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氷華(シモバシラ) 発生場所など まとめ-ヤマレコ
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氷華(シモバシラ) 発生場所など まとめ

更新日:2024年01月27日
[tatsuca]

氷華ってなに?

ご存知の方には、いまさらの内容ですが、氷の華の発生箇所などをまとめてみました。
- 普通に言う霜柱は地中の水分が毛細管現象によって地表にしみ出して柱状に凍結したものです。
- 氷華(こおりのはな、ひょうか)は、"ある種の"植物が、地上部が枯れた後でも根が活動を続けるため、枯れた茎の道管に水が吸い上げられ続け、寒い朝にその水分が凍ってできるものです。

氷華のできる条件は?

- 最低限、以下の3つの条件が必要なようです。
 ・ 地表近くの気温が普通の霜柱が出来る程度に低いこと。(余り低すぎると地中で凍ってしまって発生しないこともあるようです。)
 ・ 茎が枯れて根が生きている植物(代表はシソ科のシモバシラ、カメバヒキオコシ)が生えていること。
 ・ 地表近くの水分が十分あること。(乾いていないこと。)
- 東京付近だとシモバシラ、カメバヒキオコシ、セキヤノアキチョウジ、ヤマハッカなどシソ科の植物に発生することが多いようです。
- ちなみに、1枚目、2枚目はカメバヒキオコシ由来、3枚目はシモバシラ由来のものですが、筆者には違いは分かりません。^^;)

いつ見られるの?

- 時期については、たとえば高尾山の場合、12月から2月ですが、大きいものは1月の上旬くらいまでが良いようです。
※ 高尾ビジターセンターのHPはこちら
http://takaovc599.ec-net.jp/01top/0102topics10/010210topics01.html
- 時間帯は日が当たるまでの早朝が好ましいですが、日影であれば気温があがらなければ一日中残ります。
※ 時期については、シモバシラ、カメバヒキオコシが宿根多年草であることから、筆者は
『冬が進むにつれ地上部が風雨(雪)により破壊され氷華の大きさは小さくなるが、十分寒ければ、新芽が出るまで初春まで発生する』説の立場です。
※ 高尾山の最遅記録を2020.02.28に更新しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2237969.html

どこで見られるの

奥高尾 last update 2024.01.25

高尾山 特に一丁平付近が有名です。
笹に浸食されて以前よりも少なくなったところもありますが、2023~2024シーズンは城山北側の巻き道付近と、一丁平から大垂水鉄塔に下る道付近で数百株が見つかりました。
参考マイレコ 2023-2024シーズン
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6365741.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6395513.html

景信山~陣馬山方面   last update 2023.01.05

一丁平附近ほどではありませんが何箇所か発生します。陣馬山頂付近のものは、標高が少し高い分、早くから発生するようで年明けには茎が痛んで小さいものが増えるようです。
参考マイレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1700939.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1716127.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5063517.html

奥多摩 御岳山 last update 2021.12.28

確実なのは、馬場家住宅の裏側の車道と御岳神社に上がらない巻き道付近だとおもいます。馬場家裏(敷地の外)の西側簡易舗装道の斜面は日当たりが無いようで大きな氷華が育っていました。
御岳山と大岳山を結ぶメインストリート上はチラホラ見つかりますが、やや濃いのは綾広滝上分岐付近だとおもいます。
その他、大岳山の下の大岳神社の横を通る山道でもわずかですが見かけました。
反対に鍋割山から奥の院につながる尾根ではまったく見つかりませんでした。
参考マイレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3865040.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1679856.html
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-788468.html

御坂 三ツ峠山

金ケ窪登山口から三ッ峠山に向かう登山道の脇にいます。(こちらはヤマハッカとテンニンソウ由来ではとの情報があります。)
高尾山に比べるとやや小ぶりで数も多くないですが、標高が高い分、他のところで出ない暖かい日にも発生しやすいような気がします。
逆に12月以降は降雪すると地中まで凍ってしまって発生しないことがあるようです。

参考マイレコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1034345.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1681844.html

奥多摩 三頭山

気温がひくければ森林館へ向かう階段沿い(カメバヒキオコシの名札)付近が最多とおもわれます。その他、石山への路分岐の先から野鳥観察小屋下のテラスの間でも多数見つかりました。テラスとムシカリ峠までの間もわずかに見つかりますが、ムシカリ峠から鞘口峠の間はまったく見つかりませんでした。、石山への路も、三頭大滝から分岐したすぐ200m程の区間で多数見つかりました。(どこが多いかは、その日のコンディションによるようです。)
参考マイレコ:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1330121.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1340616.html

