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アニタ・ヒル事件、19年目の後日談とは?|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
冷泉彰彦
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代

アニタ・ヒル事件、19年目の後日談とは?

2010年10月22日(金)12時02分

 アメリカでは、議会の公聴会や裁判などで注目の事件が扱われる際には、カメラを入れて一部始終を中継することが多く、そうした映像が歴史を作っていったという面があります。その意味で、1991年に起きた、最高裁のクラレンス・トーマス判事承認のための議会公聴会は歴史になっています。トーマス判事は、史上2人目の黒人最高裁判事候補として、そして史上初の「保守」の黒人大統領候補として上院の承認を得るために公聴会に臨んだのですが、何とかして承認を阻止したい民主党は、意外な戦術に出ました。

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冷泉彰彦

(れいぜい あきひこ)ニュージャージー州在住。作家・ジャーナリスト。プリンストン日本語学校高等部主任。1959年東京生まれ。東京大学文学部卒業。コロンビア大学大学院修士(日本語教授法)。福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務を経て93年に渡米。

最新刊『自動運転「戦場」ルポ ウーバー、グーグル、日本勢――クルマの近未来』(朝日新書)が7月13日に発売。近著に『アイビーリーグの入り方 アメリカ大学入試の知られざる実態と名門大学の合格基準』(CCCメディアハウス)など。メールマガジンJMM(村上龍編集長)で「FROM911、USAレポート」(www.jmm.co.jp/)を連載中。週刊メルマガ(有料)「冷泉彰彦のプリンストン通信」配信中。

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