この車で刷新されたタミヤバギーの基本的な構成・ディメンションといったものが、今尚踏襲されてるわけで
DF-03の直系のルーツといえるシャーシです。
エポックメイキングで、そのデビューが非常にセンセーショナル
だっただけに長く人々の記憶に残るシャーシ。
凄いプレミアがついてしまい
この先一生縁がないだろうなー
と思っていた赤いヤツ。
新品購入できるなんて感慨ひとしおです。
手元に2台あるうちの1号車を
早速作って走らせてみました。
最初は素組みしてみました。
アップライトのボールコネクターは
かつてのは、マイナスドライバーで締めこむタイプでしたが
2.5mm六角レンチで締めこめるタイプに改められました。
アップライトは、TA-01系のアップライトが付属します。
それとは別にオリジナルのアップライトも付属しますが、
4ミリタップが切られてないので、
締め込みにはかなり力が必要です。
穴にシリコングリスを塗ると楽です。
さてそのボールコネクターですが
材質もアルミから黒染めの
実質的に強度もアップしています。
フロント周りは、
オリジナルよりもアッパーアームのガタが少ない気がしました。
しかし素組で走らせてみたところ、
アンダーがとても強かったのと、
ブレーキングでのノーズダイブがひどかったので
対策してみました。その後が、先の動画の状態です。
フロントはトー変化が物凄く、しかも取説通りでは
舵角がとれないのですが
以下のレシピでかなり軽減できます。
・フロントダンパーにインナースペーサー7ミリ
(走行時のサスストロークを、
トー変化率が少ない範囲に限定するため)
・リンケージ用の真鍮ロングボールエンドは
アップライト根本側の取付穴に。
(舵が多く切れるようになります)
・真鍮ロングボールエンドは1.5㎜アルミスペーサーを
かませてアップライトにセット
(トー変化を少なくするため)
また、舵角を確保したことで、ドッグボーン外れが心配になりました。
ここはDF-02用がボルトオンで取付できます。
オリジナルは、カップジョイント・ドッグボーンが独特の規格だったのですが
その辺は現在主流のサイズにあらためられていますね。
ありがたいです。
箱にも明記してありますが
付属の三角ハブと6ミリ六角ハブは
相互に互換性がありますので
タイヤにあわせて付け替えることが出来ます。
リヤのリンクは、ネジの先を4ミリ切って、短くねじ込んでいます。有効ストロークが大きくできますし、リヤが突っ張る感じもなくなり車体が安定します。
メインシャーシには小さなメンテナンスハッチがつきました。
オリジナルではクリスタルを替えるにもいちいちメインシャーシを
分解していたのです。これ非常にありがたいです。
尚メカはサーボはDF-03用のスペアの双葉9550。
受信機がサンワの431、
ESCはキーエンスのエクストレイを搭載しました。
シャーシカラーをちょっと意識して、赤バージョンですが当然普段は見えません。わはは。
アンダーも消え、なかなかいい動きに。
駆動抵抗が思ったよりも少なく、付属マブチ・ピニオン15Tで
スピード感あふれる軽快な走りです。
シェイクダウンから都合5パック走らせましたが
オンロードでは全く問題出ませんでした。
古いですが、かなり楽しいマシンです!