昭和記念公園

ハイクではないので番外編ですが、西立川の昭和記念公園で発生する情報が時々上がります。
ただし、立川の最低気温が-3℃くらいまで下がるか、放射冷却のすすむ明け方晴天の日でないと難しいようです。
左は晴天、-2度の日の探索結果。4箇所で見つけたものの、こもれびの丘の北斜面、南斜面は見つけられませんでした。
※ 公式ブログによれば、前日発生していたのは:
こもれびの丘北側散策路沿い(砂川口近く)、こもれびの丘南斜面園路沿い(こもれびの家近く)、
花木園展示棟前(ロックガーデン)、玉川上水口ゲート前、西立川口西側園路沿い(通称ぶらぶら坂)
とのことでした。
参考レコ:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1338255.html

扇山

梨ノ木平から大久保のコルに上がる道沿いの上のほうでたくさん見つかりました。扇山山頂付近も湿り気がある時期は多数でそうでした。
参考レコ:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2813793.html

仏果山&高取山

ふれあいの村から仏果山に上がる途中、鉄塔の刈り払いで日差しのある斜面に発生していました。また、高取山からふれあいの村に向かう道、山頂のすぐ下にも小さな群生がありました。

参考レコ:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1350859.html

九鬼山~高畑山

2箇所見つけました。一筆書きしようとすると九鬼山~高畑山となって倉岳山は歩きにくいです。
高畑山の西の大桑岩稜は名物の平均台やせ尾根があるので、高いところが苦手な方には厳しいかも。
筆者は2回にわけて歩きました。^^;)
参考レコ:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1343630.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1357173.html

番外編 板橋区立赤塚植物園

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/065/attached/attach_65807_3.pdf

こちらは23区内の板橋"区立"の植物園ですが、な、な、なんと、氷華がぼーぼーでます。
公園のパンフにも「シモバシラ」が明記してあるので分かりやすいですが、筆者が訪問した最低温度-1度の日には数十株、手のひら大の氷華が出現していました。

東武線成増駅から少し歩きますが、池袋から準急1駅9分の好立地、普段着と町歩きシューズで氷華が見られる穴場と言えそうです。

参考日記:
https://www.yamareco.com/modules/diary/45037-detail-157407
関連レコ:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1066304.html

番外編2 石神井公園野草植物園

メインの石神井公園の少し南にある野草園です。「ねりまの野草観察園」とも呼ばれているようです。こちらにもシモバシラが10株ほど植えてあって、赤塚植物園にはかないませんが、気温が零下になると見事に発生します。

他の植物園と違って扉などないので、朝早く行っても見ることができ、溶ける前の繊細な氷華が楽しめるのもよいです。

ご参考:
■ 弊「はなとりハイカー向け公園ガイド」から
https://tatsupark.exblog.jp/27065109/
■ 参考レコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1698931.html

番外編のおまけ 牧野記念庭園(まきのきねんていえん)

30mx100mに満たない小さな街中のお庭公園ですが、シモバシラが数株植えてあって、気温が零下になるとちゃんと発生していました。

赤塚植物園と並んで手軽に鑑賞できる得がたい穴場中の穴場です。
※ 9:00開園です。定休日(基本火曜日)に門には鍵がかかります。
参考弊レコ:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1357926.html

更に番外編 おまけ2 新宿御苑

http://fng.or.jp/shinjuku/

余りに都心過ぎて驚きですが、氷点下になるとでます。
といっても、筆者が視認したのは「母と子の森」の池のほとり、シモバシラの看板が設置してあるところだけ数株でした。むしろ池のカワセミのほうが大人気で、「カワセミは居るときには毎日でも居るが、ここのシモバシラは一年のうち何日かなので、勿体ないことです。」といいながらちゃっかりカワセミの写真も撮らせていただきました。

参考弊日記:
https://www.yamareco.com/modules/diary/45037-detail-157882
本ノートは氷華情報があったら随時改訂の予定です。

冬の間は野草も少ないし今ひとつハイク気分になれないことが多いですが、よろしければ氷華探しなど出かけられてはいかがでしょうか。
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シモバシラ 動画 氷花の舞 - YouTube by CHAN2YOU様

ご自宅の庭にある「シモバシラ草」の氷華の発生をタイムラプスで撮影されたものです。どのように出来るか、消えるか、について視覚的に納得できるすばらしい動画です。
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