの手術をする人がとっても多いんですヨ。   ざっと名前を挙げても、20人くらいはいるかな?  去年秋ぐらいに、「ボクも…」と、本気で調べている時に、この角膜矯正療法の“オサート”を発見!

                                                       

でも正直なところ、レーシックには不安もあったんです。 

万一失敗したら…? って不安。 成功率も95%とか98%とかって言われてますもんね。  ボクの身近で失敗した!っていう人はいないけど、でももし、自分が2%とか、5%の人になってしまったら…?  100人に5人ってのは、けっこう大きいよね!?

                                                               そこで、この“オサート”治療をやっている、三井メディカルクリニックに電話をしてみたってワケです!

そしたら、「レーシックは角膜を削っちゃったら元には戻せないけど、ウチの療法なら、自分に合わなければ途中でやめるコトも可能ですよ。 オサート治療が可能かどうか、まずは検査をしてみたら如何ですか…?」と説明され、「まっ、確かに…」と思ったのです。

                                                  

                                              クリニックに行ってみると、ここの三井石根院長が、コンタクト療法の“オルソケラトロジー”の技術を、アメリカから日本に持ってきた第一人者であるコトが判明。  院長が、「オサート/オルソK協会」の会長もやっているんだそうです。

しかも、“オサート”治療はこの三井院長が研究開発したもので、ここのクリニックでしか、現在は治療出来ないのだとか・・・。

                                                    

ちょっとここで、“オサート”について説明しますね。

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院長によると、欧米諸国に比較すると、日本人には強度近視、遠視、乱視に悩む人々が多いんだそう。  “オルソケラトロジー”では強度近視の治療が出来ず、治療そのものを断念せざるを得なかったのだそうです。

そこで、欧米人向けだった“オルソケラトロジー”を日本人向けに日々研究し、“オサート・オルソケラトロジー”(前眼部統合矯正療法)の開発に成功した。

その結果、現在“オサート・オルソケラトロジー”は、強度近視・強度乱視・遠視・老眼・円錐角膜・LASIKなどの術後患者へも実践され、診療実績が約5600人(2007年12月現在)を超えようとしているのだそうです…。  

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                                                         ついでに、ボクが気になっていた“レーシック”についても聞いてみました。   

ここのクリニックでも、人によっては“レーシック”を薦める場合もあるんだそうです。

                                                でも、“レーシック”のリスクの話しを、直接聞けて良かった…。  

特にボクみたいに、強度近視の場合は角膜を深く削らないとならないらしく、その分リスクも高いのだそうです…。

                                                        ちなみに院長は、以前NASAにいたコトがあって、“レーシック”を行った人は、宇宙飛行士や、パイロットにはなれないんだそう。 眼球を削ってしまうと、一部が薄くなっているワケだから、眼圧が均等にかからず、眼球が気圧によって破裂してしまうんだそうです…。

そのNASA時代に、宇宙飛行士や軍のパイロットが行っていた“オルソケラトロジー”と出会ったのだそうです。

                                                             また、、“レーシック手術”の大きなリスクの1つとして、“レーシック”をちゃんと出来る病院と、そうでない病院もあるのだとか…。  そうでない病院とは、検査段階で“レーシック”に向かない疑いのある患者さんにも、無理に“レーシック”を行ってしまう病院もあるのだそうです。

                                             

ここのクリニックにも、“レーシック”で失敗してしまった患者さんが多く来ているそうで、“取材”と称して突っ込んで聞いてみたトコロ、“レーシック失敗”の“写真やデータ”を沢山見せて貰うコトが出来ました。

こんなの見ちゃうと、怖いね。 もしかしたら、ボクがこの5%の失敗例に入っちゃうかも知れない・・・

                                                      それでも、どうしても“レーシック”をしたい場合は、病院をちゃんと選ぶこと。 セカンドオピニオンのドクターに相談するコト、等も大事だそうです。  先生の知っている眼科医では、自らレーシック治療体験者って方は、あまりいないそうです。 その病院の先生が、自らレーシック治療体験者かどうか、聞いてみるのも良いかも知れませんね。

                                                      

そんなコトで、三井院長と出会ったのが、ボクが“オサート”を始める事になった大きな要因でもあります。

                                                             

検査の結果、ボクの眼は“角膜矯正療法”が可能の診断に…。  検査のテストレンズ装着時にね、2時間程の着用で視力がちょっと良くなったのには、ビックリ!!  2時間足らずで、1段回下の視力表が見えるようになったんですヨ!  

「こりゃぁ、可能性あるんじゃない!?」

                                                                                                                  

                                                         ボクはね、小学2年生からメガネ生活をしていて、人生の殆どをメガネ有り…なワケです。 長年かけていても、それでもメガネは煩わしいモノです。  こんな寒い時期は曇るし、バイクに乗るときだって、ヘルメットやゴーグルとの相性があったりするしね。。。

雨の日のラリーやエンデューロレースなんかでは、ゴーグル+メガネ自体が曇ってしまって見えなくなる。  一度曇って拭いてしまうと、もっと見えなくなる…。

                                                       メガネはファッションの小道具でもあるけど、度付きのメガネをかけているボクは、サングラスも度付きにしなくてはならず、そうとっかえひっかえってワケにもいかない…。 

                                                        それでもTPOに合わせて、度数の違うメガネを4つ(つい最近、2つ壊れたので少し前までは6つでした)、サングラスも4つとも全部度付き。 

                                                                      最近メガネが安くなったとは言え、ボクみたいに度が強く、非球面の薄型のレンズになると高いんですよね…。  

                                                                                               

                                                                                                                         

ここまでは、“オサート”の良いトコロばかり書いてきましたが、そうじゃない部分も、チョコッと…。

  

一度視力が戻れば、もう、コンタクトもメガネもしなくて良い…というものでもないのです。 あくまでも、特殊なコンタクトで、角膜の型付けですからね。 コンタクトをしないと、時間と共に視力も元に戻ってしまうのです…。 だから逆に言えば、「気軽にやめるコトも出来る」ってワケですね。  

                                                       また、朝コンタクトを外した時は型が強く残っているから良く見えますが、人によっては、夕方や夜になると、型が取れてしまい、メガネが必要な方もいるようです。

                                                       ボクみたに強度近視の場合、ステップアップの度に、夜かけるメガネを作らないとならないかも知れません…。(クリニックにも、格安でレンタルメガネがありますヨ!)                                              

                                                               料金は、人によっても違うのですが、自分の角膜のカーブに合わせた特注レンズの場合、両眼で38万円~が基本料金。(ボクは、早く成果を出したいので、コレにしました!)  病院内在庫の特注レンズでは無い場合、じ両眼で24万円~。  コレは治療開始時にかかる金額で、決して安いものでは無いですよね。

ボクもレーシックにかかる費用は考えてしたワケだし、いつでも止めるコトが出来るし、やってみる価値はあるかな? って思いました。                                                              

待合室にいた小学生のお母さんと話しをすると、「子供の場合、メガネだと度が進行しちゃうし、普通のコンタクトだと、学校ではとても不便。  目のことだし、ウチでは高いものとは思ってないですよ!」とのコト。

                                                    そうね。 オレのメガネだって、1セット5万円以上はするしね…。  そろそろ作り変えなきゃいけないのが、4セット程あるから、そう考えたらね…

                                                                                                                      

ボクは、年末の12月30日から、寝る時にコンタクトを付け始めました。。。

                                                       次の日起きて「おっ! いつもと違うぞ!」 ボクの持っている一番弱い度のメガネでもキツイぐらい。  日に日にちょっと良くなっている気もします。 この正月は室内にいるコトが多く、運転中以外は裸眼で過ごしました。  ってか、今までのメガネじゃ、強すぎて度があわない。 このブログもメガネ無しで書いていますヨ!  

                                                TVだってメガネなくても見えちゃう! (ただし、字幕などは見えませんが…)

                                                                                                                              夜の運転とか、トンネルとかがダメかな? 裸眼の時は良いんだけど、メガネをかけるとライトなどの照明がボワ~ン!と広がって見えるんですよね。 なんでだろう?  ライトや照明が視野に入ると、違和感があります。  また、でも裸眼では感じないから、メガネのせいなのかな?

                                                                                                        

                                                       まっ、これから“オサート”を続けるにあたり、良い事ばかりじゃないかも…?  ボクの使用感、実感を、そのままレポートしますね!

                                                        

                                                       さてと、明日は装着開始後、初めての病院検査です。 はたしてどんな結果が出るのか…。
 
視力検査が一番楽しみですネ♪              

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